浄土真宗親鸞会
浄土真宗親鸞会(じょうどしんしゅうしんらんかい)は、1958年(昭和33年)に発足した宗教法人。
親鸞会は新宗教というより「どちらかと言えば教団改革運動ないし再生運動と理解した方が適切である」[1]とされる段階である。 1958年、高森顕徹を会長として設立[2][3]。富山県射水市(旧射水郡小杉町)に本部を置く宗教法人[4][5]。 親鸞を信奉する団体[6][7]。正式名称は「浄土真宗親鸞会」だが、一般的な浄土真宗の宗派とは関係がない[5][8][9]。機関紙は「顕正新聞」[9]や「顕真」[7]。 親鸞会では「南無阿弥陀仏」の名号を本尊に用いる。寺院で広く見られる木像本尊や絵像は一切用いていない。 各種報道によると、同会の会員数は1980年(昭和55年)時点で約5万人[10]、1997年(平成9年)時点で約10万人[3][11]、2017年(平成29年)時点で公称約30万人という[12]。 親鸞会は、「親鸞の教えを教義の根本とし、阿弥陀仏への絶対帰依によって現世で救われることを目的」とされる[13]。 日本全国や日本国外で積極的な布教活動を展開して、その会員はあらゆる年齢層・地域・職業に広がっており、伝統教団の苦手とする若年層の会員の獲得にも成功している[7]。 現在は公民館や市民センターなど各地でアニメ上映会や、仏教講師による講演会を行っている[14]。近年、日本各地に会館が建設されたり、アニメ映画『世界の光 親鸞聖人』、『親鸞聖人と王舎城の悲劇』、『なぜ生きる』(主演:里見浩太朗)、『歎異抄をひらく』(主演:石坂浩二)などを上映している。 『なぜ生きる』『光に向かって ―心地よい果実―』『光に向かって100の花束』『歎異抄をひらく』の広告を新聞に打っている。
概要
目的
歴史
1952年(昭和27年) - 68名の会員が集まって「徹信会」が発足[7][14]。
1957年(昭和32年) - 富山県高岡市前田町に徹信会館(24畳)を建設[7]。
1958年(昭和33年) - 宗教法人格を取得し、浄土真宗親鸞会と改称[7]。
1974年(昭和49年) - 高岡市芳野へ本部を移転(100畳)。
1988年(昭和63年) - 富山市に隣接する射水郡小杉町に本部を移転。親鸞会館(現本館・520畳)となり、支部は全国及び南米・北米・台湾・韓国に及ぶ[7]。
1992年(平成4年) - 既存の親鸞会館本館の収容能力不足から、隣接地に顕真会館を建設。
2004年(平成16年) - 参詣者で溢れるため、親鸞会館本館の隣接地に2,000畳の講堂を持つ正本堂を建設。
2013年 (平成25年) - 札幌市厚別区に北海道会館が開館。
布教
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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