fafbfcfdmwawbwcwdsasbscsd
E寒帯 ETEF
D亜寒帯DfaDfbDfcDfdDwaDwbDwcDwdDsaDsbDscDsd
C温帯CfaCfbCfc CwaCwbCwcCsaCsbCsc
B乾燥帯 BShBSkBWhBWk
A熱帯Af AmAw As
香港
温帯夏雨気候(おんたいかうきこう)または温帯冬季少雨気候(おんたいとうきしょううきこう)は、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで温帯に属する。記号はCwa, Cwb, CwcでCは温帯、wは冬季乾燥(wintertrocken)を示す。温暖冬季少雨気候(おんだんとうきしょううきこう)、亜熱帯モンスーン気候(あねったいモンスーンきこう)ともいうが、冷涼な地域(Cwb、Cwc)や、Cwaでも冬季の気温が低い地域も含まれる点に注意が必要である。
アリソフの気候区分では気候帯4-4.亜熱帯東岸気候に相当する[1]。 夏は降水量が多く高温湿潤となるも、冬には乾燥した気候になるのが特徴。亜寒帯との境界部を除けば冬の寒さはあまり厳しくない。また、緯度的にはサバナ気候地帯に相当するが標高が高いためにこの気候になっている地域では、夏は比較的冷涼である。 樹木は低緯度では照葉樹(雨緑林)、高緯度、高地では落葉樹、針葉樹もみられる。 さらに、最暖月平均気温によって次の3つに分けられる。 Cwcはアンデス山脈など、ごく限られた地域のみに点在する。 各大陸のサバナ気候及び熱帯モンスーン気候、ステップ気候(BSh)に隣接する温暖湿潤気候への移行部、またはサバナ気候地帯の緯度に相当する高地に多く分布する。他に温暖湿潤気候から亜寒帯冬季少雨気候への移行部にも分布している。 温帯夏雨気候に属する観測地点が存在するのは以下の市町村である。 香港・広州など熱帯モンスーン気候またはサバナ気候 - 温暖湿潤気候への移行部では、いわゆる亜熱帯の気候を呈する事が多い。モンスーンの影響を強く受ける地域で夏は海洋からの暖かく湿った風と熱帯低気圧の影響で高温多雨となる一方、冬は大陸からの暖かく乾燥した風の影響で温暖少雨となる。 年降水量は1000 - 2000mmと多い。雨季と乾季の区別はサバナ気候のように明瞭ではなく、段階的に移り変わることが多い。 低緯度では高地、中緯度では内陸部となることが多いため他の気候に比べ日較差は大きいほうである。比較的緯度が高い地域(亜寒帯冬季少雨(夏雨)気候(Dw)への移行部)では、低緯度地域に比べ冬の寒さが厳しい。
特徴
条件アディスアベバの雨温図(アディスアベバは高山気候にも属する)温帯夏雨気候の世界的な分布
最寒月平均気温が-3℃以上18℃未満。
最暖月平均気温が10℃以上。
年平均降水量が乾燥限界以上。
最多雨月が夏にあり、10×最少雨月降水量<最多雨月降水量。
Cwa - 最暖月平均気温が22℃以上。
Cwb - 最暖月平均気温が10℃以上22℃未満かつ月平均気温10℃以上の月が4か月以上。
Cwc - 最暖月平均気温が10℃以上22℃未満かつ月平均気温10℃以上の月が3か月以下。
分布
分布地域
東アジア(華南の南部、華中の内陸部、韓国南海岸のごく一部、台湾中部)
インド北部
ブラジル南西部
オーストラリア北東岸
アフリカ中南部
日本での分布地域
群馬県南西部の一部(空っ風の影響を受ける地域)が定義上はCwaに属する
群馬県
神流町(神流)
この気候に属するおもな都市
熱帯モンスーン気候・サバナ気候から温暖湿潤気候の境
香港[2][3] - 熱帯モンスーン気候からの移行部に属する
ハノイ(ベトナム)
グワーハーティー(インド)[3]
アラハバード(インド)
プレトリア(南アフリカ)[3] - ステップ気候(BSh)からの移行部ともいえる
コルドバ(アルゼンチン)
台中(中華民国)
サバナ気候地帯の緯度に相当する高原
昆明(中国、低緯度だが標高1892mの高原のため熱帯に入らない)[3]
ダラット(ベトナム、低緯度だが標高1400メートルの高原のため熱帯に入らない)
バギオ(フィリピン、低緯度だが標高約1400mの高原のため熱帯に入らない)
アディスアベバ(エチオピア、低緯度だが標高2400mの高原のため熱帯に入らない)
ナイロビ(ケニア、低緯度だが標高1795mの高原のため熱帯に入らない)
アンタナナリボ(マダガスカル、低緯度だが標高1276mの高原のため熱帯に入らない)
ハラーレ(ジンバブエ、低緯度だが標高約1600mの高原のため熱帯に入らない)
マセル(レソト、標高1,600mの高原にある)
メキシコシティ(メキシコ、低緯度だが標高2240mの高原のため熱帯に入らない)
クスコ(ペルー、低緯度だが標高3399mの高原のため熱帯に入らない)[3]
ポトシ(ボリビア、低緯度だが標高4067mの高原のため熱帯に入らない。CwcとET(ツンドラ気候)の境)
亜寒帯冬季少雨(夏雨)気候(Dw)への移行部
ソウル(韓国、最寒月の平均気温が?2.4℃であり、気候はDwaに近い)
青島(中国、中緯度地方のため、冬の寒さは厳しい)[2][3]
ラサ(中国、ステップ気候との境界地帯(年平均降水量456.9mmであり、ステップ気候との境界条件は456mm以上)、亜寒帯冬季少雨気候への移行部でもある)
気候の特徴
土壌と植生の特徴
赤色土 - 黄色土を呈する。但し、亜寒帯冬季少雨気候への移行部では褐色森林土が分布している。
熱帯から温帯への移行部ではシイ類、カシ類、クス類、ツバキ、サザンカなどの照葉樹林(雨緑林)が分布。
農業の特徴
アジア(華南・広東やベトナム・ミャンマー北部)では米の二期作が行われている。
農業の生産性が高く、米、綿花、茶、とうもろこし、小麦などの栽培が盛ん。
南アメリカやアフリカでは花の生産や冬の乾燥に強い芋・豆類の生産も盛ん。
脚注^ 矢澤(1989):354ページ
^ a b 帝国書院編集部、2017、『新詳高等地図』、帝国書院 .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-8071-6208-6 平成29年度版
^ a b c d e f 二宮書店編集部、2017、『詳解現代地図』、二宮書店 ISBN 978-4-8176-0397-5 平成29年度版
参考文献
矢澤大二『気候地域論考―その思潮と展開―』古今書院、1989年11月20日、738pp. ISBN 4-7722-1113-6
外部リンク
⇒香港の気候
表
話
編
歴
ケッペンの気候区分
熱帯(A)
熱帯雨林(Af)
熱帯モンスーン(Am)
サバナ(Aw)
熱帯夏季少雨(As)
乾燥帯(B)
ステップ(BSh/BSk)
砂漠(BWh/BWk)
温帯(C)
温暖湿潤(Cfa)
西岸海洋性(Cfb/Cfc)
温帯夏雨(Cwa/Cwb/Cwc)
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