河合塾
[Wikipedia|▼Menu]

学校法人河合塾
Kawaijuku Educational Institution


河合塾(西館)(名古屋市 千種区)
創立者河合逸治
団体種類学校法人
設立1955年3月14日
所在地愛知県名古屋市千種区今池2-1-10
法人番号8180005002165
主要人物河合英樹(理事長)
活動内容高卒生・高校生・中学生・小学生教育事業、高校・大学向け教育活動支援事業、教育の研究・開発
活動手段教育事業
ウェブサイトwww.kawai-juku.ac.jp
テンプレートを表示

株式会社KJホールディングス種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
170-0013
東京都豊島区東池袋四丁目21-6
第3キンズメンビル4階
設立2010年2月1日
法人番号1013301028550
代表者代表取締役社長 坂東 嘉人
資本金8000万円
純利益4億2838万円
(2023年3月期)[1]
総資産155億5673万4000円
(2023年3月期)[1]
テンプレートを表示

河合塾(かわいじゅく)は、愛知県名古屋市を本拠とする日本の大手予備校、および同予備校(専修学校各種学校)を運営する学校法人

代々木ゼミナール駿台予備学校と並ぶ三大予備校の一つである。また河合塾の模試は全国統一模試(全統模試)などが有名である。「机の河合」と呼ばれることがある[2]。キャッチコピーは、「すべては一人ひとりの生徒のために」。塾訓は、「汝自らを求めよ」。
沿革旧16号館名古屋校
名古屋・名駅地区の主力校舎だったが、2012年、名古屋駅前に新築移転した[3]

1933年 - 教育理念「すべては、一人ひとりの生徒のために」を掲げ、英文学者の河合逸治によって「河合英学塾」として開校。

1937年 - 「河合塾」と改称。桜山校(名古屋市)開校。

1955年 - 学校法人河合塾として改組。

1956年 - 名駅校開校。以後、名古屋市内に校舎を展開。

1964年 - 逸治の二男河合邦人が理事長に就任。「株式会社学協」設立。

1968年 - チュートリアルシステム誕生。

1970年 - 「英才教育研究所河合塾教室」(現「ドルトンスクール」)開校、「名古屋英会話センター」(現「トライデント外国語・ホテル・ブライダル専門学校」)設立。「真貴幼稚園」開園。「美術系大学進学コース」(現「河合塾美術研究所」)新設。

1971年 - 夜間部補習科を「グリーンコース」と改称。

1972年 - 「全国進学情報センター」設立。全国統一模試(全統模試)開始。

1973年 - 英才教育研究所河合塾教室を独立させ「河合塾英才教育研究所」(現「ドルトンスクール名古屋」「ドルトンスクール東京」)設立。

1974年 - 出版事業開始。日本初の特定大学模試「東大入試オープン」(「東大即応オープン」)実施。

1977年 - 東京進出(駒場校開校)以後全国各地に校舎展開[注釈 1]

1978年 - 学校法人河合塾学園を学校法人河合塾と分離設立し、トライデント外国語専門学校が愛知県下で初めての専門学校となる。

1979年 - 大学共通第1次学力試験(現・大学入学共通テスト)がスタートし、自己採点集計(現「共通テストリサーチ」)を開始。

1982年 - 「財団法人河合記念奨学財団」(現「公益財団法人河合記念奨学財団」)設立。逸治の長男河合斌人が理事長に就任。

1983年 - 地域密着型教室展開を開始。「株式会社河合塾進学研究社」「株式会社河合塾グリーンアカデミー」設立。

1984年 - 「河合文化教育研究所」設立。「名古屋情報処理専門学校」(現「トライデントコンピュータ専門学校」)開校。

1987年 - 社会人・大学生教育事業に本格参入、帰国生への教育事業・留学生事業(現「海外帰国生コース」)開始。

1988年 - 「河合サテライト講座」開講(日本初のサテライト講座)。大検(現高卒認定試験)・通信制高校生支援コース「COSMO」新設。

1989年 - 「専門学校トライデントスクールオブデザイン」(現「トライデントデザイン専門学校」)開校。「株式会社河合出版」設立。

1996年 - 「K会」新設。

1997年 - トップレベル中高一貫校生対象「MEPLO」新設。大学入試情報の提供サイト「Kei-Net」開始。「河合塾KALS」新設。

1998年 - 「現役生教室」新設。

1999年 - 「現役館」新設。

2000年 - 「ゴートゥースクール・ドット・コム株式会社」(現「株式会社KEIアドバンス」)、「株式会社テスト研究センター」設立。

2001年 - リトルサイエンティスト独占使用権取得。

2002年 - 「ドルトンスクール名古屋」が各種学校認可。

2003年 - 「株式会社全国試験運営センター」設立。

2004年 - 学校法人札幌予備学院への経営参画。

2006年 - 「学校法人札幌予備学院」を吸収合併。学校法人文理学院との提携強化、「株式会社文理ラーニング」、「株式会社河合塾マナビス」設立。「河合塾Wings」新設。

2008年 - 「株式会社日能研東海」設立。

2009年 - 「株式会社ハピラル・テストソリューションズ」設立。

2010年 - 「株式会社KJホールディングス」設立。

2011年 - 「ドルトンスクール東京」が各種学校認可。株式会社毎日コムネットと資本業務提携。「UCLAエクステンション東京センター」開設。

2012年 - 「学伸館」新設。河合塾浜松が移転、浜松校として専修学校認可。

2013年 - 株式会社イー・コミュニケーションズと資本業務提携。河合塾名古屋校が移転。

2014年 - 「一般財団法人日本教育研究イノベーションセンター」(JCERI)設立。株式会社リアセックと資本業務提携。株式会社ウィル・シードをグループ化。

2015年 - 「K-pro」、「KAWAIJUKU English School」新設。株式会社日米英語学院をグループ化。株式会社イオレと資本業務提携。シンガポールに「WS PARTNERS PTE LTD」設立。

2016年 - 新しい学力測定・統合アセスメント「学びみらいPASS」提供開始。

2017年 - 「河合塾Wings高等部」新設。IBCパブリッシング株式会社と資本業務提携。株式会社セブンシーズをグループ化。

2018年 - 「ドルトン東京学園中等部・高等部」東京都より設置認可。「株式会社レペリオ」設立。

2019年 - 「ドルトン東京学園中等部・高等部」開校、「株式会社河合塾One」「株式会社ピックアンドミックス」「株式会社キャンプマナビス」設立。「株式会社E.E.A」をグループ化。

2020年 - 6月1日付けで河合英樹が理事長に就任。前理事長であった河合弘登が理事会長に就任[4]。キョーイクホールディングス株式会社と資本業務提携。「キョーイクホールディングス株式会社」「株式会社キョーイク」「株式会社メディカルラボ」、「株式会社アンファン」をグループ化。

事業
大学受験予備校

代々木ゼミナール駿台予備学校と並ぶ「三大予備校」のひとつに数えられる。学校施設の向上やテキストおよび模試の編集、文系の指導などに力を入れていたこともあり、「机の河合」、「テキストの河合」、「模試の河合」、「文系の河合」という異名を持つ。

河合サテライト講座という名称で、大手予備校の中でいち早く衛星放送事業を開始した[注釈 2]。講義はスタジオで収録し、その長所を生かしてCGや実験映像などをふんだんに用いて、視覚的に解説することを可能にした点が特徴。全国の河合塾校舎のみならず提携塾や個人塾、高等学校に配信されている。

大手3予備校の中では他校に先駆けて1980年代から現役生重視路線が見られ、現役小学生・中学生・高校生向けの「グリーンコース」、中高一貫校生向けの「東大現役進学塾-MEPLO-」、トップレベルの高校生向けの「K会」にも力を入れている。

愛知県の私立中学受験に関しては経営分離し、日能研との合弁会社「日能研東海」(2008年1月設立)が担っていくこととなった。
全般的な受験事業
模擬試験(全統模試)

全国統一模擬試験全統模試)の主催をしている。
共通テストリサーチ

共通テストの自己採点結果を収集・分析し、合格可能性を判定するサービス「共通テストリサーチ」を行っている(詳しくは自己採点を参照)。
出版事業

受験関連書籍を出版・販売することを目的とし、河合出版株式会社を設立した。種々の参考書及び問題集、入試過去問題などを扱う。
試験業務の受託

大学入学共通テストや大学入試問題の問題点を経営陣が指摘し、2003年、各種試験問題の作成及び試験業務全般を受託する株式会社「全国試験運営センター」(NEXA)を設立した。当初は河合塾と人材派遣業のパソナの出資で設立し、その後日本電子計算株式会社が出資した。河合塾の全統模試も全国試験運営センターやグループ会社の「ハピラル・テストソリューションズ」が問題作成・試験会場運営・採点業務まで行っている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef