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高麗山公園
湘南平全景(レストハウス展望台より高麗山平塚市街方向)
分類都市公園(風致公園)
所在地平塚市万田、高根
大磯町高麗、大磯、東小磯、西小磯
面積平塚市:23.94ha
大磯町:3.70ha
(計画約140.8ha)
運営者平塚市
大磯町
告示1960年(昭和35年)1月16日
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湘南平(しょうなんだいら)は、神奈川県の平塚市と大磯町の境にある標高約180mの泡垂山(あわたらやま)の山頂一帯を指す地名[1]。一帯は、風致公園の高麗山公園(こまやまこうえん)[1]として整備されている。地元ではかつて千畳敷と呼ばれていたが、公園として整備するにあたり湘南平と呼ばれるようになった。 高麗山(こまやま)、浅間山(せんげんやま)と連なる丘陵の一角で、高麗山公園の一部となっている。テレビ塔展望台(平塚テレビ中継局)[座標 1]と高麗山公園レストハウス展望台[座標 2]の2つの展望台があり[1]、相模湾、富士山、箱根連山、丹沢山塊、大山、江の島、三浦半島、房総半島、伊豆半島、烏帽子岩等を望むことができる[1]。 桜の木も多く花見の季節は家族連れで賑わう[1]。また、日没後は夜景を楽しむこともできる[1]。 また近隣の幼稚園や小学校の遠足先に湘南平が選ばれる事が多く近隣住民からは身近な観光スポットとして有名である。 高麗山公園には「湘南平ゾーン」のほか、ハイキングコースが整備されている「浅間山ゾーン」がある[1]。泡垂山から高麗山に向かう途中には浅間山があり、浅間神社と一等三角点[座標 3]がある。 「関東の富士見百景」、「かながわの景勝50選」、「かながわの花の名所100選」、「かながわ未来遺産100」、「かながわの公園50選」、「夜景100選」及び「平塚八景」に選ばれている[1]。 展望台から東方のテレビ塔を臨む。 泡垂山の地名は曽我物語に由来し、虎御前のもとにいた兄十郎の危急を聞き曽我の里から駆けつけた弟五郎が近道をしようと馬でこの山に駆け上ったところ山頂付近で馬が泡を垂らしたところからつけられたという。またその時に馬が前足を踏ん張った場所から泉が湧きでたとされ、のちに十郎が虎女への文をこの水で墨をすりしたためたことから「十郎の硯水」として現在も湘南平東側入口の横に史跡として残っている。昭和の初期頃まで此処には茶店があったという記録もあり、昔の日本人の曽我物語好きを偲ばせる。 1941年(昭和16年)には高射砲陣地が造られた。終戦前のB-29による首都圏への爆撃の時、目標にした富士山からこの上を通って東京方面に向かったB29に向かって砲撃したが届かなかったという。
概要
夕刻に展望台から江の島方向を望む眺望
テレビ塔にある展望台(下段)から望む相模湾
テレビ塔にある展望台から望む丹沢山地
レストハウス展望台から望む富士山と大磯丘陵
歴史