火の山(ひのやま)は、山口県下関市椋野にある山。 “火の山”の名は、かつて山頂に敵の襲来を都に知らせるための狼煙台が設けられていたことに由来する。1890年(明治23年)には山頂に砲台が置かれ、以後下関要塞の一部として重要な軍事拠点となり、戦後に開放されるまで民間人の入山が禁じられていた。 瀬戸内海国立公園の最西端にあたり、関門海峡に面した風光明媚な場所にあることから、多くの観光施設がある。 下関市街地にほど近く、周辺に比べて標高の比較的高い山であることもあり、下関市街地向けのテレビジョン放送およびFM放送の送信所が設けられている。なお、AM放送の送信所は下関市街地の丘陵地に設けられている。 リモコン 全局2011年(平成23年)7月24日廃局(同時にKRY関門局の「JOPM-TV」も廃止) チャンネル放送局名コールサインなど空中線電力
概説
置局住所:下関市みもすそ川町
周辺施設
山麓
壇ノ浦
みもすそ川公園
関門トンネル(人道入口)
海上保安庁 関門海峡海上交通センター 火ノ山下潮流信号所
山腹
国民宿舎、ユースホステル
下関市火の山ロープウェイ
下関市火の山パークウェイ
山頂
火の山公園
テレビ・ラジオの中継局・送信所
下関市向けであるが、関門海峡を挟んで北九州市などでも受信可能である。詳細は次項参照。
お天気カメラ
火の山と海峡ゆめタワーのいずれか(または両方)にカメラを備えている。
火の山駅の屋上より望む
関門海峡・関門橋方面
テレビ・ラジオ送信所KRY・yabの送信所(2011年3月、アナログテレビ・デジタルテレビ並行期)。当時はFMラジオ未開局。NHK・tys・FMYの送信所(2011年3月)
地上デジタルテレビ放送
キーID放送局名物理
チャンネル空中線電力ERP放送対象地域放送区域
内世帯数Gガイド
局名表記
(×はマルチ
放送の番号)ワンセグ
局名表記
1NHK
山口総合16ch100W1kW山口県約16万3000世帯NHK総合×・山口NHK携帯G・山口
2NHK
山口教育13ch930W全国NHKEテレ×山口NHK携帯2
3tys
テレビ山口18ch950W山口県tysテレビ山口×tysテレビ山口携帯
4KRY
山口放送20ch山口放送×山口放送携帯
5yab
山口朝日放送26chyab山口朝日×yab山口朝日携帯
全局大平山・岩国デジタル局・鴻之峯局とともに2006年(平成18年)10月1日放送開始。山口県では最初の4局のうちの一つである。
全局が中継局である。
Gガイド局名表記については、法令に基づき電波に重畳することが義務付けられている局名IDに対応しているもので、表記は各放送局が決めている。NHK教育のワンセグについては2009年(平成21年)9月28日に全国で統一される前は「NHK携帯E・山口」であった。デジタル放送については2011年(平成23年)7月10日までは「NHK教育・山口」であった。
送信チャンネルが低帯域に固まっていることから、デジタル用のアンテナはローチャンネル・ミドルチャンネル・オールチャンネル用(メーカーによって異なるが36chまでか44chまでか52chまで)が適切。
地上アナログテレビ放送
(映像/音声)ERP
(映像/音声)放送対象地域放送区域
内世帯数開局年月日
4KRY
山口放送
関門局JOPM-TV500W/125W2.2kW/550W山口県約11万世帯1962年
(昭和37年)
4月1日
21yab
山口朝日放送(下関中継局)1kW/250W10kW/2.5kW1993年
(平成5年)
10月1日
33tys
テレビ山口11kW/2.7kW1970年
(昭和45年)
4月1日
39NHK
山口総合11kW/2.8kW1970年
(昭和45年)
3月31日
41NHK
山口教育全国
KRY関門局は当初、親局(関門テレビ局)として免許を受け、かつては周南本局と別の番組を送出していた(山口放送の該当項参照)。それ以外の各局は、開局時から下関局を名乗る中継局である。
旧市街地では、NHK北九州放送局をはじめとする福岡県域局を受信している世帯も多い。同局のデジタルテレビ開始により、当初は受信障害の発生が懸念されていた。
山口県のテレビ局は、北九州デジタル局が山口県方面の出力を絞っていることを利用し、「完全デジタル化後、大半の地域では北九州のテレビは見られなくなるから、地元中継局にアンテナを向けるように」というキャンペーンを、2010年(平成22年)7月24日以降大々的に始めており、特にNHK山口放送局が代表して、下関市出身の演歌歌手の山本譲二を地デジ化応援隊メンバーに起用しアピールしている(但し、地元にない系列であるテレビ西日本、TVQ九州放送は福岡県域局を受信する)。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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