無印良品
[Wikipedia|▼Menu]

株式会社良品計画
RYOHIN KEIKAKU CO.,LTD.

種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証プライム 7453
1998年12月14日上場
略称無印
本社所在地 日本
112-0004
東京都文京区後楽2-5-1
住友不動産飯田橋ファーストビル5階[2][注釈 1]
設立1979年昭和54年)5月18日
(株式会社魚力)[注釈 2]
業種小売業
法人番号5013301012443
事業内容・「無印良品」を中心とした専門店事業の運営/商品企画/開発/製造/卸しおよび販売
・カフェ・ミール事業
・キャンプ事業
・住空間事業
・IDEE事業
代表者金井政明(代表取締役会長兼執行役員)
堂前宣夫 (代表取締役社長兼執行役員)
資本金67億6600万円
(2023年8月31日現在)[3]
発行済株式総数2億8078万0000株
(2023年8月31日現在)[3]
売上高連結: 5814億1200万円
単独: 4220億3900万円
(2023年8月期)[3]
営業利益連結: 331億3700万円
単独: 135億4300万円
(2023年8月期)[3]
経常利益連結: 361億5600万円
単独: 293億6200万円
(2023年8月期)[3]
純利益連結: 220億5200万円
単独: 223億7900万円
(2023年8月期)[3]
純資産連結: 2674億4600万円
単独: 2238億5700万円
(2023年8月31日現在)[3]
総資産連結: 4537億1500万円
単独: 3220億3900万円
(2023年8月31日現在)[3]
従業員数連結: 10,074人
単独: 2,874人
(2023年8月31日現在)[3]
決算期8月31日
会計監査人有限責任あずさ監査法人[3]
主要株主日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 14.99%
日本カストディ銀行(信託口) 9.09%
日本カストディ銀行(信託E口) 4.06%
三菱商事 3.90%
日本証券金融 2.81%
MSIP CLIENT SECURITIES 2.34%
SMBC日興証券 2.13%
BNP PARIBAS ARBITRAGE SNC 2.09%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 1.97%
JPモルガン証券 1.67%
(2023年8月31日現在)[3]
主要子会社関連子会社の項目を参照
関係する人物堤清二(元セゾングループ代表)
沖正一郎(元会長)
木内政雄(元社長)
有賀馨(元社長)
松井忠三(元社長)
外部リンクryohin-keikaku.jp
テンプレートを表示

株式会社良品計画(りょうひん けいかく : RYOHIN KEIKAKU CO.,LTD.[4])は、無印良品(むじるし りょうひん)やMUJIブランドの小売店舗・商品開発と製造・販売を展開する専門小売企業である。

衣料品、雑貨、食品、家具などを販売する「無印良品」および無印良品のオンラインストア運営のほか、家具・インテリア雑貨を専門に取り扱うIDEEの展開、新潟県岐阜県群馬県でのキャンプ場の運営、株式会社 MUJI HOUSEを通じた住宅の施工および販売、二次流通市場における事業、まちづくりに関する事業、金融・投資に関する事業、教育に関する事業などを手掛けている[5]。かつては旧セゾングループ(西武流通グループ)の一員であった。
概要

1970年代スーパーマーケットをはじめとする量販店各社はプライベートブランド (PB) の開発を推めた。1977年10月に西友は、従来のPB商品を充実させるべく田中一光小池一子の提案による「SEIYU LINE」をPBの総合ブランドして取り扱うことを決定した[6]

1980年に、SEIYU LINEのPB商品群をプロトタイプとして新たにラインナップを増強して、田中の発案による英語のノーブランドグッズ (no brand goods) を和訳した「無印良品」をブランド名とした[7]。1980年当初のブランド数は食品が31品目、生活雑貨が9品目の40品目だった[8]。無印は、西友、西武百貨店ファミリーマート阪神百貨店のインショップなどで発売した[9]。1983年に青山で開店した路面店は、内装を杉本貴志が手掛けた[10]。当初の広告ではいわゆる「わけあり商品」を安く売るというコンセプトを全面的に打ち出していた[11]。発売当初のキャッチコピー「わけあって、安い。」は小池が考案した。

当時セゾングループ代表だった堤清二は、「哲学者のジャン・ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』などに触発され[12]、商品にブランド名が付くだけで価格が上昇する現象に疑問を持ち、ブランドを与えないことで価格を抑える方が消費者に喜ばれると考えて、無印の企画を立ち上げ、発足当時は「無印良品」を「反体制(アンチブランド)商品」と呼んでいた」と語る[13]。無印良品は「ノーブランドというブランド」として出発した。

1989年6月に、西友の100%子会社として株式会社良品計画を設立する。1992年9月に、西友の子会社で休眠状態であった魚力[注釈 3]が良品計画を合併し、魚力が良品計画に社名を変更した[14]

バブル崩壊後も良品計画は成長を続け[15]、1990年代後半からセゾングループ以外のジャスコなどにも商品を供給した[16]
シンプル重視へ

2001年度にディスカウントストアの台頭などが影響して衣料品などが不振となり業績が2003年まで悪化した事によって[17]、良品計画社長に就任した松井忠三は不採算店舗の閉鎖・縮小・不良在庫処理・全在庫焼却・直営店の1割に当たる赤字店舗閉店・無駄経費徹底削減・人材育成改革・組織体制の抜本的な変更などを断行していった[18][19][20][21][22][23]。また業績悪化の一番の原因であった商品力の回復に向けて取り組み、無印良品のクリエイターやデザイナーは日本の禅や茶道の価値観に影響を受けていたため、素材を見直し、生産工程での無駄を排除し、包装を簡素化することで質を落とさずに価格を下げ、機能に無関係な工程は全てカットし、商品はシンプルで機能性重視にした[18][19][20][21][22][23]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:116 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef