海上自衛隊潜水医学実験隊
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海上自衛隊潜水医学実験隊

創設1977年(昭和52年)12月27日
所属政体 日本
所属組織 海上自衛隊
部隊編制単位
所在地神奈川県 横須賀市
上級単位防衛大臣直轄
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海上自衛隊潜水医学実験隊(かいじょうじえいたいせんすいいがくじっけんたい、英称:JMSDF Undersea Medical Center)は、横須賀基地田浦地区に所在する海上自衛隊防衛大臣直轄部隊である。潜水医学実験隊司令は、海将補をもって充てられており、防衛大臣の指揮監督を受ける[1]
概要

潜水に関する医学心理学人間工学などを研究し、潜水艦乗組員や潜水員(ダイバー)の安全を確保するための実験訓練を行う機関である。地上に深海を再現する深海潜水訓練装置を保有するほか、水流装置を備えた深さ11mの訓練水槽や潜水病治療用の設備を持ち、潜水医学研究の最先端としてダイバーの教育、訓練、指導を行っている[2]
任務
潜水医学に関する調査研究及び試験に関すること
[1]

潜水医学及び飽和潜水に関する教育訓練に関すること[1]

自衛艦の乗員に対する潜水医学及び飽和潜水に関する訓練の指導及び訓練に対する協力に関すること[1]

診療及び保健衛生に関すること[1]

潜水艦の乗員及び潜水を行う者の適性検査に関すること[1]

沿革久里浜地区時代の潜水医学実験隊

1967年(昭和42年)2月1日:海上自衛隊横須賀地区病院に潜水医学実験部新設[3]

1977年(昭和52年)12月27日:潜水医学実験隊が久里浜地区に新編[2]

1986年(昭和61年)3月:飽和潜水課程教育開始[2]

1989年(平成元年)7月:潜水医官課程教育開始[2]

1992年(平成04年)10月:飽和潜水450mを達成[2]

2013年(平成25年)1月17日:新庁舎が落成し[2]、現在地に移転

部隊編成

企画室

管理部

実験第1部

実験第2部

実験第3部

教育訓練部

主要幹部

官職名階級氏名補職発令日前職
海上自衛隊潜水医学実験隊司令
海将補松崎宏治2024年03月28日自衛隊横須賀病院副院長(医務担当)
兼 企画室長
副長
兼 教育訓練部長1等海佐江上昌利2022年12月01日自衛隊長崎地方協力本部

歴代の潜水医学実験隊司令(海将補)代氏名在任期間出身校・期前職後職
01伊藤善三郎1977.12.27 - 1978.12.10千葉医専海上自衛隊横須賀地区病院
潜水医学実験部長海上幕僚監部
→1979.2.1 退職
02山田 淳1978.12.11 - 1981.1.7山口県立医専海上自衛隊舞鶴地区病院長
→1979.9.1 海将補昇任官吏死亡
03川口幸夫1981.1.7 - 1983.3.14千葉医大海上幕僚監部衛生部医務班長
→1981.2.16 海将補昇任海上幕僚監部衛生部長
04大岩弘典
1等海佐)1983.3.16 - 1986.9.30日大医学部
昭和34年卒海上幕僚監部衛生部医務班長自衛艦隊司令部幕僚
05濱田 清1986.10.1 - 1989.12.14順天堂医科大
昭和30年卒海上自衛隊横須賀地区病院
→1986.12.5 海将補昇任退職
06大岩弘典1989.12.15 - 1992.6.15日大医学部
昭和34年卒自衛隊横須賀病院副院長海上幕僚監部首席衛生官
07藤井 明1992.6.16 - 1994.3.31広島大学
昭和41年卒自衛艦隊司令部幕僚自衛隊中央病院診療放射線技師養成所長
08伊藤敦之1994.4.1 - 1999.3.28北海道大学
昭和42年卒自衛隊大湊病院


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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