湯を沸かすほどの熱い愛
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湯を沸かすほどの熱い愛
Her Love Boils Bathwater
監督
中野量太
脚本中野量太
出演者宮沢りえ
杉咲花
伊東蒼
松坂桃李
オダギリジョー
音楽渡邊崇
主題歌きのこ帝国「愛のゆくえ」
撮影池内義浩
編集高良真秀
制作会社パイプライン
製作会社「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
配給クロックワークス
公開 2016年10月29日
上映時間125分
製作国 日本
言語日本語
興行収入3億円弱(推定)[1]
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『湯を沸かすほどの熱い愛』(ゆをわかすほどのあついあい)は、2016年10月29日に公開された日本の映画。主演は宮沢りえ。脚本・監督は本作が商業用長編デビュー作となる中野量太[2]

第40回モントリオール世界映画祭・Focus on World Cinema部門[3]、第21回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門[4]第29回東京国際映画祭・Japan Now部門[5]正式出品作品。

第40回日本アカデミー賞では6部門受賞、内2部門では最優秀賞[6]、第41回報知映画賞[7]・第31回高崎映画祭[8]・第26回日本映画批評家大賞[9]ではそれぞれ4冠、第38回ヨコハマ映画祭では3冠を達成した[10]

2024年に舞台化されている[11]
物語

夫の一浩とともに銭湯を営んでいた双葉は、夫の失踪とともにそれを休み、パン屋店員のバイトで娘の安澄を支えていた。ある日職場で倒れた彼女が病院で検査を受けると、伝えられたのは末期ガンとの診断であった。2?3カ月の余命しか自分に残されてはいないと知り落ち込む双葉だったが、すぐに残されたやるべき仕事の多さを悟り立ち上がる。

まずいじめに悩み不登校寸前に陥った安澄を立ち直らせ、級友たちに言うべきことを言えるようにさせること。そして行方不明の一浩を連れ戻し、銭湯を再度開店するとともに家庭を立て直すこと。双葉は持ち前のタフさと深い愛情で次々と仕事をこなし、一浩とともに彼が愛人から押し付けられた連れ子の鮎子をも引き取って立派に家庭を立て直した。その上で、彼女は夫に留守番をさせて娘たちと旅に出る。

彼女の狙いは、腹を痛めて得た娘ではない安澄を実母に会わせることだった。道すがら出会ったヒッチハイク青年拓海の生き方をも諭し、義務を果たそうとした双葉だったが、やがて力尽きて倒れる。だが、彼女の深い思いは家族たちを支え、そして拓海や、安澄の実母・君江、夫の調査に当たった子連れの探偵・滝本の心にも救済をもたらすのだった。静かに眠りについた彼女に導かれるように、新たな繋がりを得て銭湯で行動しはじめる人々。彼らを見守る双葉の心が、煙となって店の煙突から立ち上った。
キャスト

幸野双葉 -
宮沢りえ(幼少期:住田萌乃

幸野安澄 - 杉咲花

幸野一浩 - オダギリジョー

向井拓海 - 松坂桃李

片瀬鮎子 - 伊東蒼

酒巻君江 - 篠原ゆき子

滝本 - 駿河太郎

滝本真由 - 遥

宮田留美 - 松原菜野花

向田都子 - りりィ

スタッフ

監督・脚本 -
中野量太

製作 - 藤本款、太田哲夫、村田嘉邦、篠田学、板東浩二

エグゼクティブプロデューサー - 藤本款、福田一平

プロデューサー - 深瀬和美、若林雄介

アソシエイトプロデューサー - 柳原雅美

キャスティングディレクター - 杉野剛

撮影 - 池内義浩

照明 - 谷本幸治

録音 - 久連石由文、片倉麻美子

美術 - 黒川通利

衣装 - 加藤麻乃

装飾 - 三ツ松けいこ

音響効果 - 松浦大樹

ヘアメイク - 千葉友子、酒井夢月

編集・題字 - 高良真秀

音楽 - 渡邊崇

主題歌 - きのこ帝国「愛のゆくえ」[12]

助監督 - 塩崎遵

ポストプロダクションプロデューサー - 篠田学


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