湛江
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中華人民共和国 広東省 湛江市
広州湾フランス公使館
別称:港城
旧称:広州湾
広東省中の湛江市の位置
中心座標 北緯21度12分 東経110度24分 / 北緯21.200度 東経110.400度 / 21.200; 110.400
簡体字湛江市
繁体字湛江市
?音Zhanji?ng Shi
カタカナ転写チャンチアン シー
国家 中華人民共和国
広東
行政級別地級市
建市1945年
市委書記劉小華
市長阮日生
面積
総面積12,470 km²
人口
総人口(2006)669.8 万人
人口密度536.3 人/km²
経済
GDP(2008)1,050億元
一人あたりGDP15,300元
電話番号759
郵便番号524000
ナンバープレート粤G
行政区画代碼440800
公式ウェブサイト: ⇒http://www.zhanjiang.gov.cn/

湛江市(たんこうし)は 中華人民共和国広東省南西部に位置する省直轄市。中国南部の重要な港湾都市で、19世紀末から1945年までフランス租借地広州湾租借地)であった。1984年に沿海開放都市に指定され、中華人民共和国の改革開放政策下で最初に対外開放された都市の一つ。
目次

1 地理

2 歴史

3 経済

4 湛江港

5 軍事

6 交通

7 行政区画

7.1 年表

7.1.1 南路専区

7.1.2 湛江市(第1次)

7.1.3 高雷専区

7.1.4 粤西行政区

7.1.5 湛江地区

7.1.6 湛江市(第2次)



8 観光

9 文化

10 姉妹都市

地理

広東省南西部、雷州半島東側付根の広州湾(省都・広州とは無関係)一帯に位置し、熱帯性気候を生かして水稲サトウキビゴムコーヒーなどの栽培や漁業、水産養殖業が盛んである。
歴史

湛江市区域には5000から6000年前(時代)には人間の居住が行われており、市内からは新石器時代中晩期遺跡が発掘されている。

始皇帝による中国統一がなされると、湛江地域は象郡の管轄となり、前漢には徐聞県が設置され雷州半島を管轄、合浦に郡治が設置された。南宋末にはモンゴル軍の侵攻を受け多くの住民が海路東南アジア地域へ移住している。元代になると湛江は製塩業で繁栄し、清代には広東省遂渓県(後に呉川県と改称)の管轄地域となり手工業が発展、特に葛布の生産地として知られた。

清末の列強の中国進出が始まると、フランスが広州湾が深水良港であることに着目し、1899年11月に「広州湾租界条約」が締結されフランスの租借地となり「広州湾」と称された。広州湾租借地にはバヤール要塞が建設され、仏領インドシナ連邦に組み込まれてフランスの中国進出基地として発展した。

日中戦争中は租借地であるため日本軍に占領されなかった湛江は海上貿易の拠点として繁栄したが、1943年2月に日本軍による占領が行われると経済は停滞していった。

日本が敗戦した1945年、フランスは広州湾租借地を中華民国に返還し、同年9月湛江市と改称、1946年1月15日湛江市政府が成立した。

1949年12月、人民解放軍が入城し、広東省直轄市となった。その後いくらかの変遷を経て、1983年12月1日地区と市が合併して現在の湛江市が誕生した。翌1984年には国務院によって沿海開放都市に指定された。

なお、湛江所属の県級市である雷州市は1994年国家歴史文化名城に指定されている。
経済

中国南部の重要な港湾都市であり、貿易センターとして造船、繊維機械、製糖プラスチック加工、水産加工など各種工業が発達し、外国からの直接投資も受け入れている。
湛江港

湛江港は、中華人民共和国が独自に設計した最初の近代的深水港であり、中国と東南アジア、オーストラリアインド洋沿岸、ヨーロッパ諸国とを結ぶ航路の最も短い外国貿易港である。
軍事

中国海軍南海艦隊の司令部が所在する軍港でもある。
交通

道路:207国道、325国道

高速道路:茂湛高速道路(
茂名市まで)、渝湛高速道路(重慶市まで)がある。

鉄道:黎湛線湛江駅粤海線湛江西駅などが利用できる。

航空:湛江空港が市街地の西寄りの場所にある。

客船:徐聞県の海安港から-海南省海口市にフェリー路線がある。

行政区画

4市轄区・3県級市・2県を管轄する。

市轄区:

赤坎区霞山区坡頭区麻章区


県級市:

雷州市廉江市呉川市


県:

徐聞県遂渓県

湛江市の地図
12坡頭区麻章区遂渓県徐聞県廉江市雷州市呉川市1. 赤坎区2. 霞山区

年表
南路専区

1949年10月1日 -
中華人民共和国広東省南路専区が成立。湛江市・遂渓県廉江県・海康県・徐聞県呉川県信宜県電白県化県茂名県合浦県霊山県・欽県・防城県・梅?設治局が発足。(1市13県1設治局)

1949年10月24日 - 湛江市が地級市の湛江市に昇格。(13県1設治局)

1950年1月12日 - 南路専区が高雷専区に改称。

湛江市(第1次)

1949年10月24日 - 南路専区湛江市が地級市の湛江市に昇格。(1市)

1952年11月 - 一部が分立し、粤西行政区
雷東県となる。(1市)

1956年1月4日 - 湛江市が湛江専区に編入。

高雷専区

1950年1月12日 - 南路専区が高雷専区に改称。(9県1設治局)

合浦県の一部が分立し、地級市の
北海市となる。


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