温泉へ行こう!
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この項目では、1999年から5作放送されたTBSの昼ドラについて説明しています。BSフジの情報番組については「温泉へ行こう! (BS・CS番組)」をご覧ください。

愛の劇場 温泉へ行こう
ジャンル昼ドラ
脚本石原武龍
小木曽豊斗
いとう斗士八
清本由紀
旺季志ずか
出演者加藤貴子
田中実
矢部美穂
山下裕子
ふせえり
あめくみちこ
神保悟志
藤吉久美子
藤村志保
製作
制作TBS

放送
放送国・地域 日本

第1シリーズ
プロデューサー矢口久雄
オープニングBEGIN『愛を捨てないで』
放送期間1999年9月13日 - 12月10日
放送時間平日 13:00 - 13:30
放送枠愛の劇場
放送分30分
回数65

第2シリーズ
プロデューサー矢口久雄
池澤辰也
オープニングSONO『SWEET SEASON』
放送期間2000年11月27日 - 2001年2月23日
放送時間平日 13:00 - 13:30
放送枠愛の劇場
放送分30分
回数59
TBS公式サイト

第3シリーズ
プロデューサー矢口久雄
浅野敦也
オープニング池田綾子『ヤサシイウタ』
放送期間2002年1月28日 - 4月12日
放送時間平日 13:00 - 13:30
放送枠愛の劇場
放送分30分
回数54

第4シリーズ
プロデューサー矢口久雄
オープニングP.I.MONSTER『ケセラセラ』
放送期間2003年9月1日 - 11月14日
放送時間平日 13:00 - 13:30
放送枠愛の劇場
放送分30分
回数55

スペシャル・世界で一番長い24時間
放送期間2004年11月10日
放送時間水曜 21:00 - 22:54
放送枠水曜プレミア
放送分114分
回数1

第5シリーズ
プロデューサー大高さえ子
オープニング『S.O.Sダーリン』フリーウェイハイハイ
放送期間2004年11月29日 - 2005年2月18日
放送時間平日 13:00 - 13:30
放送枠愛の劇場
放送分30分
回数55
特記事項:
2008年秋、主人公の椎名薫を引き継いだ新シリーズ「温泉へGo!」を放送。
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『温泉へ行こう』(おんせんへいこう、Let's go ONSEN)は、TBS系列のテレビドラマシリーズ「愛の劇場」で放送された昼ドラ(昼帯ドラマ)である。
特徴

温泉旅館を舞台にした帯ドラマで、1999年から2005年にかけて全5シリーズが放送され、第5シリーズをもって「温泉へ行こう」シリーズは幕を閉じた。また、2004年11月10日には、『水曜プレミア』で「温泉へ行こうスペシャル」を放送。さらに2008年、主人公の椎名薫を引き継いだ新シリーズ[1]温泉へGo!」が9月1日から11月21日の間に放送された。最高視聴率2001年2月7日放送(第2シリーズ)で記録した13.2%。

2012年11月6日から2013年6月5日まで、BS-TBSの「奥さま劇場」にて第1シリーズから第5シリーズまで再放送された(同枠の初回放映作品)。また、「温泉へ行こうスペシャル」を金曜劇場で再放送された(2013年7月12日)。

第1シリーズから第4シリーズの初頭までの舞台となった旅館「蔵原」は、静岡県伊東市にある Southern Cross Resort 内の割烹旅館「御宿りゅう石」であるが、廃業に伴い、第4シリーズでは舞台を「久松」に移した。「久松」は群馬県・四万温泉にある五百年の歴史をもつ「四万たむら」である。第5シリーズの「御宿如月」の舞台となるのは長野県・昼神温泉の純和風旅館「石苔亭いしだ」である。

第1シリーズから第4シリーズまでの展開はコミカルな要素が多かったが、第5シリーズはシリアスな要素が多いものになっている。スペシャルと第5シリーズはハイビジョン制作である。

主演の加藤はもちろん、助演の田中実神保悟志の当たり役と評されている。

2015年2月10日から8月5日まで、BS-TBSの「奥さま劇場」にて第1シリーズから第5シリーズまで再放送された(第3シリーズの再放送は行われていない)。2017年5月18日から8月15日まで、BS-TBSの「奥さま劇場」にて第1シリーズから第2シリーズまで再放送された(第3シリーズから第5シリーズの再放送は行われていない)。2019年8月28日から2020年1月6日まで、BS-TBSの「奥さま劇場」にて第1シリーズから第3シリーズまで再放送された(第4シリーズから第5シリーズの再放送は行われていない)。

2022年9月より動画配信サービス「Paravi」で第1シリーズから配信が始まり、U-NEXTに統合後の2023年8月時点では全5シーズンおよびスペシャルが配信されている。
物語
第1シリーズ

椎名薫は大手銀行に勤めていたが、婚約者であるエリート行員・海堂慎也が上司の娘・川村亜矢子との縁談を承知したため一方的に婚約を破棄される。失意の薫は、高校時代からの友人神野冴子、ハローワークで知り合った吹越美晴とともに、幼い頃別れた生みの親の母・志津江が営む老舗温泉旅館「蔵原」を訪れるが、そこで大女将である母から「蔵原」の女将になるよう言われる。「蔵原」には既に、失踪中の薫の兄・敦志の妻・悠里子という若女将がいて信頼を集めていたにもかかわらず、志津江の鶴の一声で薫が若女将となり、仲居からは強く反発され、いじめを受ける。支配人の武藤健司も、悠里子とその実家に恩義があり、薫の存在が面白くない。そんな中志津江が急死し、遺言により薫は女将となるのだが、納得のいかない仲居一同からは一層強いいじめにあう。しかしいじめにめげない薫は徐々に仲居たちに認められる存在になり、当初犬猿の仲であった武藤とも次第にひかれ合うようになり、頼りないながらも女将として「蔵原」を切り盛りする。
第2シリーズ

