泣いてたまるか
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この項目では、作品全般について説明しています。渥美清主演回の詳細については「渥美清の泣いてたまるか」をご覧ください。

この項目では、テレビドラマ作品について説明しています。michelle143による2003年の楽曲「泣いてたまるか」については「michelle143」をご覧ください。

『泣いてたまるか』(ないてたまるか)は、TBS系列で1966年から1968年まで放映された、1話完結形式の連続テレビドラマ。渥美清青島幸男中村嘉津雄が主演を務め、1986年には西田敏行主演によるリメイク版が放送された。また、テレビ放映の好評により、コント55号坂上二郎を主人公として1971年に映画化された。
概要

この作品は、渥美清主演で毎回違う役柄をやるというコンセプトではじまった。監督、脚本も毎回異なっておりバラエティに溢れていたが、渥美単独では大変だということで、1966年10月の2クール目の第14回から青島幸男と隔週交代で出演することになる。都会的な青島の加入により、番組はバリエーションも広がり人気を集めた。青島の降板後は再び渥美の単独主演になったが、職業としては先生にほぼ統一されてしまい、当初の設定とは異なったものとなった。

1967年10月から再び中村嘉津雄との交互の出演体制になり、当初の設定である毎回違った役柄、職業という基本路線に戻った。渥美と中村の出演回は国際放映TBSの制作で、青島版は松竹テレビ室とTBSの制作となっている。全80話のドラマの脚本家には50名、監督にはテレビ局の演出家の他、邦画各社からの著名な映画監督含め40名近くがこの制作に加わっている。

後に有名になった俳優や女優が脇役として、そして映画監督と脚本家、作家が多数手がけていることが大きな功績であり、渥美清と山田洋次の関係が生まれ、『男はつらいよ』シリーズに繋がった。渥美主演の1クール分(第1話から13話)と渥美主演の3クール分先生編(第41話から54話)は、野球のナイター中継があったため毎週放映されていない。

オリジナル版では東急田園都市線青葉台駅周辺をロケに使用しており、再開発が緒に就いたばかりの青葉台の貴重な映像を見ることができる。

オリジナル版放映後の1971年には坂上二郎の主演による『泣いてたまるか』の映画化があり、1976年1月11日には渥美によるスペシャル版『泣いてたまるか 男は心だよ』が放送された。

2005年 - 2006年に渥美清主演版の全54話が『渥美清の泣いてたまるか』として解説書付DVDとして発売された。

2015年1月から、無料衛星放送では初めてTwellVにて毎週土曜13:45-15:45にハイビジョン・リマスター版で抜粋ではあるが放送が決定[1]。同年10月から2017年3月まで、地上波では初めて千葉テレビ放送にて毎週水曜20:00-21:00に同様のハイビジョン・リマスター版が放送された(船橋競馬の「ハートビートナイター」開催日はマルチチャンネルのため、リマスター版を標準画質にして放送)[2]
リメイク版

1986年 - 1987年にはオリジナル版の毎回違った役柄、職業の設定そのままに、20年ぶりに西田敏行主演でリメイク版の『泣いてたまるか』12話が制作された。

西田主演リメイク版も解説書付DVDが発売されている。
主人公
オリジナル版

渥美清(全54話主演)

青島幸男(全14話主演)

中村嘉津雄(全12話主演)

スペシャル版

渥美清(全1話主演)

リメイク版

西田敏行(全12話主演)

映画版

坂上二郎(1971年度作品)

泣いてたまるか
スタッフ(国際放映)

プロデューサー:岡本良介、高島幸夫、保泉章二、茨常則、海老原繁久、香取雍史

脚本:
野村芳太郎、桜井康裕、山根優一郎、鈴木尚之、掛札昌裕、光畑碩郎、高岡尚平、橋田壽賀子関沢新一早坂暁笠原良三家城巳代治、大川久男、渡邊祐介山田洋次井手雅人、大石隆一、清水邦夫橋本忍大原清秀山中恒佐藤純彌、高岡尚平、深作欣二、北野夏生、山内泰雄、入江昭夫、木下惠介山田太一早坂暁、乙武英樹、灘千造、森崎東、家城秀男、稲垣俊、大川タケシ、秋山透、内田栄一

撮影:森隆吉、坪井誠

照明:田中良正、岡庭正隆

録音:江口賢次郎(東京テレビ映画)、成田茂、泉田正雄、沼田春雄

美術:朝生治男

編集:平木康雄

助監督:今村明男、平松弘至、榎本冨士夫、新津左兵、浜田徹

音楽:木下忠司

主題歌:「泣いてたまるか」クラウンレコード

作詞:良池まもる

作曲:木下忠司

唄:渥美清(渥美清主演の時)

唄:木更津次郎(中村嘉津雄主演の時)


制作担当:奧原徳太郎、小坂井郁也、小林晋貮

舞台装置:美建興業株式会社

出版:弘文堂

現像:東京テレビ映画→TBS映画社

監督:中川晴之助山際永三佐伯孚治高橋繁男、下村堯二、渡邊祐介、真船禎松林宗恵家城巳代治飯島敏宏瀬川昌治佐藤純彌、神谷吉彦、今井正福田純枝川弘、平松弘至、深作欣二小山幹夫今井正、吉野安雄、大槻義一鈴木英夫降旗康男井上博望月優子、香月敏郎

制作:国際放映TBS

スタッフ(松竹テレビ室)

プロデューサー:
山内静夫

脚本:斎藤良輔 、菅野昭彦、笠原良三雪室俊一青島幸男松木ひろし石松愛弘、山田洋次、下飯坂菊馬芦沢俊郎、藤田秀弥、金城哲夫小林久三

撮影:荒野諒一、小原治夫、青木澄夫、倉持友一、上田浩

監督補:福田幸平

美術:浦山芳郎、重田重盛

録音:小林英男

照明:本橋昭一

編集:北見精一

助監督:福田幸平、熊谷勲、永塩良輔、白木慶二、今関健一、増田彬

制作主任:末松昭太郎

装置:伊藤政義

装飾:坂下勝治、菊武敏行、石井勇

記録:長谷川幸子

結髪:細井栄子

進行:斎藤稔

調音:松竹録音スタジオ

衣裳:松竹衣裳

現像:東洋現像所

出版:東北新社

音楽:木下忠司

主題歌:「泣いてたまるか」

作詞:良池まもる

作曲:木下忠司

唄:青島幸男


監督:生駒千里、酒井欣也、的井邦雄、松野宏軌青島幸男、桜井秀雄、酒井辰雄、森崎東、菊池靖、野崎正郎、円谷一水川淳三

制作:松竹テレビ室、TBS

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