澄江動物群
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2021年3月)
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左上:エオレドリキア三葉虫

右上:インノヴァティオカリス(ラディオドンタ類

左中:ミクロディクティオン葉足動物

右中:マオティアンシャニア(Palaeoscolecida)

左下:ミロクンミンギア脊椎動物

右下:ウェツリコラ古虫動物

澄江動物群(チェンジャンどうぶつぐん、Chengjiang Fauna[1])は、中国雲南省に位置する帽天山の堆積累層 Maotianshan Shales から化石が見つかり、約5億1,800万年前[2]古生代カンブリア紀第三期に生息していた動物群である。呼称は発見地である澄江の名を冠して表したものである。なお、一般的には動物に限らず、より広い範囲で澄江生物群(チェンジャンせいぶつぐん、Chengjiang Biota)と呼ぶことが多い[3][1][4][5][6][7][2][8]

発見される化石は、バージェス動物群とよく似た、あるいはそれ以上に広い内容を含む。
概説Maotianshan shale の地形

澄江は中華人民共和国雲南省昆明市南方に位置し、陽宗海(en)から撫仙湖(en)にかけての数か所から化石が発掘されている。古くは1911年に軟質の動物化石が発見されていたが、1984年に帽天山(マオティエンシャン)の堆積累層 Maotianshan Shales で古生代カンブリア紀の豊富な化石群が発見されて以降、一躍注目を浴びることとなり、中国の西北大学(en)のチームなどを中心に研究が進められている。

また、ここでは先カンブリア時代最末期(エディアカラ紀)からカンブリア紀前期にかけての地層が化石を伴って連続している。そのために、他地域でのこの時代の地層の年代を決定する際の標準とされている。

いわゆる「澄江動物群」と呼ばれるのはその中でカンブリア紀前期(カンブリア紀第三期、約5億1,800万年前[2])に属するものであり、バージェス動物群(約5億800万年前)より千万年以上古いとされている。その特徴は、バージェス動物群によく似たものを産出していることに加えて、他の多くのものが、細部に至るまで良好な保存状態で見つかっている。このことは、その時代の生物相についてさらに多くの情報をもたらすと同時に、それらが当時の地球でかなり普遍的であったことをも証明する。

通説では、当時この地域は水深100から150メートル程度の海底であり、大陸棚斜面の下に位置していたと考えられる。そういった場所では間欠的に乱泥流による堆積が発生し、斜面を滑り落ちる大量の泥と砂が海底に流入することによって堆積層が造られていく。澄江動物群は、このような自然災害に巻き込まれ、急速に埋没させられて化石化したと考えられる。一方、澄江動物群を埋まった堆積物の特徴(三角州で起こり、洪水がもたらす堆積物の性質をもつ)を基に、この地域はむしろ三角州周辺の浅い海域であったことも示唆される[9]
内容フォルティフォルケプスと Sklerolibyon を中心とした澄江動物群の生態復元図。周りにはラディオドンタ類や環神経動物などが映る。

ミロクンミンギア脊索動物

ミクロディクティオン葉足動物

ウェツリコラ古虫動物

澄江生物群は多様な生物を含んでいる。ここで新たに発見された動物で特に重要と考えられるものには以下のようなものがある。
ミロクンミンギアハイコウイクティス
原始的な無顎類と考えられる脊索動物。「広義の魚類」としては既知のもので最古とされる。
ユンナノゾーン
ユンナノゾーンその正体に議論の多い後口動物で、主に半索動物説と脊索動物説という2つの解釈に分かれている[10][11]
古虫動物
魚類のような頭に節足動物のような尾を持つ独特な分類群である。新たな動物門として「古虫動物門(en)」とされていたが、後に脊索が見つかることにより、脊索動物門の1亜門(古虫動物亜門)として分類されるようになった[12]

澄江生物群の中でバージェス動物群の研究に大きく関与する、もしくはよく比較される発見は、次の通りに列挙される。
葉足動物
オニコディクティオンオニコディクティオンなどが発見され、これらを元に、バージェス動物群に含まれるハルキゲニアの1970年代の復元は上下と前後を間違えたと初めて示された[13][14]


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