淡路ジェノバライン
[Wikipedia|▼Menu]

株式会社淡路ジェノバライン大型高速旅客船「まりん・あわじ」
種類株式会社
略称ジェノバライン
本社所在地 日本
656-2401
兵庫県淡路市岩屋925番地27
設立2002年2月26日
業種海運業
法人番号1140001085389
事業内容一般旅客定期航路事業(岩屋?明石)
代表者代表取締役 清水道
資本金6000万円
従業員数16名(2011年12月現在)
主要株主株式会社ジェノバ
主要子会社明石淡路フェリー
外部リンク ⇒http://www.jenova-line.co.jp/
テンプレートを表示
「まりーんふらわあ2」 - 岩屋港(明淡高速船時代の2006年5月撮影)本社が入居する岩屋ポートビル明石港乗り場

淡路ジェノバライン(あわじジェノバライン)は、兵庫県淡路市岩屋港明石市明石港を結ぶ航路の運航や、期間限定にて神戸港沖・明石海峡を周遊する航路をもつ旅客船海運会社である。なお、2008年5月18日までは淡路市・富島港と明石港との航路の運航を行っていたが現在は休止している。
概要

2001年11月 : 富島港 - 明石港の航路を運航していた株式会社西淡路ライン明石海峡大橋開通による影響などにより撤退したため、大阪市に本社を置く下着・宝飾販売業の株式会社ジェノバが新たに子会社を設立した上で西淡路ラインの航路・待合所などの施設・従業員を引き継ぎ、2002年4月8日に運航を再開した。船舶は従前より小型のものを新たに購入し運航している。

2006年11月30日 : 経営難のため同年末での運航休止を発表していた明淡高速船(子午線ライン、明石港 - 岩屋港)の航路を2007年1月1日付で引き継いでいる。

2007年4月以降 : 本土-淡路島を結ぶ唯一の旅客船となる(フェリーを含めても明石淡路フェリー(通称:たこフェリー)と2会社のみとなる)。

2007年10月1日 : 昨今の原油価格高騰のあおりを受け、富島航路での運賃が値上げされた。

2007年12月1日 : それまでの1日11往復から1日8往復に減便されたが更なる原油価格高騰と利用客の減少で2008年3月29日、富島航路を同年5月18日を以って、運航休止とすることを発表した。

2008年5月19日、富島航路が休止となる[1]。代替輸送については明石?岩屋航路と淡路交通の西浦線を利用する方法での連絡券を発売している[2]2014年2月以降は淡路交通西浦線の部分廃止に伴い連絡券の発売を終了し、岩屋- 富島間は淡路市北部・南部生活観光バス路線を利用することになるが、当バスとは連絡券を発売していない。

2008年8月1日 : さらに原油価格が高騰を続け、そのあおりで岩屋-明石航路が大人で50円値上げされた[3][注釈 1]

2009年4月1日 : 並行して運航している明石淡路フェリーが深夜便の運航を廃止したことで岩屋地区への深夜時間帯での帰宅が困難となったことを受けて、淡路市からの要請で22時・23時台にもそれぞれ1往復の運航を始める[4]

2010年11月15日 : 同日の運航をもって明石淡路フェリー航路が休止となり、この休止を受けて11月16日から5時台の早朝便(月曜日から金曜日のみ)を増発した[5]

2010年12月24日 : 明石淡路フェリーの筆頭株主だったツネイシホールディングスから全保有株式を譲り受けることが決まった[6]

当初、2011年3月をめどにフェリー運航の再開を目指すとしていた[7]


2011年10月20日 : 明石淡路フェリーの代替としてバイク(排気量125cc以下)・自転車・旅客を対象とした小型フェリーの導入・運航を明石市・淡路市の協議にて調整していると報道があったが[8]、2011年10月24日には、淡路市の門康彦市長と明石市の泉房穂市長の会談により、小型フェリーによる運航再開計画は事実上撤回された[9]

2014年1月 : 神戸市で行われた「明石海峡海上交通に関する協議会」において、2015年夏を目途に明石 - 岩屋航路に125cc以下の二輪車・自転車を輸送できる100トン級の高速旅客船を就航させることで関連自治体が合意[10]、新しい旅客船は淡路市によるプロポーザル入札によりツネイシクラフト&ファシリティーズが4億7520万円で受注し[11]、運航業務は2015年7月1日から5年間の予定で淡路ジェノバラインに委託することになっている[12]。その後、新造船「まりん・あわじ」が8月2日(岩屋港14時出航)より就航、125cc以下の二輪車の航送は明石港浮桟橋完成後の9月23日から開始した[13]

高速舞子?岩屋ポート間の海峡シャトルバスと明石淡路フェリーが運行休止となった現在では、本州と淡路島の岩屋地区との間の公共交通は、この高速船のみである。ちなみに、岩屋地区から近隣の高速バス停留所である鵜崎・淡路ICまでは大きく離れている。

明石海峡大橋が自動車専用道路であるため、自転車による淡路島一周(通称アワイチ)のアクセス方法の主要な手段である。
運航航路
定期航路

岩屋港 - 明石港

所要時間 : 約13分

運賃 : 大人600円、小人300円、手荷物(自転車・小動物)280円

スルッとKANSAI 3dayチケットのクーポン使用で運賃の割引 : 大人550円

支払いは自動券売機にて現金での購入のほか、窓口開設時間帯(9:00?17:00・昼休みを除く)に電子マネーiD楽天EdyWAONnanacoが利用できる。[注釈 2]

運航間隔 : 20分?80分毎

始発便 : 5時台(土曜日と日曜日と祝日は6時台)

最終便 : 23時台(終夜運航は実施していない。)


休止中航路

洲本港 - 泉州港(関西空港ポートターミナル)

グループ会社の淡路関空ラインが運航。

所要時間 : 65分

運航 : 1日5往復

「まりーんふらわあ2」「ジェノバT」が就航する。

2017年7月9日運航開始、2018年7月14日以降休航中。



富島港 - 明石港

所要時間 : 約20分

運賃 : 大人700円、小人350円

2008年5月18日以降休航中。

休止後の富島?明石間の連絡乗船・乗車券運賃 : 大人950円、小人・障害者430円(2014年1月31日で終了)


周遊航路(クルーズ)

各コースとも期間限定での運航である。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef