「渡良瀬橋/ライター志望」
森高千里 の シングル
初出アルバム『LUCKY 7』
リリース1993年1月25日
1998年5月21日(再発)
規格8cmCD
ジャンルJ-POP
レーベルワーナーミュージック・ジャパン
zetima(再発)
チャート最高順位
週間9位(オリコン)
1993年度年間96位(オリコン)
森高千里 シングル 年表
「私がオバさんになっても」
(1992年)「渡良瀬橋/ライター志望」
(1993年)「私の夏」
(1993年)
ミュージックビデオ
森高千里 『渡良瀬橋』 (PV)
「渡良瀬橋/ライター志望」(わたらせばし/ライターしぼう)は、森高千里が発表した17枚目のシングル。1993年1月25日に発売された。
解説渡良瀬橋に沈む夕日(2007年4月28日撮影)
「渡良瀬橋」は、森高が発表したシングルで初めて自ら楽器演奏(ドラムスなど)を行った楽曲である[1]。渡良瀬橋で夕日を見ながら別れた人を思い出す、という内容である[2]。
この曲はテレビ番組『いい旅・夢気分』のテーマ曲として使用された。
1993年1月25日にワーナーミュージックジャパンより発売。
同年4月25日にダブリューイーエー・ジャパンより発売されたシングルカセット版「私の夏」(規格品番:WPSL-4346)では、表題曲がカップリングされた[注釈 1]。
1998年5月21日には、zetimaよりアルバム『LUCKY 7』と共に再発売[注釈 2]。
2012年からは、YouTubeの森高千里公式チャンネルにおいて、表題曲のPVや、同曲の製作時・製作後の反応等を語った関連動画等が公開されている[注釈 3]。
カップリングの「ライター志望」は長らくアルバムに収録されていなかったが、2012年に発売されたベストアルバム『ザ・シングルス』に収録された[3]。 森高が1993年に新曲を制作する際に、特にイメージが湧かずに困っていた折に、橋の詞を作ることにし地図を広げ「言葉の響きの美しい川や橋」を探し、「渡良瀬川」という文字が気に入った[4]。森高は1989年に足利工業大学でライブを行っており、大学のある足利市内に渡良瀬橋という橋があることが分かり、その後、現地を再訪して橋の周辺を散策し、そのイメージを使って詞を書いた[4]。なお、歌詞中の「渡良瀬川の河原」は、この橋の南側から下った河原で、森高は、川の流れを見ていた時に風がとても冷たかったので、そのまま歌詞にした旨を語っている[5]。 森高は、リリース直後に足利市役所からレコード会社に「この曲の渡良瀬橋は足利市の渡良瀬橋か?」と問い合わせが来た際、「足利にも住んだことのない熊本出身者がわかったふうなことを書くな!」と叱責を受けるかと思い、少し反省した旨を語る[5]。 1993年に足利市民会館でライブを行った際、アンコールでこの曲を歌ったところ、場内から自然と大合唱が起こり、森高が感極まって涙する場面もあった[2]。渡良瀬橋付近に建てられた歌碑 この曲のヒットを受けて、森高は足利市から感謝状を贈られた[2]。また2007年には渡良瀬橋と夕日が共に見える場所に歌碑が建立された[2]。 2015年7月24日には森高が足利市より「あしかが輝き大使」に任命され、同時に、表題曲が、この橋の最寄り駅である東武鉄道の東武伊勢崎線足利市駅に列車接近メロディーとして、またJR東日本の両毛線足利駅に発車メロディとして採用された[6][7][8]。 表題曲の歌詞には渡良瀬橋以外にも実在の場所が登場する[2]。 歌詞に現れる「八雲神社」と同名の神社は足利市内に複数あるが、森高は、これは響きがメロディに合うため選んだもので、いずれの八雲神社も歌詞中のものに該当するものであり、また、八雲神社に限らず馴染みの神社を思い浮かべて当楽曲を聴いてほしい旨を語っている[5]。
背景
反響
歌詞における実在の場所
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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