液体絆創膏(えきたいばんそうこう)とは、小さな切り傷や擦り傷の治療に使用する医療器具である。
ポリマーで構成された被膜を皮膚に密着させて使用する。これは、汚れや病原菌の汚染から防御するとともに、皮膚を保湿する[1]。
深い切り傷や外科治療に使用され、同様の効果と反応がある物質については瞬間接着剤#用途を参照(瞬間接着剤を傷口に塗布する場合、毒性があるため注意)。 液体絆創膏は通常、溶剤(通常は水かアルコール)に溶かしたポリマーを使用し、殺菌剤や局所麻酔薬を含むものがある。また、数種類のアルコールには同様の効果がある[1]。これらの製品は溶剤が蒸発するときに形成されるポリマーの薄い膜によりけがを保護する[1]。ポリマーにはポリビニルピロリドン(水ベース)、エチルセルロース、ニトロセルロース、メチルアクリレートイソブテンモノイソプロピルマレート(methylacrylate-isobutene-monoisopropylmaleate)[訳語疑問点](アルコールベース)、非晶ポリアリレート・シロキサンポリマー(ヘキサメチルジシロキサン溶剤もしくはイソオクタン溶剤ベース)のものがある[1]。 新しい種類の液体絆創膏は、皮膚に直接結合するペプチドを使用しようとしている[2]。この製品は、外科手術中・手術後の止血効果が期待されている。
デザイン
最近の開発
脚注^ a b c d e f Petkewich, R. "Liquid Bandages"(2008) Chemical & Engineering News. vol. 86(24) page 61.
^ “ ⇒New Liquid Could Replace Adhesive Bandages”. LiveScience (2006年10月10日). 2016年11月8日閲覧。
関連項目
絆創膏