洞爺湖
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパから臨む洞爺湖(2013年9月)
所在地北海道(胆振総合振興局)
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度35分0秒 東経140度51分0秒 / 北緯42.58333度 東経140.85000度 / 42.58333; 140.85000 (洞爺湖)
洞爺湖(とうやこ)は、北海道虻田郡洞爺湖町と有珠郡壮瞥町にまたがる湖。二級河川長流川水系に属する。周辺が支笏洞爺国立公園に指定されており[2]、洞爺湖有珠山ジオパークとして『日本ジオパーク』『世界ジオパーク』に登録されている[3]。また、「日本百景」「新日本旅行地100選」「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されている[4][5]。 北海道南西部に位置し、「洞爺カルデラ」内にできた湖[6]。面積は日本で9番目、カルデラ湖としては屈斜路湖、支笏湖に次いで日本で3番目の大きさである。 東西約11キロメートル、南北約9キロメートルのほぼ円形の湖で、有珠山・昭和新山・洞爺湖温泉などがあり北海道有数の観光地域となっている。湖畔の南側を北海道道2号洞爺湖登別線、北西部を北海道道578号洞爺虻田線、東側を北海道道132号洞爺公園洞爺線が通っており、湖畔を一周することができる。 中央に浮かぶ「中島」(面積 4.85平方キロメートル)の最高点トーノシケヌプリ(標高 455メートル)を中心として東北東?南東?南南西にかけてが壮瞥町、それ以外が洞爺湖町になっている。なお、中島には1960年(昭和35年)頃に2世帯6人の定住者がいたが[7]、現在は定住者はいない。 アイヌ語の「トヤ(to-ya)」(湖・岸)に由来する普通名詞である[8]。本来は湖の北岸を指す地名であったが、和人によって洞爺と当て字され、湖の名となった。現在では湖の北岸である本来のトヤは、「向洞爺」と呼ばれている[9]。アイヌの人々は単に「ト(to)」(湖)と呼んでいたと考えられる[8]。 約10.6 - 10.9万年前[10]に洞爺火砕流をともなう噴火が起こり[11][12]、「洞爺カルデラ」が形成された。このときに放出された火山噴出物の総体積は230 - 310立方キロメートル(100 - 140立方キロメートル DRE)[14]のVEI-7で、カルデラの周囲には厚さ数十メートルの火砕流台地が形成されている[15]。
地理
島:中島(大島、観音島、弁天島、饅頭島)、珍小島
流入河川:ソウベツ川、大川など
流出河川:壮瞥川
名称の由来
洞爺カルデラカルデラの地形図。湖の下部で突き出ているのが有珠山(活火山)。スペースシャトル標高データ使用。