海南駅
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この項目では、和歌山県海南市の駅について説明しています。徳島県の駅については「阿波海南駅」をご覧ください。

海南駅
西口(2021年9月)
かいなん
Kainan

冷水浦 (2.8 km) (1.8 km) 黒江

所在地和歌山県海南市名高187-8.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度9分15.59秒 東経135度12分51.86秒 / 北緯34.1543306度 東経135.2144056度 / 34.1543306; 135.2144056
所属事業者西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 紀勢本線(きのくに線)
キロ程370.5 km(亀山起点)
新宮から190.3 km
電報略号カナ
駅構造高架駅
ホーム2面4線
乗車人員
-統計年度-2,802人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日1924年大正13年)2月28日[1]
備考直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
* 1936年に日方町駅から改称。
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海南駅(かいなんえき)は、和歌山県海南市名高にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。事務管コードは▲622088[2]

海南市の代表駅である。特急「くろしお」を含むすべての定期列車が停車する。
歴史高架化前の駅舎(1992年8月)

日方地域に最初に出来た駅はこの駅ではなく野上軽便鉄道(後の野上電気鉄道)の日方駅(ひかたえき)である。「日方駅」は野上軽便鉄道の日方駅から野上駅(後に紀伊野上駅に改称)までの開通と共に1916年大正5年)に開業した。日方地域に次にできた駅がこの駅で、旧来からの「日方駅」とは場所が異なる。

当駅は1924年(大正13年)2月、国鉄・紀勢西線の最初の開通区間として和歌山駅(現在の紀和駅)から東和歌山駅(現在の和歌山駅)を経て箕島駅までが開通したと同時に、紀勢西線の日方町駅(ひかたまちえき)として開業した。「日方駅」は当駅の北東に位置していた。国鉄側からの要請で「日方駅」の構内に当駅へ接続するためのホーム(連絡口駅)が設けられた時期は後のことである。「日方駅」のホームに入る手前で列車はこのホームに停車、国鉄線に乗り換える人が下車した。

1934年昭和9年)に海南市が発足したことを受け、1936年(昭和11年)に日方町駅が海南駅(かいなんえき)に改称した。1959年(昭和34年)には今の紀勢本線が全通し、亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線とされている。1994年平成6年)には野上電気鉄道が全線廃止となり、日方駅は姿を消した。1998年(平成10年)の海南駅高架化まで野上電鉄が存続していれば、日方駅は海南駅東口に移設される予定であったが実現しなかった[3]

地上時代の日方駅との位置関係(1992年) ←


新宮方面


和歌山方面
↓ 登山口方面
凡例
出典:[4]



年表

1916年大正5年)2月4日:野上軽便鉄道(後の野上電気鉄道)が日方駅から野上駅(後に紀伊野上駅に改称)まで開通し「日方駅」(ひかたえき)が開業する。

1924年(大正13年)2月28日:国鉄紀勢西線の日方町駅(ひかたまちえき)が日方駅の南西に開業する[1][5]

1928年昭和3年)9月10日:野上軽便鉄道が野上電気鉄道に社名を変更する。

1929年(昭和4年)6月1日:京阪電気鉄道和歌山線(後の南海和歌山軌道線)内海駅(後の海南駅前駅)が開業する。

1936年(昭和11年)7月1日:日方町駅が海南駅(かいなんえき)に改称となる[5]

1959年(昭和34年)7月15日:現在の紀勢本線が全通、紀勢本線所属となる[1]

1971年(昭和46年)1月10日:南海和歌山軌道線海南駅前駅 - 和歌浦口駅間廃止。

1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止[5]

1985年(昭和60年)3月14日ダイヤ改正に伴い、特急「くろしお」の一部の列車の停車駅となる。荷物扱い廃止[5]

1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる[1][5]

1994年平成6年)4月1日:野上電気鉄道の全線(日方駅から登山口駅)が廃止となり「日方駅」も廃止される。

1998年(平成10年)10月10日:高架化[6]。2面3線から2面4線となる[6]

1999年(平成11年)3月31日:駅レンタカー営業終了[7]

2005年(平成17年)3月1日:ダイヤ改正に伴い、「くろしお」系統(「オーシャンアロー」2往復を除く)の全列車が停車。

2011年(平成23年)3月12日:ダイヤ改正に伴い、「オーシャンアロー」と「スーパーくろしお」の運用差し替えにより、速達タイプのオーシャンアローの一部が停車するとともに一部の「スーパーくろしお」が通過となる。

2012年(平成24年)

3月17日:ダイヤ改正に伴い、きのくに線系統の特急列車の名前が「くろしお」に統一され、すべての特急が停車するようになる。

6月1日:地区駅長制度導入により管理駅から外れ、地区駅長が配置される。


2015年(平成27年)

8月22日自動改札機使用開始。

8月30日ICカードICOCA」の利用が可能となる。


2016年(平成28年)3月9日セブン-イレブン ハートインJR海南駅改札口店が開業。

2019年(平成31年)

3月8日みどりの窓口の営業を終了[8]

3月9日:みどりの券売機プラスの営業を開始[8]


駅構造ホーム

島式ホーム2面4線の待避設備を有する高架駅である。上り本線が先に高架新線に切り替わり、下り本線の工事完成を待って1998年に高架駅となった。駅舎は高架下に位置している。

直営駅であり、和歌山駅管理駅)傘下の地区駅として地区駅長が配置されていた。かつては管理駅として広川ビーチ駅 - 黒江駅間の各駅を管理していた。


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