「炎のロックンロール」
クイーン の シングル
初出アルバム『戦慄の王女』
A面炎のロックンロール
ショウ・マスト・ゴー・オン(1991年盤)
B面サン・アンド・ドーター
谷間のゆり
ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
炎のロックンロール(1991年盤)
リリース1973年7月6日
1974年3月
1975年
規格7インチシングル
ジャンルハードロック
時間3分45秒(アルバム版・シングル版)
4分05秒(ロング・ロスト・リテイク版)
レーベル EMI
エレクトラ
ワーナー・パイオニア/エレクトラ
作詞・作曲ブライアン・メイ
プロデュースジョン・アンソニー
ロイ・トーマス・ベイカー
クイーン
クイーン シングル 年表
炎のロックンロール
(1973)ライアー
(1974)
ミュージックビデオ
「Keep Yourself Alive」
「炎のロックンロール」(Keep Yourself Alive)は、イギリスのロックバンドクイーンの楽曲である。作詞・作曲はブライアン・メイ[1]。
EMIレコードは1973年7月6日に、エレクトラ・レコードはその3ヶ月後にデビューシングルとしてリリースした[2]。しかし、本作はほとんどラジオで放送されることなく、英米共にチャートインすることはなかった[3]。
2008年にローリング・ストーン誌が発表した「The 100 Greatest Guitar Songs of All Time」の31曲目に、本作が挙げられている[4]。 ジョン・ディーコンの加入前の1970年にインペリアル・カレッジ・ロンドンやフェリー・ロード
曲の制作
1971年の夏にレコーディングが始まり、最初はディ・レーン・リー・スタジオで行われた。これはルイ・オースティンのプロデュースで、イントロはメイがアコースティック・ギターを弾いた。バースでのマーキュリーの受け答えするボーカル、ブレークでのテイラーとマーキュリーの呼応といった、曲の全体的要素はすでに出来ていた。このデモ・ヴァージョンは、メイのお気に入りテイクとなっている。
その後、トライデント・スタジオでの本番テイクにあたって、「魔法を取り戻す」様々な試みがなされた。その中でマイク・ストーンによるミックスが唯一受け入れられ、シングルに使用された。
この曲では、マーキュリーがすべてのコーラスを一人で(多重録音で)行っている。また、"Do you think you're better every day? - 日々進歩していると感じているかい"というフレーズをテイラー、 "No I just think I'm two steps nearer to my grave - いや、単に自分の墓に2歩近づいただけさ" というフレーズをメイが歌っている(初期ヴァージョンやライヴではマーキュリーが歌う部分である)。なお、このレコーディングでは、アコースティック・ギターは使用していない。EMIの歌詞カードには7本のエレクトリック・ギターのパートが挙げられており、そのうちの1本にはフェイズ・エフェクトがかけられている。 ディーコンを加えたクイーンは直ちにこの曲をライヴのセットリストに加えた。マーキュリーはこの曲を「当時のクイーンを語るのにぴったりの曲」だと語っている[6]。 1980年と1981年のツアーのセットリストに入り、この曲の前に即興のジャムを入れ、ドラム・ソロの後にはテイラーのティンパニ・ソロからメイのエコーのかかったギター・ソロへと移り、「ブライトン・ロック」のフィナーレかフラッシュ・ゴードンメドレー[注釈 1]へと続く。 その後、1984年の『ザ・ワークス』ツアーで古い曲のメドレー[注釈 2]の一部として使うまでは、この曲は演奏しなかった。
ライヴ・パフォーマンス