浅香唯
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女優グラビアアイドルの「浅倉唯」とは別人です。

浅香 唯
出生名川崎 亜紀
別名YUI
生誕 (1969-12-04) 1969年12月4日(54歳)
出身地 日本 宮崎県宮崎市
学歴明治大学付属中野高等学校定時制卒業
ジャンルポップスアイドル歌謡J-POP
職業歌手女優アイドル
担当楽器ボーカル
活動期間1985年 - 1993年
1997年 - 現在
レーベルハミングバード(1985年 - 1993年)
メルダック(1997年 - 1998年)
インペリアルレコード(2005年)
ワーナーミュージック・ジャパン(2015年 - )
事務所六本木オフィス(1985年 - 1993年)
Y-Chord(1997年 - 1999年)
JAM企画(1999年 - 現在)
公式サイト ⇒YUI'S AVENUE

浅香 唯(あさか ゆい、1969年昭和44年〉12月4日[1] - )は、日本歌手アーティスト女優タレント[2]競技麻雀プロ雀士[3]。本名、西川 亜紀(にしかわ あき[4]、旧姓:川崎[1])。夫はロックバンド・THE KIDSのメンバーでドラマーの西川貴博。身長151cm、血液型A型[2]宮崎県宮崎市出身[4]。デビュー時のキャッチコピーは、「フェニックスから来た少女」であった。
来歴
デビュー?ブレイク前

1984年宮崎大学教育学部附属中学校3年の夏休み、『少女コミック』主催の「ザ・スカウトオーディション'84」に応募[5]。同誌に連載されていた漫画『シューティングスター』(作:大山和栄)のヒロインの名を冠した”浅香唯賞”を受賞[4]。これにより、芸名が「浅香唯」となる。浅香自身は芸能界には興味が無かったが、受賞者に贈られる副賞“赤いステレオ”欲しさでオーディションに応募した[6]。審査員を務めた漫画の作者は「『浅香唯』はこの子しかいない」と、浅香を一目見た瞬間から決めたという。浅香はステレオとグアム旅行[注釈 1] を手にするという目的を果たし、これで終わるはずだったが、数々の芸能プロダクションから次々とスカウトの電話が来る。

1985年3月、中学卒業と同時に上京した翌日からTBSの生放送番組『EXPOスクランブル』にレギュラー・アシスタントとして出演する。同年6月21日、ハミングバードよりシングル『夏少女』で歌手デビュー[4]キャッチフレーズは“フェニックスから来た少女”。約1年半の間にシングル5枚、アルバム1枚を発売するも、雪印「ヨグール」のCMソングとなった5枚目のシングル『10月のクリスマス』がオリコンチャート88位にランキングされた以外は、他のシングル・アルバムは100位以内にランキングされなかった。
スケバン刑事シリーズでブレイク 

1986年10月、フジテレビ系連続ドラマ『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』で主役の3代目麻宮サキ・風間唯 役を演じて脚光を浴びる[7][8]東映とフジテレビが制作した『スケバン刑事』テレビシリーズは、当時の爆発的アイドル・ブームの一端を担う、80年代アイドル・ドラマを代表する作品のひとつで、時代の感覚とマッチした青春アクションドラマとして大映ドラマ同様の熱烈なファン層を生み、主演の浅香が大ブレイクするきっかけとなった[9][10]

1987年1月発売のシングル『STAR』が同ドラマの主題歌に起用され、オリコン週間チャート10位にランクイン(最高位9位)。番組主題歌としての集中露出効果もあり一気にブレイクした[11]。TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』にも同曲で初ランクイン[12]。以降NHKヤングスタジオ101』、日本テレビ系『歌のトップテン』、フジテレビ系『夜のヒットスタジオ』、テレビ朝日系『ミュージックステーション』『歌謡びんびんハウス』、テレビ東京ヤンヤン歌うスタジオ』等、多数の音楽番組に出演する。

