津軽ダム
[Wikipedia|▼Menu]

津軽ダム

所在地青森県中津軽郡西目屋村大字藤川
位置.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯40度32分17秒 東経140度15分37秒 / 北緯40.53806度 東経140.26028度 / 40.53806; 140.26028
河川岩木川水系岩木川
ダム湖津軽白神湖
ダム諸元
ダム型式重力式コンクリートダム
堤高97.2 m
堤頂長342.0 m
堤体積759,000
流域面積172.0 km²
湛水面積510.0 ha
総貯水容量140,900,000 m³
有効貯水容量127,200,000 m³
利用目的洪水調節不特定利水灌漑上水道工業用水道発電
事業主体国土交通省東北地方整備局
電気事業者東北電力
発電所名
(認可出力)津軽発電所(8,500 kW)
施工業者安藤ハザマ西松建設
着手年/竣工年1988年/2016年
出典[1]
備考目屋ダム再開発事業
水源地域対策特別措置法9条等指定
テンプレートを表示

津軽ダム(つがるダム)は、青森県中津軽郡西目屋村一級河川岩木川本流上流部に建設されたダムである。

国土交通省東北地方整備局が施工を行う国土交通省直轄ダムで、高さ97.2メートル重力式コンクリートダム。岩木川総合開発事業の中心事業として岩木川の治水津軽平野への灌漑、流域都市への水道供給および水力発電を目的とした特定多目的ダム法に基づく特定多目的ダムである。1960年(昭和35年)に完成した目屋ダムダム再開発事業として、目屋ダム直下流60メートル地点に建設され、2017年(平成29年)4月29日にダムのオープンイベントが行われた[2]。完成に伴い目屋ダムは水没する。ダムによって形成される人造湖は、近くにある白神山地にちなんで津軽白神湖(つがるしらかみこ)と命名された。

土木学会デザイン賞 2018 最優秀賞 受賞
地理五所川原市付近を流れる岩木川。

岩木川は青森県を流れる河川としては最大規模の河川である。青森県・秋田県境、1993年(平成5年)に世界自然遺産に登録された白神山地にある雁森岳を水源とし、ダム地点を通過すると岩木山南麓を東に向かって流れ、弘前市に至る。その後は向きを北に変え、弘前市・南津軽郡田舎館村・南津軽郡藤崎町の境で水系最大の支流である平川を合わせる。以降北津軽郡板柳町鶴田町中泊町つがる市五所川原市を流れて三角州を形成しながら十三湖に至り、十三湖大橋を経て日本海へと注ぐ。流路延長102キロメートル流域面積約2,540平方キロメートル河川であり、流域内の人口は約48万2400人を抱える[3]

ダムは岩木川の上流部、白神山地の入口に当たる暗門の滝下流に建設されている。ダムの名称は青森県西部地域を総称する「津軽」から命名された。
経緯
岩木川の河川開発岩木川本流に1960年完成した目屋ダム

青森県最大の河川である岩木川は、津軽平野の「母なる川」として流域住民の生活に欠かせない河川である。しかし白神山地の急峻な地形を上流域とすることから河川勾配は急で、大雨融雪により発生した洪水は一挙に勾配の緩やかな津軽平野に流れ込む。加えて十三湖河口部はしばしば河口閉塞を起こすため、行き場を失った河水は十三湖や岩木川下流に滞留し、浸水被害を増加させていた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:145 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef