源平討魔伝
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源平討魔伝ジャンル横スクロールアクション
対応機種アーケード (AC)対応機種一覧

X68000 (X68)
ファミリーコンピュータ (FC)
PCエンジン (PCE)
Windows (Win)
iアプリ
EZアプリ
Wii
PlayStation 4 (PS4)
Nintendo Switch (NSW)

開発元ナムコ(源平プロジェクト)
発売元ナムコ
シナリオ高橋由鬼夫
大久保良一
中潟憲雄
プログラマー大久保良一
音楽中潟憲雄
美術阿部信彦
高橋由鬼夫
穴田悟
シリーズ源平討魔伝シリーズ
人数1 - 2人(交互プレイ)
メディア業務用基板
(1.54メガバイト
稼働時期 198610011986年10月1日
発売日一覧

X68
1988041988年4月
FC
198810211988年10月21日
PCE
199003161990年3月16日
Win
200202012002年2月1日
iアプリ
200409172004年9月17日
EZアプリ
200606012006年6月1日
Wii(PCE版の移植)
200710022007年10月2日
Wii(AC版の移植)
200903312009年3月31日
PS4(AC版の移植)
202110072021年10月7日
NSW(AC版の移植)
202110072021年10月7日


対象年齢CERO:B(12才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI:12
コンテンツ
アイコン暴力
デバイス8方向レバー
2ボタン
システム基板マザーボードシステム86
CPUM6809 (@ 1.536 MHz) ×2
HD63701 (@ 1.536 MHz)
サウンドYM2151 (@ 3.57958 MHz)
Namco 8-channel WSG (@ 6 MHz)
ディスプレイラスタースキャン
横モニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット512色
その他型式:GT
テンプレートを表示

『源平討魔伝』(げんぺいとうまでん)は、1986年10月、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が開発したアーケードゲーム

鎌倉時代源平合戦を題材にした浄瑠璃『出世景清』をモチーフにしたアクションゲーム

主人公・平景清が、「ぷれいや」なる異次元の者からの布施により復活して三種の神器を集め、平家の仇敵源頼朝を討ち取るべく鎌倉へと東上する内容となっている。

家庭用はX68000PCエンジンに移植された他、ファミリーコンピュータではゲームジャンルを変更して発売された。その他、PlayStation用ソフト『ナムコミュージアム VOL.4』にも収録された他、WiiバーチャルコンソールPlayStation 4Nintendo Switchアーケードアーカイブスでも配信された。

アーケード版は、ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第1回ゲーメスト大賞」(1987年度)にて読者投票により大賞6位。PCエンジン版は『ファミコン通信』内「クロスレビュー」にてゴールド殿堂入り。
概要

鎌倉時代源平合戦を題材にした浄瑠璃『出世景清』をモチーフにしたアクションゲーム。単純な横スクロール系のアクションゲームに留まらない独自の構成がなされており、一般的な横スクロールモード、キャラクターが大きくなるBIGモード、トップビューである平面モードの3つのモードからなる複数のステージで構成されている。

当時としては珍しい純和風の世界観を緻密に表現したグラフィックサウンドが特徴である[1][2]。音楽は中潟憲雄、美術は穴田悟が担当。また、この作品を手がけたチームは後に「源平プロ」として、『超絶倫人ベラボーマン』を制作する。

当初はナムコ社内でも非公式に開発が行われ、スタッフはそれぞれ別タイトルの作業を進行し、時間外に開発していた。後に中村雅哉社長(当時)に社内コンペティションで気に入られ、正式に開発許可が下りた。また、アーケード版のデモ画面で版権表示は出ない[注釈 1]

1992年にはPCエンジンにて続編『源平討魔伝 巻ノ弐』が発売。
ゲーム内容

1185年壇ノ浦の戦いで戦死した主人公・平景清が、「ぷれいや」なる異次元の者からの布施により復活して義経弁慶と戦い、三種の神器を集めて平家の仇敵源頼朝を討ち取るべく鎌倉へと東上する内容となっている。
システム
操作方法とゲームモード

操作には8方向レバーと攻撃ボタンおよびジャンプボタンが使われる。

また、ステージごとに「横モード」「BIGモード」「平面モード」の3つのゲームモードがあり、モードによりアクションが異なる。特にジャンプについては、横モードではボタンを連打することにより高度が延びる他、滞空時間も延びる。BIGモードではジャンプの高さに規定値+ランダム要素が導入されており、1回のジャンプだけでは取れないアイテムなども登場することがある。平面モードでのジャンプは使用しなくてもクリア可能。
横モード
横モードは通常の
サイドビューである。キャラクターやその他敵キャラクターの表示は小さく、落とし穴やトラップが仕掛けられ、一般的なアクションゲームらしい構成となっている。このゲームモードの穴に落ちると、強制的に黄泉というステージに移される。その他、ボーナスステージやだじゃれの国といった隠しステージもある。
BIGモード
BIGモードは基本的にボスとの戦いに用いられ、義経弁慶などのボスが登場し、決闘に勝利するかごり押し、あるいはボスの下をくぐってボスの右側に出ることにより鳥居までたどり着けばクリアとなる。操作などは横スクロールモードと変わらないが、入力によって攻撃方法が変わる。なお、最終面の鎌倉だけは鳥居がなく、最終ボスである頼朝に勝利しないとクリアにならない。
平面モード
平面モードは他のモードとは大きく異なり、トップビューである。このモードのステージは少なく、長門京都越前武蔵黄泉のみである。しかしいずれも本作の進行上重要な位置を占め、特に長門、京都、武蔵は鎌倉を目指す上で必ず通ることになる。黄泉は横モードで穴に落ちたときに強制的に移されるステージのため、ゲームクリアまでに何度かこのモードをプレイすることもありうる。また、このモードのジャンプは、敵の上を飛び越えることができないが、平安ステージで壁を乗り越える時やジャンプ中にしか攻撃が当たらない永久パターン防止キャラクターを攻撃する時に使う。
ルール

いずれのゲームモードでも、攻撃の基本は武器である日本刀にて敵を斬る。BIGモードではいくつかの斬り方が用意されている。

なお、武器には耐久度および攻撃力を現す、剣○○と表現される数値がある。この値が0を示すと、刀が折れ攻撃力が大幅に低下する。刀が折れる表現はBIGモードのみ。剣の値は紫の玉や剣アイテムを得ると上昇し、「浮遊している小島」「要石(大)」「中ボスの武器」などの破壊できない物、通常では破壊できない「要石(小)」、破壊できるが硬い「狛犬」を切り付けると低下する。

巻物アイテムを取ることにより、横・平面モードでは霞切り、BIGモードでは必殺技「必殺旋風剣」が使用可能となる。三種の神器の一つ「草薙剣」を取ることにより剣の値が低下しなくなる。BIGモードのみ、草薙剣を入手すると剣が光るようになる。

いずれのゲームモードも、マップ中に配置されている鳥居に入るとステージクリアとなり、次のステージに移る。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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