この項目では、1966年の映画について説明しています。
1962年の人形劇については「海底大戦争 スティングレイ」をご覧ください。
1981年のアニメについては「海底大戦争 愛の20000マイル」をご覧ください。
1993年のゲームについては「海底大戦争 (ゲーム)」をご覧ください。
海底大戦争
Water Cyborg
Agent X-2: Operation Underwater
Battle Beneath the Sea
Terror Beneath the Sea
監督佐藤肇
脚本大津皓一
原案福島正実
出演者千葉真一
ペギー・ニール
フランツ・グルーバー
アンドリュー・ヒューズ
音楽菊池俊輔
撮影下村和夫
『海底大戦争』(かいていだいせんそう、Water Cyborg or Terror Beneath the Sea )は、1966年の日本・アメリカ合作映画[2]。主演:千葉真一。監督:佐藤肇。製作:東映、ラム・フィルム。カラー、スタンダード、83分[1]。 深海改造人間を造りあげ、海底王国を築こうとする狂信的科学者に、日本人記者とアメリカ人女性カメラマンが立ち向かう、怪奇ミステリ・アクション・SF・サスペンス・冒険が盛り込まれた作品[3]。水中撮影・特殊撮影を駆使し、随所に特撮で演出された展開により、迫力ある映像となっている[3]。 アメリカ海軍の潜水艦による新型水中ミサイル実験中、モニターに謎の人影が横切るのが目撃される。取材のため立ち会っていた日本の新聞記者・安部とアメリカの女性カメラマン・ジェニーは謎を探るため、人影が現れた海域に潜り、海底の洞窟で半魚人のような怪物に遭遇する。 拉致され、謎の海底基地で目覚めた2人は、世界征服を企む悪の科学者・ムーア博士から怪物の正体が「深海サイボーグ」であることを明かされる。ムーア博士は野望のために改造人間の専門家を集め、人間をさらっては自我のない怪物に改造し、「海底王国」の兵士として育成していた。安部とジェニーも改造機に閉じ込められ、肉体が徐々に変容していく。 同じく怪物に拉致されたハワード教授が基地のコントロール盤を破壊したため、怪物が人間に攻撃を始め、基地内は大混乱に陥る。安部とジェニーは怪物になる寸前にハワード教授に救われる。怪物と基地の人々は同士討ちになり、3人とムーア博士だけが生き残る。基地の所在を探知した海軍の潜水艦がミサイルを撃ち込んだため、基地全体の爆発が迫ったが、ムーア博士を倒した3人は脱出に成功する。ハワード教授の治療によって安部とジェニーの姿は元通りになり、潜水艦は帰路につく。
概要
ストーリー
キャスト
千葉真一 - 安部
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ペギー・ニール - ジェニー・グリアゾン
フランツ・グルーバー - ブラウン中佐
アンドル・ヒューズ - ハワード教授
エリック・ニールセン - ルハス・ムーア博士
マイク・ダニーン - ヨゼフ・ハイム博士
ビバリー・ケラー
ブラウン・ガンター
三重街恒二 - チャン
菅沼正 - 西田
室田日出男 - 海底基地技官A
山之内修 - 海底基地技官C
岡野耕作 - 中村
水城一狼 - 海底基地技官D
富士あけみ - 研究員
エンベル・アルテンバイ - 記者A
ハンス・ホルネフ - ビル・サービル
ジョン・クレイン - リチャード
ピーター・スミス - 記者C
ブラウン・ケラー - 士官B
カール・スィリング - 士官C
比良元高
並木喜一
大竹直樹
ノンクレジット[4]
P.ヌーチョ - 記者B
シュミデル - 士官A
B.ハリウラ - 士官E
D.ウルフ - 海底基地技官B
スタッフ
監督 - 佐藤肇
企画 - 亀田耕司、吉野誠一
原案 - 福島正実
脚本 - 大津皓一
撮影 - 下村和夫
録音 - 岩田広一
照明 - 森沢淑明
美術 - 江野慎一
特殊撮影 - 東映東京制作所特殊技術部(矢島信男・山田孝・武庫透)
水中撮影 - 館石昭(水中造形センター)
音楽 - 菊池俊輔
編集 - 祖田冨美夫
助監督 - 館野彰
進行主任 - 河野正俊
現像 - 東映化学工業株式会社
ノンクレジット[4] サイボーグ半魚人の水中でのシーンは、『大アマゾンの半魚人』と同様に着ぐるみを着たまま水中演技を行なっている[5]。変身シーンは照明効果を組み合わせたコマ落としによって表現されている[5]。サイボーグ半魚人は撮影終了後に手直しされ、同年のテレビドラマ『悪魔くん』で「化石人」として再登場した。 アメリカ海軍所有のマンモス潜水艦、海底基地、サイボーグ半魚人のデザインを担当した成田亨は、当時円谷特技プロダクションとの契約を結んでいたため、「武庫透」名義で参加している[6]。
スチル写真:加藤光男
製作