かわもり しょうじ
河森 正治
Japan Expo 2013
本名河森 正治
別名義黒河影次(くろかわ えいじ)
白河明次(しらかわ めいじ)
生年月日 (1960-02-20) 1960年2月20日(64歳)
出生地 日本・富山県東礪波郡平村(現南砺市)
職業メカニックデザイナー
アニメーション監督・演出家
脚本家
ジャンルSF、ロボット、ファンタジー
活動期間1978年 -
公式サイト ⇒河森正治オフィシャルサイト
主な作品
マクロスシリーズ
アクエリオンシリーズ
受賞
第18回アニメーション神戸賞 特別賞
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河森 正治(かわもり しょうじ、1960年2月20日[1] - )は、日本のメカニックデザイナー、アニメーション監督・演出家。富山県東礪波郡平村(現南砺市)生まれ[1]。Vector Vision所属[2]、サテライト特別顧問[3]。宇宙作家クラブ会員。
監督としての代表作は「マクロスシリーズ」「アクエリオンシリーズ」など。おもなメカニックデザインとしてはマクロスシリーズの可変戦闘機(バルキリー)や、サイバーフォーミュラ、アーマード・コア、エウレカセブンのLFOなどがある。 1980年代初頭のアニメブーム期に、アニメファン世代の大学生デザイナーとして頭角を現す。機械工学を専攻し、整合性のとれた変形・合体機構を持つロボットデザインを得意とする。また、空力を意識した航空機や自動車などのリアル系メカデザインも手掛ける。 演出家・監督としてはSF・巨大ロボット・ファンタジーをメインジャンルとしつつ、アイドルや魔法少女や生命環境などのテーマを扱った作品もある。CGを駆使したビジュアル、音楽(歌)とメカアクションの融合、ロマンティックな恋愛ドラマなどのエンターテインメント要素が豊富である。 過去の発表作は基本的に自身が原作者(もしくは原作集団の一員)となるオリジナル作品である。企画立案に始まり、メカニックデザイン・設定・シリーズ構成・監督(または総監督)・絵コンテ・演出・編集といった制作工程全般に関与している。 ほかにも工業製品や広告モデルのデザイン、イベントの展示演出などマルチクリエイターとして活躍し、総合的な役職としてビジョンクリエイター (Vision Creator) と名乗っている。
概要
略年表
1960年(昭和35年)2月20日 富山県に生まれる。
1963年(昭和38年) 横浜市に転居。
1972年(昭和47年) 慶應義塾普通部に入学。
1975年(昭和50年) 慶應義塾高等学校に進学。スタジオぬえを訪問し、クリスタルコンベンション(クリコン)に参加し始める。
1978年(昭和53年) 慶應義塾大学工学部に進学。スタジオぬえ入社。テレビアニメ『闘将ダイモス』のゲストメカデザインでプロデビュー。
1979年(昭和54年) テレビアニメ『ザ☆ウルトラマン』の後期メカニックデザイン。
1980年(昭和55年) タカラの玩具「ダイアクロン」のデザイン。
1982年(昭和57年) テレビアニメ『超時空要塞マクロス』の主役メカ、VF-1 バルキリーをデザイン。シリーズ構成案、各話脚本・絵コンテ。
1983年(昭和58年) アニメ映画『クラッシャージョウ』のメカニックデザイン。
1984年(昭和59年) アニメ映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』で監督デビュー(石黒昇と共同)。
1985年(昭和60年) 中国へ取材旅行。カルチャーショックを受ける。
1987年(昭和61年) OVA『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』の監督。
1989年(平成元年) 特撮映画『ガンヘッド』のメカニックデザイン。アニメ映画『舞夢』が製作中止となる。
1991年(平成3年) テレビアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のメカニックデザイン。OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のメカニカルスタイリング。
1994年(平成6年) 「マクロスシリーズ」の制作に復帰。テレビアニメ『マクロス7』のスーパーバイザー、OVA『マクロスプラス』の総監督。
1996年(平成8年) テレビアニメ『天空のエスカフローネ』の原作。宮沢賢治生誕百周年記念アニメ『イーハトーブ幻想?KENjIの春』の監督。
1997年(平成9年) PlayStation用ゲーム『アーマード・コア』のメカ、アーマード・コアをデザイン。
1998年(平成10年) アーケードゲーム『超鋼戦紀キカイオー』の企画、デザイン。
2001年(平成13年) テレビアニメ『地球防衛家族』の原作、『地球少女アルジュナ』の原作・監督。AIBOのカスタムモデル「ERS-220」デザイン。
2002年(平成14年) OVA『マクロス ゼロ』の監督。
2003年(平成15年) サテライト取締役就任。
2005年(平成17年) テレビアニメ『創聖のアクエリオン』の原作・監督。テレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のメインメカニックデザイン。
2008年(平成20年) テレビアニメ『マクロスF』の原作・総監督。第21回東京国際映画祭にて「ビジョンクリエーター河森正治の世界」上映[4]。
2009年(平成21年) テレビアニメ『バスカッシュ!』『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の原作。
2012年(平成24年) テレビアニメ『アクエリオンEVOL』『AKB0048』の原作・総監督。
2013年(平成25年) 第18回アニメーション神戸 特別賞受賞[5]。
2014年(平成26年) テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』の原作。「多次元プロジェクト The Fool[6]」を展開。