油須原線
油須原線 彦山川橋梁跡
概要
現況未開業(豊前川崎-油須原間)
起終点起点:漆生駅
終点:油須原駅
運営
所有者日本国有鉄道
路線諸元
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
路線図
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停車場・施設・接続路線
凡例
0.0
0.0*
漆生駅
1.0*稲築駅
1.5才田駅
←↓上山田線
2.6嘉穂信号場
4.3下山田駅
6.3上山田駅
9.3熊ヶ畑駅
14.0真崎駅
14.6東川崎駅
17.8豊前川崎
←日田彦山線
第一大任駅
?福田駅 (未開業)
彦山川橋梁 彦山川
?大任駅
赤駅 (2003年開業)
?油須原駅
油須原線(ゆすばるせん)は、かつて福岡県嘉穂郡稲築町(現・嘉麻市)にあった漆生駅と、同県田川郡赤村の油須原駅を結ぶ計画に基づく日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線 (漆生線及び上山田線の一部として開業、一部未成線)である。 1922年(大正11年)に公布された改正鉄道敷設法別表に掲げられた「福岡県油須原ヨリ上山田ヲ経テ漆生附近ニ至ル鉄道」がこの油須原線であり、漆生線と田川線を結び、豊前川崎・大任・行橋を経由して筑豊炭田の石炭を周防灘に面した京都郡苅田町の苅田港に輸送するための短絡線として計画された路線である。低品位石炭を苅田町に運び、大々的に火力発電を行う(苅田港駅より九州電力苅田発電所へ向かう専用線も敷設されていた、現在は廃線)とともに、政府が失業救済事業として打ち出した路線でもあった。 1957年(昭和32年)7月、国鉄によって建設工事が始まったが、エネルギー革命により石炭事情に変化が起きたこと、工事線上の田川郡大任町と同郡川崎町の間 2km ほどに古河鉱業の鉱区があり、工事線下の石炭が掘れないことに対する補償を求められてその交渉が数十回にも及んだことに加え、国鉄の財政難も影響し、その工事は予定よりも遅延した。
歴史