「渚の誓い」
エア・サプライ の シングル
初出アルバム『グレイテスト・ヒッツ』
B面レイト・ アゲイン (Late Again)
リリース1983年7月
規格7インチ・シングル盤
ジャンルポップ・ロック[1]
ソフトロック[2]
時間5分43秒 (Album version)
4分29秒 (Single version)
5分38秒 (Video version)
レーベルアリスタ・レコード (U.S.)
ゲフィン・レコード (UK)
作詞・作曲ジム・スタインマン
プロデュースジム・スタインマン
エア・サプライ シングル 年表
夜明けのふたり
「渚の誓い」(なぎさのちかい、Making Love Out of Nothing At All)は、ジム・スタインマンが作詞、作曲し、オーストラリアのソフトロック・バンドであるエア・サプライが1983年のベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』で最初にリリースした、パワー・バラードの楽曲。アメリカ合衆国のBillboard Hot 100では、3週間にわたり2位となったが、この間に首位だったのは同じくジム・スタインマンが手がけたボニー・タイラーの「愛のかげり (Total Eclipse of the Heart)」で、スタインマン作品が頂点の2曲を占めることになった。
この曲は、他の数多くのアーティストたちによってカバーされており、その中で最も成功したのはボニー・タイラーによるものだった。
背景と録音』のために書かれたテーマ曲をもとに、改作されたものである[3]。
この曲は、その後、1983年のうちに楽曲を追加して発表されたもう一つのベスト・アルバム『Making Love... The Very Best of Air Supply』にも収録された。シングルのB面は、「レイト・アゲイン (Late Again)」であった[4]。エア・サプライは、その後の様々なベスト・アルバムやライブ・アルバムにこの曲を収録しており、2005年のアルバム『The Singer and the Song』には、アコースティック・バージョンを収録した[5]。
スタインマンは、「愛のかげり」とともにこの曲を、ミートローフのアルバム『真夜中の彷徨 (Midnight at the Lost and Found)』のために提供したが、ミートローフのレコード会社はスタインマンに楽曲使用料を支払うのを拒んだため、結局ミートローフは自分でアルバムのために代わりの楽曲を書くことになった。その後、これらスタインマンの曲はボニー・タイラーとエア・サプライに提供された[6]。
1983年の時点で、エア・サプライは、サポート・ミュージシャンの編成を、スタジオでもツアーでも、それまでの体制から大幅に再編していた。しかし、豪華なロック・オペラ的なプロデュースで知られるスタインマンは、ブルース・スプリングスティーンのEストリート・バンド(英語版)のメンバーであるキーボードのロイ・ビタン(英語版)とドラムスのマックス・ワインバーグ(英語版)を迎え、レコーディングにおいて音楽面でスプリングスティーン同様のエネルギーを盛り込んだ。1970年代にグラムロックのアイコンだったリック・デリンジャーがエレクトリック・ギターのソロを担当しており、これによって「渚の誓い」は他のほとんどのエア・サプライの楽曲とは大きく異なったサウンドになっている。 エア・サプライのバージョンには、複数のビデオが存在する。 ひとつのバージョンでは、1960年代のニューヨークを舞台に、兵士と若い女性が、関係を結ぶ中で様々な困難に直面する展開を見せながら、合間にバンドが演奏する場面が挿入されている[7]。 チャート(1983年 - 1984年)最高位
ミュージック・ビデオ
チャート
Billboard Hot 1002
Adult Contemporary
全英シングルチャート80
南アフリカ・シングル・チャート5
パーソネル
ラッセル・ヒッチコック(英語版
グラハム・ラッセル(英語版) - バッキング・ボーカル
ロイ・ビタン - ピアノ、シンセサイザー
ラリー・ファスト(英語版) - シンセサイザー
マックス・ワインバーグ - ドラムス
スティーヴ・バスロウ (Steve Buslowe) - ベース[9] +
リック・デリンジャー - エレクトリック・ギター
シド・マクギニス(英語版) - アコースティック・ギター
ジミー・メイレン(英語版) - パーカッション
エリック・トロイヤー(英語版)、ロリー・ドッド(英語版)、ホリー・シャーウッド(英語版) - バッキング・ボーカル[10]
+ 当初、1983年にアルバムが発表された際には、スティーヴ・バスロウの名前はクレジットされていなかった[10]。しかし、その後、この誤りは訂正された[11]。
ボニー・タイラーのバージョン』
リリース1995年
ジャンルポップ・ロック
時間7分49秒
作詞・作曲ジム・スタインマン
プロデュース
ジム・スタインマン
スティーヴン・リンコフ
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