この項目では、大阪府箕面市にある神社について説明しています。大阪府池田市にある神社については「猪名津彦神社」をご覧ください。
為那都比古神社
拝殿
所在地大阪府箕面市石丸2-10-1
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度50分23.00秒 東経135度29分50.81秒 / 北緯34.8397222度 東経135.4974472度 / 34.8397222; 135.4974472 (為那都比古神社)
為那都比古神社(いなつひこじんじゃ)は、大阪府箕面市石丸にある神社。式内社で、旧社格は村社。 祭神は次の8柱[1]。 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では「為那都比古神社二座」と記載が見え、この2座は為那都比古神・為那都比売神の2神に比定される[2]。ただし為那都比売神は旧・大宮神社(現在は廃社:跡地は箕面市白島)における祭神で、明治40年(1907年)に当社に合祀された[2]。他の天照皇大神以下も明治40年の合祀になる[1]。 主祭神2柱(為那都比古神・為那都比売神)の神名の「いな」は、地名に由来する。「為那」のほか「猪名」「為奈」「為名」等と表記され[2]、猪名川流域(摂津国豊島郡・河辺郡)を指す広域地域の名称であった。このような「地名 + つ + ひこ/ひめ」という名称を持つ神・人物は吉備津彦・伊勢津彦など多くの例が知られ、「為那都比古/比売」の場合もそれらと同様に、猪名地方にいた豪族首長層の神格化と推測される[3][4][2]。ただし、具体的にいずれの氏族に比定するかについては諸説がある(考証節参照)。 また前述のように、為那都比売神は箕面市白島にあった大宮神社の祭神である[2]。為那都比古・為那都比売両神は寛平年間(889年-898年)に別殿に分かれたといわれ[3]、確かな史料では正嘉3年(1259年)の勝尾寺文書に「当庄西東天王并若宮天満天神」の記述が認められる[4][2]。この大宮神社は明治40年の合祀後に廃社となり、同地では元神宮寺のうち薬師堂を残すのみとなっている[2]。その跡地付近では神が降臨したという巨岩(ヨーガ岩/医王岩)が知られ、加えて『摂陽群談』・『摂津志』では為那都比古神社の項に大宮神社の解説のみを載せることから、この大宮神社の方を式内社「為那都比古神社二座」の主社とする説も挙げられている[2]。 なお、為那都比古神社はかつて一時期には祭神を牛頭天王とし、神社自体も「天王」と称されていたという[4]。
祭神
主祭神
為那都比古大神
為那都比売大神
合祀神
天照皇大神、大山咋神、木花咲耶姫神
天児屋根命、火之迦具土神、菅原道真公
祭神について医王山大宮寺(箕面市白島)