渡利(わたり)は、福島県福島市の地名。または、旧信夫郡渡利村の範囲を指す地域名である。 福島市役所渡利支所管轄の小倉寺・南向台・渡利の計3地区を指す。福島市都心部から阿武隈川を挟んだ江東エリア一帯の地域であり、複数のバイパス道路が整備され、主に住宅地として発展している地域である。 渡利と南向台は、共に渡利村(旧)に属している。渡利村(旧)のうち、国道114号以西の高台部分を、南向台に独立し町名変更を実施。 小倉寺は、小倉寺村の流れをくんでおり、後に渡利村(新)として吸収合併を行ったため、現在渡利地域の一地区として扱われている。 奥州街道整備以前、古代に東山道沿いの村々であった。福島城外堀の役割を担っていた阿武隈川に面している。そのため水運の要所として福島城下と渡利間では「天神の渡し」などの渡し船で東西の往来が頻繁に行われた。「渡利村」も参照 渡利 渡利(わたり)は、福島県福島市の地名で、渡利支所所管(旧渡利村)にあたる渡利地域内である。 福島市中心市街地とは阿武隈川を隔てている。範囲は川に沿って広域にわたっており、国道114号を南下すると立子山に至る。一部は住宅地として利用され、県営・市営住宅が建ち、山際には団地も建ち並ぶ。「福島に桃源郷あり」とも唄われる花見山公園をはじめ、弁天山や茶屋沼といった高台に立地する自然公園がある。 阿武隈川渡利地区水辺空間(水辺の楽校)は、土木学会デザイン賞 2004 優秀賞 受賞。 渡利はおおむね旧信夫郡渡利村の区域を指す。1947年(昭和22年)に福島市に編入合併された。第二次世界大戦時、福島市で唯一爆弾の投下(原子爆弾の模擬弾といわれている)があった。 渡利浄水場から取水された水道水が最後まで残った地区だったが、2007年(平成19年)3月19日に摺上川系統に切り替えられた。
目次
1 渡利(地域)
1.1 歴史
1.2 地域
2 渡利(地名)
2.1 地理
2.2 歴史
2.3 世帯数と人口
2.4 施設
2.5 観光
2.6 交通
3 画像一覧
4 関連項目
5 脚注
6 外部リンク
渡利(地域)
歴史
地域
渡利地域内の地名
小倉寺
南向台
渡利
渡利(地名)
大字
渡利渡利の位置
北緯37度44分47.97秒 東経140度28分51.05秒 / 北緯37.7466583度 東経140.4808472度 / 37.7466583; 140.4808472
国 日本
都道府県 福島県
市町村 福島市
人口(2017年(平成29年)6月30日現在)[1]
? 合計13,194人
等時帯UTC+9 (日本標準時)
郵便番号960-8141[2]
市外局番024[3]
ナンバープレート福島
地理
河川・橋
阿武隈川
弁天橋
天神橋
大仏橋
松齢橋
渡利大橋
三本木橋
くるみ川
渡利くるみ橋
門前橋
岩崎町橋
関口橋
新関口1号橋
関口2号橋
歴史
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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