無人搬送車
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自動車工場で使用される無人搬送車

無人搬送車(むじんはんそうしゃ)とは、自動運転車の一種で人間が運転操作を行わなくとも自動で走行できる搬送車。英語では「Automated guided vehicle」と表記される。
目次

1 概要

2 誘導方式

2.1 電磁誘導式

2.2 光学誘導式

2.3 磁気誘導式

2.4 画像認識

2.5 自律誘導


3 用途

4 特徴

5 ギャラリー

6 脚注

7 関連項目

8 外部リンク

概要

無人搬送車には複数の誘導方式があり、床に埋め込まれた電線からの微弱な誘導電流や、描かれた線を利用する機種がある。それぞれの誘導方式には一長一短があり、用途に応じて適用される[1]

衝突防止のために近接センサや超音波距離計等のセンサによる安全装置を備える。
誘導方式
電磁誘導式

床に設置された金属線に微弱な交流電流を流し、生じた磁場をピックアップコイルで検出してコースを外れないように移動する[1]
光学誘導式

レーザーレーダーが複数の反射板を検出し、自分の位置を把握して走行する。建屋内の壁や柱に反射板を取り付けるだけなので、工事が簡単で短工期で設置可能。またAGVのルートデータ、経路データの変更だけで、レイアウトの変更が簡単にできるため、システム改造にかかる費用と期間を低減し、工場を稼動しながらの設定変更が可能。
磁気誘導式

磁性体の針金やテープを床面に貼り、磁気センサーで読み取って誘導する。鋼板のような磁性体の床面では使用できない。
画像認識

画像認識方式では床や天井に描かれた二次元コードARマーカーのような記号を読み取りそれで自車の位置を把握する。
自律誘導

内部に高精度のジャイロスコープ加速度センサ距離計等が備えられており、コンピュータ内の地図と照合しながら移動する。移動距離が長いと誤差が累積するので随時修正する。床に電線を埋め込んだり、マーキングするようなインフラストラクチャが不要。
用途

物流関係

製造ライン

特徴

ベルトコンベアのような搬送設備と比較して経路設定の自由度が大きく、柔軟性がある。近年では多品種少量生産に対応するためにベルトコンベアを廃して無人搬送車を使用する例もある。

ギャラリー

製造ラインでエンジンを運ぶ無人搬送車

フォークリフトを備える無人搬送車

待機する無人搬送車

重量物運搬用の無人搬送車

脚注^ a b (PDF) ⇒無人搬送車の種類, ⇒http://www.jiva.or.jp:80/pdf/KindofAGVS.pdf 

関連項目

先進安全自動車

ロボット

無人機

オートパイロット

ロボットカーレース

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、無人搬送車に関連するカテゴリがあります。


日本産業車両協会

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更新日時:2018年6月25日(月)00:56
取得日時:2019/01/31 19:01


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