沢崎 順之助（さわさき じゅんのすけ、1931年5月10日 - ）は、日本のアメリカ文学者、翻訳家。昭和女子大学名誉教授。
経歴

東京都出身。フランス文学者の沢崎浩平の兄。1953年東京大学文学部英文科卒、1955年同大学院修士課程修了、平井正穂に師事して英国詩を学ぶ。國學院大學講師、1961年東京都立大学講師、助教授、1969年ニューヨーク大学に留学、のち教授を経て、1989年昭和女子大学教授。1995年『パターソン』で読売文学賞受賞。2006年定年退職、名誉教授。

英国詩からアメリカ詩に移りウィリアム・カーロス・ウィリアムズを専門とする。エドガー・アラン・ポオの短編・詩やT・S・エリオットなど古典の訳も行っている。
主な翻訳

怒れる海 ロマン主義の海のイメージ　W・H・オーデン 南雲堂 1962

アラビアのロレンス　ロバート・ペイン　中野好夫共訳 筑摩書房 1963　実質は単独訳（同名の映画作品公開での出版）

中央アジア踏査記　オーレル・スタイン ＜西域探検紀行全集＞白水社 初版1966　新装版2004、単行判でも重刷。

小説人間の歴史 第1　J・A・ミッチェナー 中野好夫・小野寺健共訳 河出書房 1967

図説探検の世界史13　南十字星の国ぐに　ジュリアン・ホランド 集英社 1976

ルイス・キャロル詩集　不思議の国の言葉たち 高橋康也共訳 筑摩書房 1977、ちくま文庫　1989

詩学入門　エズラ・パウンド 　冨山房百科文庫 1979　新書判

詩の生まれるとき テッド・ヒューズ 南雲堂 1983

W・H・オーデン詩集　思潮社（海外詩文庫） 1993　新書判

パターソン　ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ 思潮社 1994

雪と岩から、混沌から ヘイデン・カルース D.W.ライト共訳 書肆山田 1996

アメリカ現代詩101人集 D.W.ライト編 森邦夫、江田孝臣共訳 思潮社 1999

典拠管理

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NDL: 00069256

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更新日時:2018年5月24日(木)13:35
取得日時:2018/06/29 15:55