続く5月発売のシングル『瞳にSTORM』もオリコン4位と順位を上げ[13]東急百貨店日本橋店での同曲の新曲発表イベントにはデパートの屋上にファン5000人が集まった[14]。8月、大西結花中村由真と共に『スケバン刑事フェスティバルinつま恋』コンサートを行う[15]。フジテレビ系『第14回オールスター寒中水泳大会[16]及び『第一回ジャポーン! 女だけの水泳大会』にも出場。平泳ぎ競技で1位、スーパー騎馬戦ではスケバン刑事で鍛えたパワーを発揮しダンプ松本芳本美代子などと共に活躍[17]。ミス・フォトジェニック賞も受賞し注目を集めた。また同局系『スターどっきり(秘)報告』では田代まさしによる寝起きドッキリの突撃も受けた[18][注釈 2]

同年9月発売の『虹のDreamer』で初のオリコン週間チャート1位を獲得し[19]、一躍トップアイドルの座を獲得[20][21][注釈 3]。同月、ファースト・コンサート・ツアー"Over The Rainbow"開催(全国6か所)。東京公演の日比谷野外音楽堂も超満員となる[22]。10月、風間三姉妹(長女:大西結花、次女:中村由真、三女:浅香唯)として発売したシングル『Remember』でもオリコン1位を獲得[23]

『スケバン刑事III』は当初半年間の放映予定であったが、視聴率好調により延長され[24]、1年間放送された。

翌年2月、映画『スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲』に主演。主題歌の『Believe Again』もオリコン2位を獲得するヒット曲となる[25][注釈 4]。同曲の発売告知イベントとして、期間限定でJR新宿駅前に全長7mの巨大な浅香の人形を飾った「浅香神社」が作られた[26]。映画公開に合わせ、風間三姉妹として『スケバン刑事 ファイナル・コンサート』ツアー開催(全国5か所)。各会場で大盛況となり、『スケバン刑事』人気の大きさを改めて示した[27]。同作品でアイドルスターに成長した浅香は、同シリーズ出身の斉藤由貴南野陽子と共に、当時の日本のアイドル界のトップ戦線を形成していくようになる[28]
トップアイドル時代
1988年(昭和63年)

1988年、ドラマ、映画、キャンペーン、コンサートと約1年半にわたる『スケバン刑事』関連の仕事が終了した後、3月には、カネボウ化粧品の夏のキャンペーンガールに選ばれる[29][30][注釈 5]。アイドル歌手を「CFの女王」と言われた化粧品会社の水着キャンペーンガールに起用することは、当時の業界の常識を打ち破るものとして浅香の注目度の高さを窺わせた[31][注釈 6]。また、同CMのキャンペーンソングにシングル『C-Girl』がタイアップされ、大ヒット[32]。オリコンでは2週連続(通算3週)1位[33][注釈 7]、『ザ・ベストテン』でも初の1位を獲得[34]、11週連続(4→3→2→@→2→3→3→3→4→7→10)でランクインした[35]。5月のオリコン月間シングルチャートでも第1位となり[36]、6月発売のスタジオ・アルバムCandid Girl』も自己最大のヒット作となる[37]

続く8月発売のシングル『セシル』はノー・タイアップながら、オリコン1位[38]、『歌のトップテン』でも1位を飾る。レコードがヒットし、以後歌番組、ドラマ、バラエティ、映画、ラジオ、雑誌、コンサート、イベント等、各種メディアやイベントにも多数出演する[39]斉藤由貴に代わり富士写真フィルムAXIA』のイメージキャラクターとなった他、雪印乳業、カネボウ化粧品、鈴木自動車沖電気工業カシオ計算機など多くの企業のイメージキャラクターに起用されCMにも出演[40]中山美穂工藤静香南野陽子と共に「アイドル四天王」と称され[41][42][32][43][注釈 8]、「日本一忙しいアイドル」[44][45][注釈 9][注釈 10]とも称された。

10月、「スケバン刑事V」以来となるドラマ、『金太十番勝負!』(フジテレビ系)に主人公(演・田原俊彦)の妹・東かすみ役で出演[47]。11月発売のシングル『Melody 』がオリコン2位となる[48][注釈 11]。1988年のシングル売上枚数は82.7万枚で第7位。女性歌手では南野陽子、工藤静香、中森明菜に次ぐ記録であった[49]
1989年(昭和64年/平成元年)

1989年、1月発売のシングル『TRUE LOVE』で4作目のオリコンチャート1位を獲得[50]


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