清川あさみ
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清川あさみ
誕生日 (1979-09-15)
1979年9月15日(44歳)
出生地 日本兵庫県淡路島
芸術分野アーティスト
教育文化服装学院
受賞

2004年、ベストデビュタント賞 映像・グラフィック部門受賞 経済産業省認可公益法人「(社)日本メンズファッション協会」主催

2010年、VOCA展 佳作賞 「VOCA展」実行委員会、財団法人日本美術協会・上野の森美術館 主催

2012年、VOGUE JAPAN Women of the year 2012

2013年、ASIAGRAPH2013 創(つむぎ)賞

ウェブサイト ⇒Asami Kiyokawa WEB SITE
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清川あさみ(きよかわ あさみ、1979年9月15日 - )は、日本のアーティストアートディレクター美術家大阪芸術大学 客員教授。
来歴・人物

兵庫県立洲本高等学校[1][2]文化服装学院卒業[3][4]。上京直後にスカウトされた事をきっかけに、1998年には「Zipper」などでカリスマ読者モデルとして活躍し、”ファッションと自己表現の可能性”をテーマに創作活動を行う。

偶然「糸」が写真の上に重ねて置かれたのを見たことから着想し、モデルとなる人物を撮影して、その写真に直接刺繍するという独自の手法をはじめる。「糸」と写真のほかに、雑誌や本、布やキャンバスなど、ミクストメディアによる多様なビジュアル表現を展開する。

2001年、アーティストとして初個展を開催。雑誌やSNSなど、人々が日々関わる情報メディアやシステムが拡張する社会で、個人のアイデンティティを形成する”内面”と”外面”の関係やそこに生じる心理的な矛盾やギャップなどを主題とする。

2003年には写真に刺繍を施す作品で注目され、東京都庭園美術館水戸芸術館(@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}全館規模での個展開催作家としては最年少[要出典])などで個展を開催。

代表作品に2007年より発表し続けている、社会で活躍する女性を撮影しその人物の本質的な部分を動植物に見立ててアート作品にしたシリーズ「美女採集」があり、約200名程の女優、アーティスト、セレブリティをアート作品にしている。

2012年に表参道ヒルズで開催された「清川あさみ|美女採集」展では、10日間で5万人と当時の同会場における最多動員数を記録。

2019年に上海で個展「Incarnation」を開催。

2020年にヴァーチャルモデルとして世界中から注目を集めるimma(イマ)とコラボレーションし、個展「imma」を開催。「神話シリーズ」(2019年?)の新作として、猿神、人間とAIのロマンス、クローンの日常、都市とアイデンティティなどをテーマに架空の過去・現在・未来のシチュエーションを設定し、「imma」が描く新しい神話を表現するなど、常に新しいテーマに挑戦を続ける。

2023年より放送がスタートしたNHKドラマ10「大奥」のキービジュアルやタイトルバックでは、ドラマの世界観を強く視聴者に印象付けた。

2023年7月には「虎ノ門ヒルズ駅」にて縦約2.7m、横約6.0m、ガラスを全243種類の計3,351ピース使用した大型パブリックアート「Our New World (Toranomon)」が設置・公開される。

また、書籍や絵本/プロデュース写真集も多数出版しており、ビーズや布、糸で織りなした美しい絵が話題を呼びベストセラーとなった ⇒絵本「銀河 鉄道の夜」(宮沢賢治・作)や、 2年に1度の児童書世界大会コングレスで日本代表作品として選出された絵本「かみさまはいる いない?」などを世に放つ。女性を美しく多面的に見せる事に定評があり、女優・吉岡里帆の写真集「里帆採取 by ASAMI KIYOKAWA」ではamazonにて総合1位を獲得。

アート創作活動のほか、数々の有名企業の広告のアートディレクターとして広告のビジュアルやグラフィックデザインに携わると共に、空間デザインやCM映像のディレクター、審査員などを務める。

2020年3月、故郷・兵庫県淡路島の『南あわじ市地域魅力プロデューサー[5]』に就任(優れた外部人材を活用して南あわじ市が有する地域資源の魅力を向上させることにより、交流人口の拡大及び地域の活性化を図るため設置された)。

清川と詩人・最果タヒが百人一首をテーマにタッグを組み、日本古典文学の最高峰に挑み話題となった書籍『千年後の百人一首』(2017年発行/Amazonランキング古典部門1位)をキッカケに、「淡路人形浄瑠璃再生プロジェクト」を自ら手掛け、伝統芸能のプロデュースをスタート。淡路島の国指定重要無形?族文化財である淡路人形浄瑠璃を清川がプロデュース、演出、舞台美術の全てを手がける。

「淡路人形浄瑠璃再生プロジェクト」の脚本には古典芸能に詳しいいとうせいこうを招き、清川がプロデュースした新演目「戎舞+(プラス)」 「淡路人形座 ええとこどり 或る夜の段」の2演目では、集客数前年同時期比288%の成功を収め500年の歴史に新風をふき込んだ。

2022年4月より、大阪芸術大学の客員教授に就任。

2023年には清川をはじめとして作家いとうせいこう氏など、日本古来のエンタテイメントの魅力を様々な分野のプロフェッショナルと再発見するプロジェクト「新古典楽し座」を発足。清川が総合監修を手がけた「新古典楽し座」による一夜限りの全く新しいアートパフォーマンス『NOBADY』をロームシアター京都にて発表した。

私生活では2016年に彫刻家の名和晃平との結婚を発表し[6]、6月30日にNHK連続テレビ小説べっぴんさん』のポスターとオープニング映像のクリエイティブディレクターを担当し、制作発表記者会見の際に、同年秋頃に第1子出産予定であることを公表[7][8]。2019年2月11日に第2子を出産[9]。仕事と育児を両立しながら創作を続け、仕事観やライフスタイルのインタビューも様々な媒体で多数掲載されている。
審査員

