この項目では、ドイツ連邦海軍における組織について説明しています。明治元年から明治2年までの明治新政府の組織については「軍務官」をご覧ください。
海軍局
創設1965年10月1日
所属政体 ドイツ
所属組織ドイツ連邦海軍
部隊編制単位部局
人員本体:約1,000人
下部組織:約4,300人
所在地メクレンブルク=フォアポンメルン州 ロストック
上級単位海軍指揮幕僚監部
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海軍局(かいぐんきょく、ドイツ語:Marineamt、略称:MarA)は、ドイツ連邦海軍における艦隊司令部と並列する二大組織の一つ。本部はロストックに所在しているが、一部はヴィルヘルムスハーフェン、ブレーマーハーフェンおよびベルリンに所在している。 海軍局は海軍作戦部隊を直接には指揮せず(実働部隊の指揮は艦隊司令部が執る)、それ以外の分野(人事、教育、資器材の準備など)の任務を総合して担当する。このため人員の獲得と育成、資器材の保守管理について海軍局が責任を負う。 1957年には既に海軍の一般任務を担当する部局を構築する計画があった。この目的に沿って同年8月に中央海軍業務部 1965年、海軍局は解散した中央海軍業務部の機能の一部を艦隊基盤司令部
海軍局の任務
歴史
1965年の概要
副局長直轄には以下のようなものがあった。
海軍基本データ施設
海軍補給局
艦艇試験団
1968年に各試験所および艦艇乗組司令部は海軍部隊試験団に集約される。 1974年に艦隊支援司令部
再編成
2001年に艦隊支援司令部が解散するために再度編成替えがなされ、海軍局は基地業務のほか一部任務を引き継いで、本部はロストックに移転する。 局長には海軍少将が充てられ、6つの部および担当官が下に置かれている。 局長、副局長、幕僚長の三役を筆頭に6つの部門が存在している。 代氏名着任離任
内部組織
海軍装備・後方支援部(MRL) - 新装備の取得や装備管理について責任を負う。このほかに海軍兵器システムの運用について後方支援体制を整備する。
開発教育部(WA) - 海軍の教育訓練について責任を負う。
海軍組織部 - 海軍の組織構造や概念の発展を担当し、人事と組織的問題に対して責任を負う。
地質情報調査部 - 海軍地誌のための基礎を提供し、連邦軍地理情報部
管理部 - 財務と民間との契約事項の担当。
事故調査担当官 - 海軍艦艇の事故などに関する調査報告を担当。
下位組織
海軍指揮システム・コマンド
(海軍装備・後方支援部)
海軍部隊試験団
ヴィルヘルムスハーフェン海軍基地司令部(群)
キール海軍基地司令部
エッカーンフェルデ海軍基地司令部
ヴァーネミュンデ海軍基地司令部
(開発教育部)
フレンスブルク=ミュルヴィク海軍士官学校
練習帆船スクーナー形「ゴルヒ・フォック
パロフ海軍術科学校
プレーン海軍下士官学校
ブレーマーハーフェン海軍作戦学校
歴代局長
1アルブレヒト・オーベルマイヤー海軍少将
Albrecht Obermaier1965年10月1日1966年3月31日
2ギュンター・クーンケ海軍少将
Gunther Kuhnke1966年4月1日1972年9月30日
3ギュンター・ルター
de:Gunter Luther1972年10月1日1975年3月31日
4オットー・イテス海軍少将
de:Otto Ites1975年4月1日1977年9月30日
5ホルスト・ゲファス海軍少将
Horst Geffers1977年10月1日1985年3月31日
6ディーター・フランツ・ブラウン海軍少将
Dieter Franz Braun1985年4月1日1991年9月30日
7ハイン=ペーター・ヴェイヘル海軍少将
de:Hein-Peter Weyher1991年10月1日1996年
8ユルゲン・ガイエル海軍少将
Jurgen Geier1996年1997年
9ハンス・リュッソー海軍少将
de:Hans Lussow1997年1998年
10フランク・ロペルス海軍少将
de:Frank Ropers1998年2000年
11ヴォルフガンク・ノルティンク海軍少将
de:Wolfgang E. Nolting2000年2003年
12ウルリッヒ・オットー海軍少将
Ulrich Otto2003年2008年
13アクセル・シェンプフ海軍少将
de:Axel Schimpf2008年2010年
14ホルスト=ディーター・クーレッチュクル海軍少将
Horst-Dieter Kolletschke2010年
脚注
外部リンク
(ドイツ語) ⇒Das Marineamt海軍公式サイト
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