炎の天狐_トチオンガーセブン
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炎の天狐 トチオンガーセブン(ほのおのてんこ トチオンガーセブン)は、新潟県長岡市栃尾地域(旧栃尾市)を主な舞台とする、日本のローカルヒーローである。また、それを主人公とするテレビドラマシリーズのタイトルでもある。
概要

特撮ファンである栃尾在住の油揚げ製造業の社長・星知弘が「新しいヒーローが出ない」現状を変えようと、2015年に自ら企画考案した[1]。油揚げにちなむと、栃尾に伝承の伝わるヤマタノオロチを題材としている[2]。星は自ら主役を演じるほか、自身が幼少期に接した特撮番組「鉄人タイガーセブン」に描かれたメッセージを伝えることも制作の理由としており、作品のイメージを主題歌や映像に反映させているという[3]。当初は店のマスコットにするつもりで始めたという[4]

地元イベントやヒーローショーなどで活動をおこなってきたが、2017年8月に新潟テレビ21で全6回のドラマとして放映されることが決まり、2017年4月17日に長岡市内で制作発表会が開かれた[1][5]。番組は星の自費制作であり[5][6]、鉄人タイガーセブンの制作会社「ピー・プロダクション」へのオマージュを込めて「制作:ビー・プロダクション」「原作:とちおそうじ(栃尾駿仁)」とクレジットしている。

2018年には映画版「劇場版 炎の天狐トチオンガーセブン 閻魔堂!地獄の大決戦!!」が製作され11月18日に新潟市、長岡市で特別上映された。2019年2月には東京都内で上映会が開催された[7]

2021年12月20日よりNST新潟総合テレビにて新テレビシリーズが全6話で放送[8]。第2弾の監督は、新潟県出身の橋本一が務めている[9]
キャラクター
星 狐太郎(ほし こたろう)
本作品の主人公。
平安時代に狐の神・トチオンガーとともに戦った人物を先祖に持つ[2][10]。本業は油揚げ職人だが、狐の神・トチオンガーと融合してトチオンガーセブンとなった[2][10]
トチオンガーセブン
トチオンガーと星狐太郎が融合して誕生したヒーロー。7つの必殺技を持つが、瀕死の状態で狐太郎と融合したことから、その秘密を解き明かさないと使えない[10]
首領ゲドロン
平安時代にヤマタノオロチを使って狐太郎の先祖と戦った蛇王一族の首領[10]。現代に復活して人類征服を企む[10]
テレビドラマ版(第1期)

炎の天狐 トチオンガーセブン
ジャンル
テレビドラマ
原作栃尾駿仁
脚本ゆきいたかあき
演出荒木憲司 
出演者星知弘
潮めぐみ
伴大介
渡洋史
島村美輝
音楽まついえつこ
製作
制作新潟テレビ21

放送
放送国・地域 日本
放送期間2017年
放送時間8月12日 - 8月17日6夜連続深夜30分番組
回数6
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あらすじ

考古学者である山古志博士は、栃尾に伝わる”ある伝説”を追い数年前に失踪していた。ある夜、栃尾の油揚げ職人の星狐太郎は悪夢にうなされていた。栃尾の街が炎に包まれ人々が逃げまどう…呆然と見つめる狐太郎にどこからともなく現れた星狐童が語りかける。「人類を怨み、滅ぼそうとする蛇王一族が蘇った。トチオンガーセブンとなり悪を討ち滅ぼすのだ」と、しかし争いを好まない狐太郎はその誘いを拒否するのだった。翌日、山古志博士の娘ミッチーとジュンは狐太郎の油揚げ店「毘沙門堂」を訪れていた。父の研究を受け継ぎ蛇王一族の復活と伝説の栃尾牙を世間に訴えかけるも、取り合ってもらえないと不満を漏らす姉妹を見送り仕事に戻ろうとする狐太郎。その時、姉妹の悲鳴がとどろいた。慌てて飛び出す狐太郎が見たものは蜘蛛魔獣人に連れ去られようとするミッチーの姿だった。蛇王一族首領ゲドロンが一族について嗅ぎ回るミッチーを抹殺しようと魔獣人を送り込んだのだった…。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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