「蔵原」の経営は相変わらず芳しくなく、銀行から融資の条件として三沢怜子が女将として送り込まれた。薫は居場所を失い仲居見習いへと降格。怜子は薫が銀行員時代海堂を密かに想っていて、海堂と婚約した薫に対して複雑な感情があった。そんな中、秋田へ出向した時の部下が自分の方針についていけず自殺したことにショックを受け銀行を辞めた海堂が廃人同然の状態で「蔵原」に現れる。薫の心は武藤と海堂の間で揺れ動く。さらに志津江とうり二つの姉・由季乃の出現で、「蔵原」は混乱する。実は由季乃はアメリカでホテルチェーンを経営する大富豪桜井グループの会長夫人で、「蔵原」の土地を買収してゴルフ場を作るために日本にきたのだった。怜子の努力にもかかわらず経営が上向かない「蔵原」に対して銀行は、桜井グループへの土地譲渡をしない限りすぐにも競売にかけると宣告。しかし、薫や仲居たちのもてなしの心にうたれた由季乃が義理の息子を説得し、ゴルフ場にはしないという約束をとりつけた上で桜井グループとの提携を行うことで、なんとか経営を立て直し、薫と武藤は結婚を決意する。
第3シリーズ

武藤と薫の結婚式の日、武藤はなぜか失踪する。取り残された薫はそれでも気丈に女将を続ける。そこに武藤が戻るが、以前とは別人のようにダメ男で薫に対して冷淡になっていた。悠里子が再婚を断られた理由が自分との過去(不良時代に誤ってナイフで傷をつけてしまった)にあったと思い込んだ武藤は、自分には幸せになる権利がないと堅く思い込んでしまったのだった。一方桜井グループでは、大きな収入を得られないうえ由季乃の私情で旅館として残しているようなものである「蔵原」に関して反発と、廃業の話が持ち上がっており、由季乃と桜井の夫婦仲もそのことですれ違いを起こしていた。武藤は薫に対して態度を変えずにいたが、武藤への想いを断ち切ろうと武藤のプロポーズの言葉の書かれたノートを燃やそうとしたことでボヤが発生した物置に、我に返ってノートを取りに向かう薫をプロポーズの言葉で引き止めたことから、権利は関係無しに薫を愛していることを素直に認め二人は元の鞘に戻った。最終的に桜井夫婦の正式な離婚が決まり、桜井グループ内での存在理由を失った「蔵原」は廃業になるかと思われたが、由季乃が離婚慰謝料全額で「蔵原」を買い取ったことで、何事も無く営業を続けていくことになる。
第4シリーズ

薫と武藤は延期していた新婚旅行へ。行き先は老舗の温泉旅館「久松」。実は「久松」の女将・志摩子は武藤の実の母親である。幼いころ子供を捨てて家を出た母を武藤は許していなかった。お互いに親子とは名乗ろうとしない武藤と女将をなんとか和解させようと持ち前のおせっかい精神を発揮する薫は、「蔵原」を悠里子にまかせて「久松」で仲居として働くことになる。そんな中、和解することなく志摩子が急逝。薫は志摩子が信頼を寄せていた仲居・りさ子に協力を仰ぎ一度は廃業することを決定した「久松」と志摩子の「誠心誠意のおもてなし」を引き継ごうとする。しかし薫の女将としての個性は志摩子とは大きく異なり志摩子の作り上げた「久松」は薫の色に染まっていく。そのことが我慢ならない上に密に武藤に想いを寄せたりさ子と、美晴ら「蔵原」出身の仲居との衝突も絶えない。そんな中、悠里子の切り盛りする「蔵原」での生活に馴染めずに若者と一緒に放浪生活を送っていたところを薫が「久松」に引き止めた由季乃の、義理の息子の弘樹とある女性との間の子どもだという祐介が母親に捨てられる形で現れ、由季乃が引き取ることになる。祐介は武藤・薫夫婦の息子同然に「久松」で暮らすうちに、りさ子ら仲居の結束も強め最終的には「母親に捨てられた」という武藤の心のわだかまりも解して実の母親の元へと戻っていった。りさ子は「久松」を志摩子のものでなく薫のものだと認め、武藤への想いも断ち切った。その後りさ子は他の仲居とも打ち解け、円満な形で薫は「久松」をそのまま営業していくことになる。
スペシャル・世界で一番長い24時間

「久松」の女将・薫は、従業員の慰労を兼ねて有名旅館に泊まり、そのもてなしを勉強しようと提案する。もちろん一同は大喜び。夫で支配人の健司をはじめ仲居たちと一緒に、一流と名高い温泉旅館「月島」に泊まることに。ところが、一行が「月島」に着いてみると、出迎えどころか旅館の中には人っ子一人見あたらない。館内を探し回って、ようやく大女将の美津子の姿を見つけるが、なんと「月島」には美津子以外、誰もいなかった。驚く薫たちを前に、美津子は自分一人でも皆をもてなすと言うのだ。が、言っているそばから次々と他の宿泊客が到着し、美津子はたちまちてんてこ舞い。そんな美津子の姿を見ているうちに薫のお節介心が疼きだす。慰労をいったん棚上げして美津子の手伝いをしようと提案。美津子は薫たちの厚意に感謝し、実は嫁で若女将の奈緒と喧嘩になり、奈緒が従業員たちを連れて出ていってしまったと事情を打ち明ける。かくして、薫と健司は一日女将と支配人に、仲居たちも「月島」の従業員となって、仕事をすることになる。


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