海洋学部
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海洋学部(かいようがくぶ、英称:The School of Marine Science and Technology)は、海洋学教育研究するために日本の大学におかれている学部の名称。現在のところ、東海大学にのみ開設されている学部名称となっており、2012年に開設50周年を迎えた。

なお東京海洋大学は、2016年度まで設置されていた学部は海洋科学部(海洋環境学科、海洋生物資源学科、食品生産科学科、海洋政策文化学科)であったが、2017年度に海洋資源環境学部(海洋環境科学科、海洋資源エネルギー学科)海洋生命科学部(海洋生物資源学科、食品生産科学科、海洋政策文化学科)海洋工学部(海事システム工学科、海洋電子機械工学科、流通情報工学科)に改組された。

類似の学部に海事科学部水産学部がある。 東海大学清水キャンパス正門
東海大学海洋学部

1962年、東京商船大学清水分校(現在の東京海洋大学)が東京へ移転したのを機に跡地を譲受し[1]、東海大学の学部の1つとして開設。2013年4月現在、6学科4専攻の体制。学位は、「学士(海洋学)」(英称:Bachelor of Oceanography)を全学科に設定している。

学部構成は

海洋文明学科(英称:Department of Maritime Civilizations)

環境社会学科(英称:Department of Environmental and Societal Affairs)

海洋地球科学科(英称:Department of Marine and Earth Science)

水産学科

生物生産学専攻(英称:Course of Applied Biolobical Science, Department of Fisheries)

食品科学専攻(英称:Course of Food Science, Department of Fisheries)


海洋生物学科(英称:Department of Marine Biology)

航海工学科

航海学専攻(英称:Course of Navigation, Department of Navigation and Ocean Engineering)

海洋機械工学専攻(Course of Ocean Engineering, Department of Navigation and Ocean Engineering)

となっている。

同じキャンパス内にある東海大学海洋研究所傘下には(地震予知研究センター、海洋生物センター、水族生態研究センター)3センターを配置し、海洋調査研修船「望星丸」、小型実習船(「北斗(4代目)」・「南十字」)、臨海実験所、各種実験場を擁して研究活動を展開している。また、本学施設として東海大学社会教育センターを構成する東海大学海洋科学博物館東海大学自然史博物館が、キャンパス近隣に所在。更に、東海大学沖縄地域研究センター沖縄県八重山郡竹富町全国共同利用研究施設の1つとして拠点を構えている。現在では、大学・学部教育を中心に海洋科学分野の研究機関として全国有数の陣容となっている。
沿革

1948年 - 前身となる東海科学研究所の一部門として水産研究部が創設。

1959年 - 水産研究部を水産研究所へ改称。

1962年4月 - 海洋学部(海洋工学科・[海洋計測工学専攻、海洋土木工学専攻]、海洋資源学科・[海洋資源学専攻、海洋生物資源学専攻])を開設[2]。学部へも研究活動が分派することで引き継がれる。

1966年 - 船舶工学科を増設[2]

1966年 - 水産研究所を東海大学海洋研究所へ改称。(2014年現在も研究機関として活動中)

1968年 - 海洋土木工学科と水産学科を増設[2]

1970年 - 海洋計測工学専攻から海洋工学科へ改組。海洋資源学科より科学物理系が海洋科学科へ独立[2]

1972年 - 海洋学専攻科遠洋漁業専攻を開設[2]

1973年 - 航海工学科を増設[2]

1973年 - 海洋学部沼津教養部を開設。

1997年 - 海洋学専攻科海技専攻を廃止、乗船実習課程を新設[3]。海洋研究所先端技術センターを開設。

1998年 - 船舶工学科をマリンデザイン工学科へ名称変更[3]

2000年 - 海洋工学科を地球環境工学科へ名称変更[3]


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