潼関
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潼関

所在地陝西省潼関県
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度36分22秒 東経110度17分10秒 / 北緯34.606度 東経110.286度 / 34.606; 110.286座標: 北緯34度36分22秒 東経110度17分10秒 / 北緯34.606度 東経110.286度 / 34.606; 110.286
山系秦嶺山脈太行山脈の谷間
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プロジェクト 地形
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潼関(どうかん[1][2][3]、とうかん[4], Tong Pass)は、中国陝西省の東端にあった関所(関塞)[1]。現在の行政区画では、陝西省渭南市潼関県の北部に位置する。黄河の屈曲点に位置し、古来中原から関中に入る交通の要衝・軍事の要地として知られる[1][3]
地理潼関洛陽長安 関連地図

南流していた黄河が、華山秦嶺山脈)につき当たり、西から流れる渭水と合流して東へと向かう屈曲点の南岸に位置する[3][2][4]。地形は険阻であり[1]中原河南省洛陽方面)と関中(陝西省、長安方面)とを結ぶ要衝であった[4]
名称

「潼関」という名称は曹魏の時代から文献に見られる[5]

北魏?道元が著した『水経注』(6世紀)によれば、南流してきた黄河が山に「潼激」するところから「潼関」の名があるという[6][注釈 1]

『水経注』[注釈 2]や『元和郡県志[注釈 3]には、?山 (zh) から潼津にかけての地域を押しなべて「函谷関」と呼ぶ、と記されている[7]。「潼関」という名称が現れる曹魏以前、黄河の屈曲点付近は「桃林塞」「函谷関」といった名称で記録に現れている[5]。このほか潼関については、衝関、雲潼関といった名称も用いられた[8]

この地域の関塞は時代や政治状況によって数度にわたって移転したり、複数の関塞を併用していたりしている[5]。歴史地理学・考古学者の塩沢裕仁は、「桃林塞」「函谷関」「潼関」が一つのものとして理解され[8]、現在の潼関県から河南省三門峡市霊宝市までの広範な地域が「函谷関」と称されてきたこと[9]に注意を促し、潼関を「第四の函谷関」[6][注釈 4]としている。
歴史

春秋時代はこの付近に桃林塞を築いた[3][4]。東にあった函谷関とともに関中の守りとなっていた[4]とされる。なおこの桃林塞について、西晋杜預は『春秋左氏伝』に付した注で、桃林塞を潼関と同一とする認識を示している[10]

漢代に函谷関が洛陽付近に移されたため[4]後漢末期(2世紀末頃)に新たに関所が設けられ[2][3][4]、潼関とよばれた[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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