浪人若さま新見左近
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浪人若さま新見左近
著者
佐々木裕一
発行日2010年
発行元コスミック出版
ジャンル時代小説

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『浪人若さま新見左近』(ろうにんわかさま にいみさこん)は、佐々木裕一による日本時代小説

実在の人物である徳川第6代将軍徳川家宣の若き日の活躍を描く痛快活劇で、同著者の時代小説デビュー作である。決め台詞は「良心ある者は去れ。悪に与する者は、葵一刀流が斬る!」
目次

1 概要

2 あらすじ

3 登場人物

3.1 主な登場人物

3.2 岩城道場関係者

3.3 街の人々

3.4 甲府藩関係者

3.5 徳川家関係者

3.6 幕府関係者

3.7 南北奉行所関係者

3.8 川奉行所関係者

3.9 旗本関係者

3.10 諸大名関係者

3.11 黒蜘蛛組

3.12 百鬼組

3.13 大名盗賊団

3.14 将軍家暗殺集団

3.15 悪徳町人

3.16 その他の悪人


4 用語

4.1 流派

4.2 刀剣

4.3 場所


5 作品リスト

6 脚注

7 外部リンク

概要

今までメインで扱われた事の無い徳川家宣を主人公にしたのが最大の特徴である。基本的に1巻あたり4話収録されており1話完結の形を取っているが、内容によっては1巻丸ごと、ないし2巻の続き物になっている場合もある。単に左近が悪党を成敗するだけでなく幕閣における息の詰まる駆け引きや市井の人々、旗本家の抱える問題に手助けをするホームドラマ的なほのぼのした話もある。また話によっては後述の岩城泰徳が主人公であったり、街の人々がメインで左近が脇役みたいな回もある。また登場人物のセリフの掛け合いが絶妙で「ボケと突っ込み」の王道を貫いており、シリアスさと笑いを織り交ぜているため単調にならずに飽きさせない工夫がなされている。後に出た『公家武者松平信平』を遥かに上回る人気を保っており同著者の看板作品になっている。1巻が出てすぐ大反響となり[1]一月も経たずに重版が決定された。[2]その後も重版され続け[3]、後に数巻まとめて度々重版されるほどである。[4]14巻で一度完結しているが、2018年11月に続編「新・浪人若さま新見左近」が開始した。[5]
あらすじ

後に天下の名将軍と謳われた徳川家宣が甲府藩主・徳川綱豊であったころ、叔父である徳川綱吉との後継者争いを避けるため仮病で藩邸にこもったふりをする。その一方で元服前に名乗った新見左近と名を改め、谷中のぼろ屋敷に住む暇な浪人として窮屈な殿さま暮らしなどまっぴら御免とばかりに、自由気ままな生活を謳歌する。将軍後継争いや幕閣の陰謀に巻き込まれながらも名刀安綱を振るい左近が、葵の秘剣で通常では裁けぬ旗本や大名家臣、凶悪な盗賊など許せぬ悪党を退治・事件を解決していく。
登場人物

以下の項目はネタバレを含んでいるので要注意。
主な登場人物
新見左近(にいみ さこん) / 徳川綱豊(とくがわ つなとよ)
この作品の主人公。のちの徳川家宣だが本作ではまだ甲府藩主のままである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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