文化服装学院「高校生ファッションデザインアワード」審査員(2007年)

「VOGUE JAPAN Women of the year 2012」受賞/トロフィー製作(2019年)

日本経済新聞社 第62回「日経広告賞」審査員(2013年)

TOKYO DESIGN WEEK 2014、2015「ASIA AWARDS」審査員

内閣 「明治150年」関連施策推進ロゴマーク審査員(2018年)

LEXUS 若き“匠”をサポートする「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」審査員(2018年)

個展

2001年 「SAUCE」(ギャラリートラックス/山梨)

2001年 「evidence」(edit.for LuLu/東京)

2002年 「futo」(gallery ROCKET/東京)、「couturet」(BEAMS T/東京)

2003年 「futo」(Book cellar amus/大阪)

2005年 「COLOR ROOMS」(HEP HALL/大阪)

2006年 「幸せな王子」(LOGOS GALLERY+リトルモアギャラリー/東京)

2007年 「人魚姫」(LOGOS GALLERY/東京)、「清川あさみの美女採集展」(パルコファクトリー/東京)   

2008年 「HAZY DREAM」(アルティアム/福岡)、「清川あさみ Catch The Moment」(HEP HALL/大阪)

2011年 「清川あさみ|美女採集」(
水戸芸術館現代美術ギャラリー/茨城)

2012年 「清川あさみ|美女採集」(表参道ヒルズ スペース オー/東京)、(みやざきアートセンター/宮崎)

2013年 「清川あさみ『こども部屋のアリス』原画展」(POLAミュージアム アネックス/東京)、「もうひとつの場所」(ノエビア銀座ギャラリー/東京)、「清川あさみ|美女採集」(ジェイアール名古屋タカシマヤ/愛知)、(JRタワー プラニスホール/北海道)、(大丸ミュージアム<梅田>/大阪)、「男糸 danshi」(渋谷パルコミュージアム/東京)、(阪急うめだ本店 阪急うめだギャラリー/大阪)、(名古屋パルコギャラリー/愛知)

2014年 「男糸-danshi-」(パルコギャラリー/名古屋)、「TOKYOモンスター」(渋谷パルコミュージアム/東京)

2015年 「清川あさみ-美採集-」(金津創作の森/福井)

2016年 「ITOTOITO」(EYE OF GYRE/表参道)

2017年 「清川あさみ展 ASAMI KIYOKAWA Exhibition」(美術館「えき」KYOTO/京都)

2018年 清川あさみ個展「ADASTRIA 美女採集」by ASAMI KIYOKAWA(表参道ヒルズ スペースオー/東京)、「千年後の百人一首原画展ー糸で紡ぐ、歌人のこころ」(両足院 建仁寺山内/京都、グランマーブル祇園 カフェ& シャンパーニュ祇園ちから/京都)

2019年 「Incarnation」(ARARIO GALLERY SHANGHAI/Shanghai, China)

2020年 「imma」(フィリップス東京/東京)

2021年 清川あさみ個展「あめつちのうた」(SBRICK/淡路島)

2021年「TOKYOMONSTER,reloaded」(銀座蔦屋書店GINZAATRIUM/東京)

2023年 清川あさみ個展「Mirror World」(MAKI Gallery/東京)

2023年 清川あさみ個展「I'm nobody. 何者でもない」(MtK Contemporary Art/京都)

企画展・グループ展

2003年 「girls made」(gallery ROCKET/東京)

2004年 「Harajuku Collabo Apartment」(
ラフォーレミュージアム原宿/東京)、「take art collection 2004」(spiral/東京)

2005年 「take art collection 2005」(spiral/東京)

2006年 「biishiki_A New Japanese Aesthetic」(Esso Gallery/ニューヨーク)

2008年 「SoulSwitch in Marunouch」(丸の内ビル内マルキューブ/東京)、「ETRO CIRCUS」(代々木/東京)

2009年 「手で創る 森英恵と若いアーティストたち」(水戸芸術館現代美術ギャラリー/茨城)、「Stitch by Stitch 針と糸で描くわたし」(東京都庭園美術館/東京)

2014年 「世界らん展」(東京ドーム/東京)

2016年 「ぐるっと展望!現代アート入門ー高橋コレクションー」(金津創作の森/福井) 「高橋コレクション マインドフルネス!2016」(高知県立美術館/高知)

2017年 「高橋コレクションの宇宙」(熊本市現代美術館/熊本) 、「ココちゃんとダンボールちゃん展」(柏の葉T-SITE/千葉)、「Unseen Photo Fair 2017」(アムステルダム)、福島ビエンナーレ「重陽の芸術祭」(智恵子の生家・高村智恵子記念館/福島)

2018年「高橋コレクション/顔と抽象展」(清春芸術村/山梨)、「INAUGURAL EXHIBITION_Remembering, or Forgetting」(ARARIO RYSE HOTEL/ソウル)、「ART021 Shanghai Contemporary Art Fair 2018」(Shanghai Exhibition Center/上海)、「SHARJAPAN:The Poetics of Space」(Al Hamriyah Studios/Sharjah, UAE)

2019年 「PHOTO FAIRS SHANGHAI」(Shanghai Exhibition Center/上海)

2020年 「Landscape and Books- Pearl Art Museum’s 2nd Anniversary Celebration. Exhibition」(Pearl Art Museum/上海)、「Taipei Dangdai 2020」(Taipei Nangang Exhibition Center, Hall 1 (4th Floor)/台北)


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