浦和PARCO(うらわパルコ)は、埼玉県さいたま市浦和区に所在する、株式会社パルコが運営する商業施設。パルコ単館では最大の規模であり、浦和駅前のストリームビル地下1階から地上7階部分に入居する。埼玉県内では新所沢PARCO(1983年6月23日開店 - 2024年2月29日閉店)以来の2店舗目となる。 浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業に伴い建設された、ストリームビル(高さ約55m、公共施設部分の愛称はコムナーレ)の中核テナントである。再開発事業では駅前広場なども整備され、浦和駅から雨天でも濡れることなくPARCO内に入店できるように、駅から入口まで屋根が設置されている。コムナーレ内にはさいたま市立中央図書館、さいたま市市民活動サポートセンター、浦和コミュニティセンター、国際交流センター、浦和消費生活センターなどの公共施設も入居している。 浦和PARCOや公共施設などを含めた施設全体の名称はストリームビルで、公共施設部分の愛称はコムナーレとなっている。また、商業施設であるPARCO部分のビル名称はさいたま浦和8953ビルである。 浦和エリアの映画館としては浦和ヴェルデ東宝などがあったが、より利便性の高いパルコ内にユナイテッド・シネマ浦和が開業した影響で閉館している。 パルコ単館では最大の面積で、総面積では名古屋PARCOに次ぐ規模となっている。基本商圏はさいたま市全域であり、浦和駅から鉄道30分圏内沿線を中域商圏、東京都内一部エリア・埼玉県全域を広域商圏と捉えている。 浦和を本拠地とする浦和レッドダイヤモンズに協賛しており、選手の集合写真を伊勢丹浦和店同様に正面にて掲示している。また浦和レッズ応援セールなどを実施する。かつては、「REDS GATE×ジェイコムショップ浦和パルコ店」を1階に開設し、ホームゲーム時にはグッズ販売を行っていた(2017年9月24日に閉店)。 2020年度の売上高(テナント取扱高)は、第1位で、名古屋PARCOや福岡PARCO、池袋PARCOや仙台PARCO等を上回る。[1]
概要
売上高(テナント取扱高)
年表
2007年10月9日 - マスコミ関係者含む内覧会の後、プレオープン。
2007年10月10日 - 浦和PARCO開業。122テナントがさいたま市内初出店。
2010年3月11日 - 浦和PARCOの土地建物(区分所有権)を購入。土地建物は自社所有へ[2]。
2010年8月31日 - 1989年に開店し、浦和市時代から親しまれていた浦和区高砂のユザワヤ浦和店が移転のため閉店。地下1階から4階まで手芸用品販売フロア、4階の一部と5階に手芸学校、ユザワヤ芸術学院が入っており、芸術学院を含め約4700平方メートル、30万 - 40万品目を扱う大規模な店舗であった。
2010年10月8日 - PARCO3階にユザワヤ浦和店が移転し、ユザワヤ浦和パルコ店として開業。売り場面積は約2100平方メートルと約半分となった。同時に芸術学院も4階に移転した。ユザワヤの跡地は住友不動産の分譲マンション、シティハウス浦和高砂となった。
2015年6月12日?6月28日 - 浦和を舞台としたアニメ作品である浦和の調ちゃんとコラボしたイベント「浦和の調ちゃん えきしびじょん」が開催され、グッズ販売や特別上映、スタンプラリーを行った[3]。