浜小清水駅
道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」と併設する駅舎(2018年5月)
はまこしみず
Hama-Koshimizu
◄B75 (臨)原生花園 (3.2km) (5.7km) 止別 B73►
所在地北海道斜里郡小清水町浜小清水474-7北緯43度56分2.36秒
東経144度27分11.48秒
浜小清水駅(はまこしみずえき)は、北海道斜里郡小清水町字浜小清水にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅。駅番号はB74。電報略号はマコ。
目次
1 歴史
1.1 年表
1.2 駅名の由来
2 駅構造
3 利用状況
4 駅周辺
5 隣の駅
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
歴史 1977年の浜小清水駅と周囲約1km範囲。左が網走方面。斜里平野の畑作地帯の北辺。すぐ裏手にオホーツク海が迫る。少しカーブした相対式ホーム2面2線と、駅裏にストックヤードと副本線が2本、駅舎横の網走側の貨物ホームへ引込み線を有する。相対側ホームの網走端には保線車用の小さな車庫があって引込み線が見える。また、本線釧路側には木工場の敷地があり、本線に沿って引込み線が引かれている。かつて多くの木材が野積みされていた駅裏のヤードは殆んど使用されなくなっている。
小清水軌道は、2つの中規模な土場(貯木場)を持っていて、一つは写真で青い大きな蒲鉾屋根の農協の貨物発着センターが建てられている場所に第1土場が、もう一つは赤い屋根の木工所(旧・横道木工場、後に小清水林産工業協同組合)の建家の北側に第2土場があった。第1土場は国鉄敷地側にホームを有し、上記の木工所への引込み線はそのホームに接して敷かれていた。軌道はこの土場の南側に何本かの留置線のヤードを有していて、そこから第2土場中央へ引込み線が伸びていた。軌道の本線自体は本駅舎の網走側貨物ホーム近くまで伸びており、そこから駅前を横切って本駅職員官舎前と第1土場留置線ヤードの中央を通ると、第2土場の南側に接しながら赤い屋根の木工所の建家の北手前側にある国鉄線踏切の所で南にカーブし、二十一線と二十線の中央より二十一線側に寄った位置を道と並行に南下して小清水へ向かっていた[注釈 1]。軌道跡の一部が小道として残されているのが確認できる。国土交通省 ⇒国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
かつては小清水軌道との分岐駅であり、小清水市街地と結ばれていた。
2007年(平成19年)4月14日から、デュアル・モード・ビークルの試験的営業運行が当駅と藻琴駅の間で開始された。2009年(平成21年)度以降は設定されていない。 駅名の由来は、小清水町の海岸に所在することによる[9][10]。「小清水」は、アイヌ語の「ポン・ヤム・ペツ(冷たい川の支流)」を意訳したものである[10]。 旧称の「古樋」は、アイヌ語の「フル・ヅイ・イ(丘の切れているところ)」に由来する[9][10]。 相対式ホーム2面2線を有する地上駅。2番のりばとの間は止別方にある構内踏切で連絡する。 2番のりばは3両程度分の長さを持つが、機関車を含めて6両となる「流氷ノロッコ号」の運行期間は、全客車がホームにかかるよう仮設で延伸される。 知床斜里駅管理の無人駅。道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」の建物内に待合室が設置される。 のりば番線路線方向行先 流氷ノロッコ号停車中。柵がある部分が仮設延伸部(2009年3月)
年表
1925年(大正14年)11月10日:国有鉄道の古樋駅(ふるといえき)として開業[1]。一般駅。
1941年(昭和16年)8月8日:小清水軌道開業。
1952年(昭和27年)
11月15日:浜小清水駅に改称[2]。
12月14日:小清水軌道廃止。
1960年(昭和35年)
1月10日:駅舎改築[3]。
4月1日:小清水林産工業協同組合発足。専用線敷設(時期不詳)[注釈 2]。
1983年(昭和58年)5月20日:貨物取扱い廃止[4]。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[5]。
1986年(昭和61年)11月1日:駅員配置終了[6]。簡易委託化。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
時期不詳 - 簡易委託廃止により完全無人化。
1999年(平成11年)7月13日:道の駅建設に伴う駅舎撤去セレモニー挙行[7]。
2000年(平成12年)7月1日:道の駅内の待合室部分供用開始[8]。
駅名の由来
駅構造
1■釧網本線上り網走・北見方面
2下り知床斜里・釧路方面
利用状況
2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は24.4人[11]。
2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は23.2人[12]。