浮原島
浮原島(右上)と南浮原島(左下)。2005年1月24日撮影。
出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス
浮原島(うきばるじま[1]、うきばるしま[2])は、沖縄諸島の一部をなす与勝諸島の無人島で、沖縄県うるま市に属する。 面積0.30平方キロメートル[3]、周囲2.22キロメートル、最高標高12メートルの無人島である[1]。沖縄本島中部の東部海岸に突出する勝連半島の東約7キロメートル[4]、浜比嘉島の南東約3キロメートルにあり[5]、浮原島の南西約1.2キロメートルに南浮原島が位置する[5]。 沖縄諸島のうち、太平洋上の与勝諸島に属する[6]。沖縄県うるま市に属し[3]、大字は浜比嘉島東部で構成される「比嘉」に含まれる[7]。2005年(平成17年)4月1日のうるま市合併以前は[8]、勝連町に属していた[9]。 琉球石灰岩で覆われた低平な島で[4]、周囲はサンゴ礁に取り巻かれ、特に島南西の海岸部はよく発達している[5]。サンゴ礁上に生育する植物群落やチガヤなどの植物が見受けられ[5]、ハブも生息している[9]。 浮原島は方言で「ウチバル」というが、その周辺の各地区で浮原島の呼称が異なる[4]。浜比嘉島の島民が漁を行うために小屋を設置した際、山がちな浜比嘉島と比較して、平坦なこの島を「浮き島」と名付けたのが由来とされる[9]。 島内で貝塚時代後期の遺跡が発見され、土器が出土している[9]。
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