注音符号
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注音符号

注音符号による「百科全書」
類型:アルファベット
言語:中国語 (主に中華民国台湾〉で行われる国語)
時期:1913年 - 21世紀(現在は漢字の発音記号としての位置付け)
親の文字体系:漢字

注音符号

Unicode範囲:U+3100-U+312F
U+31A0-U+31BF
ISO 15924 コード:.mw-parser-output .monospaced{font-family:monospace,monospace}Bopo
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
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注音符号
各種表記
繁体字:注音符號
簡体字:注音符号
?音:Zhuy?n Fuhao
注音符号:???????????
発音:チューインフーハオ
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音素文字の歴史


青銅器時代中期-原シナイ
前19-15世紀

ウガリット 前15世紀


原カナン 前14世紀

フェニキア 前11世紀

古ヘブライ 前10世紀

サマリア 前6世紀


アラム 前9世紀

ブラーフミー 前6世紀
インド系

チベット 7世紀

クメール 7世紀

ジャワ 9世紀
他多数


ヘブライ 前3世紀

シリア 前2世紀

ナバテア 前2世紀

アラビア 4世紀

ペルシア 7世紀

ウルドゥ 11世紀

ターナ 18世紀



パフラヴィ 前2世紀

アヴェスタ 4世紀


ソグド

突厥 5世紀

ウイグル 8世紀

(契丹小字 10世紀)

(女真小字 12世紀)


モンゴル 13世紀

満洲 16世紀

シベ 20世紀


トド 17世紀

ワキンダラー 20世紀




ギリシア 前9世紀

エトルリア 前8世紀

ラテン 前7世紀

ルーン 2世紀

オガム 4世紀

ゴート 4世紀



コプト 300年

グルジア 4世紀

アルメニア 405年

グラゴル 862年

キリル 10世紀



イベリア 前6世紀


南アラビア 前9世紀

ゲエズ 前5–6世紀


メロエ 前3世紀
カナダ先住民 1840年
注音 1913年

注音符号(ちゅういんふごう、ちゅうおんふごう、: 注音符號、.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: Zhuy?n Fuhao チューインフーハオ)とは、中国語発音記号の一つ。現在は主に台湾で用いられる。先頭の四文字「????」からボポモフォ (bopomofo) とも呼ぶ。
概要

注音符号は古代の篆書・古文などから字形の簡単なものを取って表音文字として使うもので、1文字から3文字で(声調を除く)中国語の1音節を表すことができる。中国大陸における中華民国期に制定された。中華人民共和国では漢語?音が使われ、注音符号はほとんど使われていないが、台湾では今でも現役で使われている。

現在の注音符号は声母(音節頭子音)21字と韻16字の37文字からなる。日本語仮名に似た文字もあるが、仮名と違って音節文字ではない。また、仮名が草書体や漢字の偏旁の利用によって作られているのに対し、注音符号は古代の文字をそのまま利用している。たとえば?音の zhu?ng という音節であれば、声母の zh を表す ?、介母音の u を表す?、韻の ang を表す ? によって ??? と記すことができる。

日本の仮名と同じく、漢字につける振り仮名のように用いることができる。台湾では初等教育の初期からこれを習い、キーボード携帯電話スマートフォン入力に用いる。電報にも使えるようにコード化されている(電碼参照)。

台湾で定められた文字コードセットである Big5 にも、中国大陸の GB 2312 とその後継規格にも収録されており、Unicode 1.0.0では U+3105 から U+312D に割り当てられているので、コンピュータインターネットでも使用できる。

ローマ字による表音を「国語注音符号第二式」(どのローマ字方式を使用するかは時代によって異なる)と呼び、それに対してここでいう注音符号を「国語注音符号第一式」とも呼ぶ。単に「注音符号」と言えば第一式のことである。
歴史

末になると、中国語のための表音文字を提案したり、実際に使用したりする者が多く現れた。

注音符号のアイデアのもとになったのは章炳麟が1906年に日本で書いた「駁中国用万国新語説」であった[1]。この文は「漢字は難しいからエスペラントに変える」という説に反論する主旨の文章だが、その中で『説文解字』に見える篆書・古文・籀文から形の簡単なものを取って、中国語の伝統的な音韻学ののための字として使う、という説を述べ、実際にその字を定義した。

辛亥革命の直後、1913年に中国語の標準的な音を定めるための読音統一会が、呉敬恒を議長として開かれた[2]。このときに作業用に用いた「記音字母」は、当時の教育部にいた周樹人(魯迅)・許寿裳・銭稲孫らが考案したものだが、彼らはいずれも浙江省出身者で、清末に日本へ留学して章炳麟に学んだ仲間であり、記音字母も章炳麟の提案に従っていた。ただし章炳麟の作った字をそのまま使ったものはそれほど多くない。読音統一会は最終的にこの記音字母を正式な表音文字として採用することを決定し「注音字母」と命名した。


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