哲学者の「清水礼子」とは別人です。
清水 玲子
生誕 (1963-03-26) 1963年3月26日(61歳)
日本・熊本県熊本市
活動期間1982年 -
ジャンル少女漫画・ SF漫画
代表作『ジャック&エレナシリーズ』
『月の子 MOON CHILD
清水 玲子(しみず れいこ、1963年3月26日 - )は、日本の漫画家。血液型B型。 萩尾望都などの影響を受けて、漫画を描く。高校卒業後にいったん就職するも、漫画家になる夢をあきらめられずに退職して、漫画家をめざした。 1982年、『フォクシー・フォックス』で「第9回ララまんがハイ・スクール(LMHS)」佳作受賞。1983年、『LaLa』(白泉社)掲載の『三叉路物語(ストーリー)』でデビュー。 2011年、『秘密 ―トップ・シークレット―』で第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。 プライベートでは一児の母であり、2005年7月に女児を出産した[2]。 代表作は『ジャック&エレナシリーズ』『月の子 MOON CHILD』『輝夜姫』『秘密 ―トップ・シークレット―』など。 作品にはSF短編が多い。また、スター・システムを用い、同一のキャラクターを複数の作品に登場させている。 グロテスクな描写や人肉食、クローン人間、近親愛、猟奇殺人といった禁忌をテーマにした作品が多い。作中、性的に際どい描写も多いが具体的に描いたことはなく、それを示唆する程度に留めている。 特に人肉食の要素が作品に織り込まれる事が多く、それについて「みんながハッピーエンドになるなんて嘘くさい。生き物は生き物を食べて生きるし、生きること、成長することには『犠牲』が伴うという感覚がある。(22XXについて)だから『人が人を食べる』ということにも他の人ほど抵抗がないのかもしれない。むしろ犠牲を引き継いで生命を繋げていくという感覚の方が強い。親は子のこやしであり、礎になっていくもの」と述べている[3]。 積極的に最先端科学技術を作品に盛り込んでおり、その最たるものが『クローン技術』をテーマにした『輝夜姫』と、脳に刺激を与えることで記憶を再生するMRI捜査をテーマにした『秘密 ―トップ・シークレット―』。『秘密 ―トップ・シークレット―』では描かれた当時の世相や社会問題について踏み込んでいる。
来歴
作品
作品リスト
1982年
フォクシー・フォックス(LaLa 9月号、白泉社)
1983年
三叉路物語(LaLa 2月大増刊、白泉社)
キス ミー バンパネラ(LaLa 7月大増刊、白泉社)
男の子女の子(LaLa 12月大増刊、白泉社)
1984年
清水玲子の今昔物語(LaLa 12月号、白泉社)
100万ポンドの愛(LaLa 5月大増刊、白泉社)
チェンジ(LaLa 8月大増刊、白泉社)
ヒューネラル マーチ(LaLa 12月大増刊、白泉社)
1985年
メタルと花嫁(LaLa 2月大増刊)※ジャック&エレナシリーズ
ノアの宇宙船(Wendy 1号、白泉社)
お伽話のユダ(LaLaDX 1号、白泉社)
もうひとつの神話(LaLaDX 3号、白泉社)
天女来襲(LaLa 7月号、白泉社)
1986年
ミルキーウェイ1(LaLa 4・5月号、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ
ナポレオン・ソロ(LaLa 1月号、白泉社)
ネオ・ドーベルマン(Wendy・SPRING号、白泉社)
世紀末に愛されて(Cindy・SUMMER号、白泉社)
竜の眠る星(1986年 - 1988年、LaLa、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ
1987年
ミルキーウェイ2(LaLaDX 秋の号、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ
1988年
夢のつづき(LaLa 4月号、白泉社)
月下美人(LaLa 6月号、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