瀬戸内クラフト株式会社
Setouchi Craft Co.,Ltd.
瀬戸内クラフト株式会社(せとうちクラフト)は、広島県尾道市の造船会社。アルミニウム合金製船舶の建造を行っている。 1944年9月に船舶艤装品の製造を目的として設立された山陽機械工業株式会社が母体である。山陽機械工業は、1967年2月にスカイアルミニウムの技術協力により、アルミニウム合金製小型ボート(15ft - 25ft)の開発に着手、1968年9月には瀬戸内工業株式会社を設立して全事業を継承した。1970年12月、本格的なアルミニウム合金船である11m型交通艇「かもめ」を建造、以降、交通艇、警戒艇、監視艇、旅客船などを多数建造している[1]。 1980年7月に瀬戸内クラフト株式会社を設立、造船部門の全事業を継承した。1989年6月には、スカイアルミニウムの傘下となったが、2003年3月の古河電工の軽金属事業再編によるスカイアルミニウムの古河スカイへの移行に合わせて、造船部門の全事業を継承した。その後、2012年から2015年にかけて旧桑田桟橋の一部、隣接地の敷地および工場2棟を取得、スリップウェイ増設、工場の建て替え、事務所新設など本社工場への設備投資を行っている[1]。 1990年代には、東京大学・日立造船と共同で水中翼双胴型高速艇「スーパージェット」(SUPER JET)を開発した。2004年竣工の野母商船「ぐらばあ」でシップ・オブ・ザ・イヤー2004を受賞している。近年は国内最高速となる最大速力40ノットを超える税関艇、漁業取締船を建造している。
概要
主な建造船
旅客船播淡聯絡汽船「まり?んふらわあ2」関西急行フェリー「しわく2」関西急行フェリー「ふぇにっくす2」六口丸海運の「ムクジマルホープ」三原観光汽船「しゃるまん」宗像市営渡船「しおかぜ」福岡市営渡船「きんいん」はやて海運「第十八はやて丸」大津島巡航「鼓海II」水納海運「ニューウィングみんな」
酒田市 - 「とびしま」
播淡聯絡汽船
沼島汽船 - 「しまちどり」
恭兵船舶
家島汽船 - 「ささゆり」
豊浦汽船 - 「にゆうとようら」
三洋汽船 - 「せとじ」「にゆうしらいし」「ホワイトスター」「ホワイトスター2」「くれいるさんよう」
四国フェリー - 「スーパーマリン」「スーパーマリン2」
関西急行フェリー - 「ふえにつくす」「おりいぶ」「しわく1」「しわく2」
国際フェリー - 「レッドスター2」
六島航路 - 「おおとりU」「ニューおおとり」
三原観光汽船 - 「第三西日光」「第五西日光」「第八西日光」「第十西日光」「しゃるまん」
瀬戸内海汽船 - 「サファイア」「安芸灘」「シースピカ」
小松商店 - 「ニューこまつ」
笠岡市 - 「夢ウエル丸」
シーセブン - 「のしま7」
エヤポート海運 - 「さくら」「彗星」
本島汽船 - 「ブルーオーシャン2」
せと観光ボート - 「せとひめ」
牛島海運 - 「うしま丸」
備讃フェリー - 「ニュービサン」
大津島巡航 - 「鼓海II」
六口丸海運 - 「ムクジマルホープ」
宗像市営渡船 - 「しおかぜ」
福岡市営渡船 - 「きんいん」「みどり丸」
九州商船 - 「シークイーン」「シープリンセス」「シーエンジェル」
野母商船 - 「ぐらばあ」
沖縄県離島海運振興 - 大神海運「スマヌかりゆす」「ニューかりゆす」、水納海運「ニューウイングみんな」「みんな」、浜比嘉渡船「はまゆう」