源氏物語 千年の謎
監督鶴橋康夫
脚本川崎いづみ
高山由紀子
原作高山由紀子
『源氏物語 悲しみの皇子
『源氏物語 千年の謎』(げんじものがたり せんねんのなぞ)は、2011年12月10日に公開された日本映画。配給は東宝。主演は生田斗真。上演時間2時間16分。 目次 『源氏物語』そのものではなく、高山由紀子の小説『源氏物語 悲しみの皇子』(文庫版では『源氏物語 千年の謎』に改題)の映画化作品である。 『源氏物語』の作者である紫式部と時の権力者藤原道長が男女の関係にあったという設定の下、平安時代の式部の物語と、式部の書いた光源氏の物語が同時進行して交錯する。 怨霊がうごめく平安京、朝廷での更なる権力を求める藤原道長は、娘の彰子に皇子を産ませるために、帝(みかど)の心を掴む方策を練っていた。紫式部の身体を手に入れた上で、帝に捧げる物語の執筆を命じる道長。 紫式部の紡ぐ『源氏物語』は、帝や宮中の人々を魅了していった。義理の母への道ならぬ想いに悩みつつ、多くの女性と恋の遍歴を繰り広げる光源氏。そして、女たちを恨む正妻、六条御息所の生霊。 彰子は無事に皇子を産んだが、紫式部の物語は続いていった。陰陽師の安倍晴明には、紫式部の身体を巡る鬼のような『毒』が見えていた。『源氏物語』の中では、六条御息所の生霊が葵の上を殺そうとしていた。その物語の中に入って御息所を祓い、紫式部の「修羅の心」の強さを案じる安倍晴明。しかし、道長は紫式部に物語を書き続けさせた。 物語の中で安倍晴明に、光源氏への愛を狂おしく語る六条御息所。その姿の中に、道長に対する紫式部の愛を読み取る安倍晴明。六条御息所は伊勢に去り、現実の世界でも紫式部が都を離れた。紫式部は、我が身が鬼となる前に去り、道長を救ったと語る安倍晴明。道長の化身である光源氏は、紫式部が道長を想い続ける限りいつまでも、物語の中で苦しい愛の日々を生き続けるのだった。
1 概要
2 あらすじ
3 キャスト
3.1 光源氏の物語
3.2 式部の物語
4 スタッフ
5 テレビ放送
6 脚注
7 外部リンク
概要
あらすじ
キャスト
光源氏の物語
光源氏(生田斗真)
藤壺中宮、桐壺更衣(真木よう子)
葵の上(多部未華子)
夕顔(芦名星)
六条御息所(田中麗奈)
桐壺帝(榎木孝明)
弘徽殿女御(室井滋)
王命婦(佐久間良子)(特別出演)