深日港
[Wikipedia|▼Menu]

深日港
岸壁と試験運航のため設置された浮桟橋
所在地
日本
所在地大阪府泉南郡岬町
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度19分7.5秒 東経135度8分28秒 / 北緯34.318750度 東経135.14111度 / 34.318750; 135.14111座標: 北緯34度19分7.5秒 東経135度8分28秒 / 北緯34.318750度 東経135.14111度 / 34.318750; 135.14111
詳細
管理者大阪府
種類地方港湾
統計
統計年度2015年度
発着数15隻(4,733総トン)[1]
旅客数3,246人[2]
この表についてこの表はテンプレートを用いて表示しています。編集の仕方はTemplate:Infobox 港をごらんください。

深日港(ふけこう)は、大阪府泉南郡岬町にある地方港湾港則法の適用港である。2020年10月1日から大阪港湾局の所管となった[3]統計法に基づく港湾調査規則では乙種港湾に分類されている。
概要

大阪府南端の大阪湾に面した港湾である。川崎重工業泉州工場の船溜を改修して1948年に完成、淡路航路と四国航路が開設され、南海多奈川線深日港駅が開業、難波へ直通する連絡急行が運転され、大阪と淡路島・徳島を結ぶ最短ルートを形成した。

1970年代以降は大阪港神戸港を発着する航路の充実もあり、当港を利用する旅客は次第に減少、連絡急行は1993年に廃止となった。その後、1994年関西国際空港の開港、1998年明石海峡大橋の開通による航路再編で相次いで航路廃止、友ヶ島への航路も発着港が加太港へ変更となり、その結果、当港を発着する定期旅客航路は全てなくなった。

岬町は深日港の活性化、航路復活に取り組んでおり、町東部の淡輪港と一体で2013年8月に「みなとオアシスみさき」を仮登録、岬町の町制施行60周年を契機にみなとオアシス本登録が申請され、2015年10月18日に岬町町制施行60周年記念式典において登録証が交付され本登録となった。近畿地方では6番目、大阪府では初となるみなとオアシスである。また淡輪港のヨットハーバーは「たんのわヨットハーバー海の駅」として海の駅に登録している。

2016年4月には基本施設となる深日港観光案内所「さんぽるた」が開業、休憩所、多目的トイレ、授乳室、キッズコーナー、駐車場などを備え、観光案内・観光ガイド、レンタサイクル、無料WiFiの提供などが行われている。

2015年度の発着数は15隻(4,733総トン)[1]、利用客数は3,246人(乗込人員1,623人、上陸人員1,623人)である[2]
沿革

かつては大阪湾フェリー淡路島洲本港へのフェリーを、深日海運洲本港(一部由良港)への高速船を、徳島フェリーが徳島航路を運航していた。徳島航路は大鳴門橋の供用開始後に廃止、深日海運は明石海峡大橋の供用開始後に廃止、大阪湾フェリーも津名港発着に変更後、関西国際空港の開港後に泉佐野港発着に変更された後、廃止された。一時期は友ヶ島への航路が開設されていたが、短期間で廃止された。2017年より、試験運航として夏季を中心に「深日洲本ライナー」が就航している。

1948年11月3日:深日港駅開業。

1985年6月8日:大鳴門橋の供用開始。

1988年:大阪湾フェリーが、深日 - 津名航路を開設。従来の便の一部を振り替える。

1992年:大阪湾フェリーが、全ての便を深日 - 津名航路に振り替える。

1993年4月18日:なんば駅 - 深日港駅間を直通する「淡路号」が廃止。

1993年5月31日:徳島航路が廃止される。

1994年9月1日:深日海運が社名を「えあぽーとあわじあくあらいん」に改名[4]

1994年9月4日:関西国際空港開港。関西国際空港と淡路島・四国を結ぶ航路が開設される。

1997年:友ヶ島への航路が開設される。

1997年:「えあぽーとあわじあくあらいん」が廃業。深日 - 洲本間の高速船航路は「シャトルサービス」に引き継がれる。

1998年1月19日:大阪湾フェリーの津名港へのフェリーが本港ではなく、泉佐野港発着となる。

1998年4月5日:明石海峡大橋の供用開始。

1999年10月1日:「シャトルサービス」廃業。洲本港への高速船航路が廃止される。

2001年:友ヶ島への航路休止。当港を発着する定期旅客航路は全てなくなった。

2017年:深日 - 洲本間で「深日洲本ライナー」の試験運航が開始される。

航路
船旅活性化モデル地区認定による試験運航深日港の浮桟橋に着岸する「INFINITY」

岬町は同町と兵庫県洲本市を中心とした広域交流と観光振興の促進、地域の活性化、大規模災害発生時の物流・人流のリダンダンシー(冗長性)確保を図るために[5]深日 - 洲本航路の復活に取り組んでおり、国、周辺自治体、運航事業者と連携しながら、需要調査、試験運航、広報活動などを行っている。これまで、深日港活性化イベント実行委員会の設立[6]、「深日港フェスティバル」の開催(2012年度から毎年)[岬町 1]、前述した「みなとオアシスみさき」の登録[岬町 2]、需要予測調査の実施[新聞 1]などを行い、2016年3月27日には4往復の試験運航が行われた[7]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:41 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef