武漢市や宜昌市等を擁する中華人民共和国の省「湖北省」とは異なります。
河北省
略称: 冀 (.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: Ji)
簡体字河北
繁体字河北
?音 Heb?i
中国地名の変遷
建置古代
使用状況河北省
春秋燕・晋等
戦国趙
秦上谷郡・右北平郡等
前漢上谷郡・常山郡・勃海郡等
後漢上谷郡・鉅鹿郡・中山国
三国幽州・冀州
西晋幽州・冀州・司州
東晋十六国幽州・冀州・司州
南北朝燕州・定州・平州等
隋?郡・漁陽郡等
唐河北道
北宋/遼河北路
河北東路・河北西路
元中書省
明京師
清直隷省
中華民国直隷省
河北省(1928年)
現代河北省
河北省(かほくしょう、中国語:河北省、?音:Heb?i Sh?ng、英語:Hebei)は、中華人民共和国の省の一つ。省都は石家荘市。河北の省名は、黄河の北にあることに由来する。河北省の旧称冀州から、略称は冀。 黄河の北に位置し、渤海に面する。西側には太行山脈、北には燕山山脈がそびえ、華北平原が広がる。黄河以外の主要な河川には、海河や?河などがある。 北京市・天津市を取り囲むように位置し、北部は遼寧省・内モンゴル自治区と接し、西部は山西省、南部は山東省・河南省と接している。 2003年末の省人口は6,770万人で、漢族が96%を占め、少数民族は288万人であった。少数民族の中では満族が184万人と最も多く、大部分は承徳市各県と青竜満族自治県・遵化市・易県などに住む。以下は回族56万人、モンゴル族の14万人、朝鮮族9千人などとなる。冀魯官話などの方言がある。 河北省での人類の活動はホモ・エレクトスの化石までを辿るならば約200万年前まで遡る。また中国の神話上の人物である黄帝・炎帝も河北で活動しており堯・舜・禹の足跡も数多く残されている。 殷代には現在の?台市南西部に遷都されている。戦国時代なると中国は「戦国七雄」により分割された群雄割拠の時代を迎え、河北省は北部に燕、南に趙、中部には中山国が立てられた。 前221年、秦朝が中国を統一すると郡県制が施行され、全国を36郡に分割した。河北省には上谷郡・漁陽郡・右北平郡・広陽郡・邯鄲郡・鉅鹿郡・代郡・恒山郡の8郡が設置された。前漢が成立すると全国は13刺史部に分割され、河北省は北部は幽州刺史部、中南部は冀州刺史部に属し、張家口北部は北方民族である匈奴・烏桓の活動地域とされた。漢代以降、幽州・冀州は一級行政区とされ、その後の魏晋南北朝時代を通じ沿襲されている。 隋代になると607年(大業3年)の州制廃止に伴い北平郡・恒山郡等14郡が設置されている。唐代が成立すると627年(貞観元年)に全国を10道に分割、河北省はその大分を河北道、一部を河東道及び関内道 宋代には河北路
地理
人口
歴史「河北省 (中華民国)」および「河北省 (汪兆銘政権)」も参照
中華民国成立後も直隷省とされていたが、1928年(民国17年)の南京遷都にともない河北省と改称された。中華人民共和国成立後、熱河省承徳付近と察哈爾省張家口付近を統合、省都は保定市に設置されたが、1958年に天津市に移転、1967年に再び保定市とされ、更に1971年に石家荘市に遷されている。