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株式会社河合楽器製作所
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co., Ltd.
本社
種類株式会社
市場情報東証プライム 7952
略称KAWAI
本社所在地 日本
〒430-8665
静岡県浜松市中央区寺島町200番地
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度41分59.4秒 東経137度44分22.2秒 / 北緯34.699833度 東経137.739500度 / 34.699833; 137.739500座標: 北緯34度41分59.4秒 東経137度44分22.2秒 / 北緯34.699833度 東経137.739500度 / 34.699833; 137.739500
設立1951年5月15日
業種その他製品
法人番号2080401001323
事業内容別記のとおり
代表者河合健太郎(代表取締役社長)
資本金71億22百万円
(2019年3月31日現在)
発行済株式総数85,610,608株
売上高連結:723億7,600万円
単体:515億2,400万円
(2019年3月期)
純資産連結:250億500万円
単体:119億9,100万円
(2019年3月31日現在)
総資産連結:532億3,100万円
単体:382億7,300万円
(2019年3月31日現在)
従業員数連結:2,813人
単体:1,269人
(2019年3月31日現在)
決算期3月末日
会計監査人明治アーク監査法人
主要株主日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.7%
エイチエスビーシーブローキングセキュリティーズ 9.6%
株式会社河合社団 5.5%
住友不動産株式会社 5.1%
河合楽器取引先持株会 4.0%
カワイ従業員持株会 3.6%
明治安田生命保険相互会社 3.4%
株式会社学研ホールディングス 3.2%
東京海上日動火災保険株式会社 3.1%
共栄火災海上保険株式会社 2.6%
(2021年9月30日現在)
主要子会社株式会社カワイキャスティング[1]
関係する人物河合小市
河合滋
外部リンクwww.kawai-global.com
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株式会社河合楽器製作所(かわいがっきせいさくしょ)は、静岡県浜松市中央区に本社を置く世界的な楽器メーカーである。商標名は英字大文字でKAWAI。ピアノ販売では世界第2位のシェアを占める[2]。
会社概要カワイ表参道
日本楽器製造(現・ヤマハ株式会社)に勤務していた河合小市が独立し、1927年(昭和2年)に河合楽器研究所として設立された。1935年(昭和10年)に合名会社、1951年(昭和26年)に株式会社へと改組する。1952年(昭和27年)に河合小市が死去すると、1955年(昭和30年)、娘婿の河合滋が社長に就任。1956年(昭和31年)にカワイ音楽教室を創設、音楽教育事業によるユーザ層の拡大に乗り出すと共に、1989年(平成元年)に河合弘隆が社長に就任し、滋は会長に専任となった。2024年(令和6年)に弘隆が心不全で死去したため、河合健太郎が社長となった[3]。
河合滋が社長を務めていた頃は、業界に先駆けてピアノの割賦販売を打ち出すなど、同業のヤマハと切磋琢磨し、日本の音楽普及に貢献した。バブル時代にはゴルフ場事業等にも進出し、非ピアノ事業の育成を企図した多角化を行ったが、近年はピアノ事業に回帰する姿勢を鮮明にしている。
ピアノを中心とした楽器製造・販売のほか、近年はカワイ精密金属などでピアノの部品素材のノウハウを生かした半導体素材の生産も行っている。かつてはDTM関連製品やムーンサルト、F-I、Rockoonシリーズ等のエレキギター/エレキベース、K5000シリーズなどのシンセサイザーを製造・販売していたが、現在では楽譜作成ソフトウェア「スコアメーカー」や入力用の小型キーボード「HYPERCAT」を除き撤退している。
また、ピアノの製造過程で出る端材を活用して、木製の玩具なども発売している他、学校向けのスポーツ用具[注釈 1] も製造している。
国内のアコースティックピアノにおけるシェアはヤマハが約6割、同社が同4割で長らくこの比率は[4]変わっていない。
ヤマハが特約店方式で各地の楽器店と契約しているのに対し、全国に直営店を展開している。
グランドピアノは1990年代まではドイツ製ピアノの影響が強い製品を製造していたが、現在ではスタインウェイの特徴を取り入れ、近代化されたRXシリーズを中心に、手作り工程と入念な出荷調整を取り入れた高級機SKシリーズ、コンサート用のSK-EXシリーズを出荷している。アップライトはKシリーズを出荷している。いずれも炭素繊維強化プラスチックを採用してレスポンスを改善したアクションを特徴としている。また騒音対策としてエニタイム仕様やピアノマスク仕様のピアノも出荷している。
他にも外装部が透明アクリル樹脂でできているクリスタル・ピアノ「CR-40A」を受注販売している。
連合赤軍あさま山荘事件の発生当時、連合赤軍に占拠されたあさま山荘の所有者であった(正確には同社の健康保険組合の所有)。 音楽教室の他に、主に幼稚園・保育園を対象に体育教室・英語教室・絵画造形教室などを開講しているが2016年より一部の直営教室にて学研教室とのフランチャイズ契約を締結し、また学研がカワイ音楽教室とのコラボとして学研教室のメニューとして組み入れた。 ()内はテキストのタイトルとなっている。 体育教室の内サッカーコース、器械体操コース、新体操コースは『カワイ杯』として全国大会を例年静岡県で開催している。 1973年に子会社のカワイ楽譜(1957年設立)より出版部門を受け継ぎ、「カワイ出版」のブランドで合唱曲、ピアノ作品などの楽譜、音楽書、絵本などを出版していたが、2017年に子会社の全音楽譜出版社に出版事業を譲渡した。2022年現在、カワイ出版は、「全音楽譜出版社カワイ出版部」のブランドとなっている。 1970年代以降、カワイはピアノ性能の一貫性と安定性を向上させるための代替素材の使用を開拓してきた。1971年、カワイは木材の使用と関連する問題を克服するためにアクションの部品にABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)複合材料を使用し始めた。カワイの設計エンジニアは、「湿度の変化にともない顕著に収縮および膨潤する性質を持つ木材は、安定したピアノタッチを確保するために厳密な公差を維持しなければならないピアノアクションで使用するための材料として理想的とは言えない」と結論を下した。そのため、彼らは選ばれた木製アクション部品を徐々にABS部品に置き換えた。 カワイによれば[5]、カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 2002年、カワイは炭素繊維入りABS樹脂を使ったウルトラ・レスポンシブ・アクションを発表した。ABSカーボン(ABS-Carbon)と名付けられたこの新素材はカワイのアクション部品の強度を高め、重さを低減し、これによって全体のアクション操作がより速くなった(トリルを演奏する時のコントロールのために非常に重要である)。炭素繊維の追加はABSカーボンアクション部品の剛性も高め、これによってアクションは奏者のより少ない労力でより大きな力を生み出すことが可能となった。カワイは、素材および設計におけるこれらの進歩が長年にわたって高い堅実性を持ってウルトラ・レスポンシブ・アクションが奏者の意図により正確に応答するのを助ける、と強く主張している。 カワイのグランドピアノは1960年代および1970年代に製造されたモデル500/600から、教師や公共機関の間で人気となった1980年代および1990年代初頭のKGシリーズまで何十年にもわたって着実に進化してきた。その間、カワイのグランドピアノは頻繁に使用しても長期間、安定な性能を示すとして高い評価を得た。1996年、カワイはウルトラ・レスポンシブ・ABSアクションを搭載したRXシリーズグランドピアノを発表した。RXシリーズは2004年にABSカーボンを使ったウルトラ・レスポンシブ・アクションIIの導入によって進化を続けた。2009年、新たなアコースティック共鳴無垢スプルース響板を持ち、ハンマーへフェノール性安定化剤を添加したRX BLAKシリーズが初公開された。安定化剤の添加は音色と一貫性の向上のためにハンマー打弦の正確性をさらに高めた。RX BLAKシリーズは多くの表面的な変更も取り入れた。2013年、カワイは最新の高性能グランドシリーズGX BLAKを発表した。 現行のカワイグランドピアノ製品種目は以下のモデルから構成される(Shigeru Kawaiを除く)。 カワイのアップライトピアノは(米国では)以下の4つのクラスに分かれる: Kシリーズ・プロフェッショナルアップライト、デザイナーシリーズアップライト、インスティトゥーショナルアップライト、コンティネンタルアップライト。カワイKシリーズプロフェッショナルアップライトは高さが114 cmから134 cmである。全てABSカーボンを使ったカワイのウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが搭載されている。 デザイナーシリーズは高さが113 cmと117 cmである。これは主に家庭での使用のために購入される。 インスティトゥーショナルアップライトは学校での頻繁な使用のために作られる。UST-9には強化ベンチ、より太い支柱およびサイドパネル、丈夫なトゥブロック、二重ゴムキャスターが含まれる。 Kawai K-15は流線形の欧州風外見のためにトゥブロックをもたない唯一のコンチネンタルアップライトである。 Shigeru Kawaiはカワイの最高級グランドピアノシリーズである。ブランド名は2代目社長の河合滋にちなむ。 コンサートアーティストシリーズ
教育事業
音楽教室
リトミックコース
おんがく広場
クーちゃんランド(クーちゃんいっしょにあそぼ!)
くるくるクラブ(くるくるといっしょ)
ピコルわーるど(ピコルわーるど)
鍵盤楽器コース
3歳ソルフェージュ(おんがくのーと)
チャイルドコーナー(ピコルのぼうけん)
ピアノコース(サウンドツリー)
学研教室こどもピアノコース
スーパーピアノコース
受験準備コース
絵画造形教室
英語教室
体育教室
出版事業
製品
ピアノ
グランドピアノYOSHIKIのためのカワイ特注コンサートグランドピアノ(1993年)
EX-L コンサートグランドピアノ - 278 cm
GX-7 セミコンサートグランドピアノ - 229 cm
GX-6 アーティストグランドピアノ - 214 cm
GX-5 アーティストグランドピアノ - 200 cm
GX-3 プロフェッショナルグランドピアノ - 188 cm
GX-2 クラシックグランドピアノ - 180 cm
GX-1 ベビーグランドピアノ - 166 cm
GL-50 グランドピアノ - 188 cm
GL-40 グランドピアノ - 180 cm
GL-30 グランドピアノ - 166 cm
GL-20 グランドピアノ - 157 cm
GL-10 グランドピアノ - 153 cm
CR-40A クリスタルグランドピアノ - 185 cm
カワイ・コンチネンタル・アップライトピアノの内部
アップライトピアノ
プロフェッショナルアップライト
K-800: 134 cm アップライトグランド
K-700: 130 cm プロフェッショナルグランド
K-600: 134 cm アップライトグランド
K-500: 130 cm プロフェッショナルアップライト
K-400: 122 cm プロフェッショナルアップライト
K-300: 122 cm プロフェッショナルアップライト
K-200: 114 cm プロフェッショナルアップライト
デザイナースタジオおよびコンソール
907: 117 cm デザイナースタジオ
607: 113 cm デザイナーコンソール
508: 113 cm デザイナーコンソール
インスティトゥーショナルアップライト
UST9: 117.5 cm インスティトゥーショナルアップライト
506N: 113 cm インスティトゥーショナルアップライト
コンチネンタルアップライト
K-15: 110 cm コンチネンタルアップライト
Shigeru Kawai
SK-EX[6]: 278 cm
SK-7: 229 cm
SK-6: 214 cm
SK-5: 200 cm
SK-3: 188 cm
SK-2: 180 cm
DIAPASON「ディアパソン」および「大橋幡岩」も参照
グランドピアノ
DR-500: 211 cm(生産終了)
DR-300: 183 cm
DR-6F: 183 cm
DR-5: 183 cm(生産終了)
D-164F: 164 cm
D-164R: 164 cm
アップライトピアノ
DR-86: 132 cm
DL-132: 132 cm(生産終了)
DL-125: 125 cm
DN-48: 125 cm(生産終了)
デジタルピアノ
CA98
CA97
CA95(生産終了)
Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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