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出典検索?: "沈黙の艦隊"
沈黙の艦隊
ジャンル架空戦記、軍事・政治、青年漫画
漫画
作者かわぐちかいじ
出版社講談社
掲載誌モーニング
レーベルモーニングKC
発表期間1988年 - 1996年
巻数全32巻
アニメ
原作かわぐちかいじ
監督高橋良輔
脚本吉川惣司
キャラクターデザイン加藤茂
メカニックデザイン山根公利
音楽千住明
アニメーション制作サンライズ
放送局TBS
放送期間1996年3月3日 -
OVA
原作かわぐちかいじ
監督高橋良輔
脚本吉川惣司
キャラクターデザイン平井久司
メカニックデザイン山根公利、平井久司
アニメーション制作サンライズ
発売日VOYAGE 2 1997年9月25日
VOYAGE 3 1998年1月25日
映画
原作かわぐちかいじ
監督吉野耕平
脚本高井光
音楽池頼広
制作クレデウス
製作Amazonスタジオ
配給東宝
封切日2023年9月29日
上映時間113分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画・アニメ・映画
ポータル漫画・アニメ・映画
『沈黙の艦隊』(ちんもくのかんたい)は、かわぐちかいじによる日本の漫画作品。『モーニング』(講談社)で1988年から1996年まで連載し、1990年に第14回講談社漫画賞一般部門を受賞する。2023年1月に紙と電子の両媒体を合わせた累計発行部数が3200万部を超える[1]。アニメやラジオドラマ、劇場版映画と実写ドラマが制作された。
潜水艦戦を描いた戦記に核戦争や国際政治などの問題提起を織込んだ物語の展開で、耳目を集めた。 タイトルの「沈黙の艦隊」は、「潜水艦戦力」を意味する英語の「Silent Service」の直訳に拠る。 8年で全32巻の長期間連載されたが、劇中の経過時間は2か月である。連載中にソビエト連邦の崩壊や冷戦終結など現実世界の世界情勢が劇的に変化し、本作の設定や物語に影響を及ぼしている。 連載を開始した1988年10月は、なだしお事件の2か月後で、海上自衛隊(海自)や潜水艦に関心が集まっている時期であった。 本作の連載終了後に、番外編として『モーニング』で連載されたスピンオフ作品『瑠璃の波風 沈黙の艦隊?海江田四郎青春譜』がある。 防衛庁の広報誌『セキュリタリアン』(財団法人防衛弘済会)では、官民の安全保障専門家が本作を分析する『「沈黙の艦隊」解体新書』が連載され、講談社によって1995年に単行本化された。 原作者かわぐちは、故郷の瀬戸内海は寝泊まりする漁船が多く、「動く独立国」の発想として『ひょっこりひょうたん島』の影響が大きかった、と述べている[2]。「スケール感やテーマなど実写化できない漫画を描いたつもりだったから、実写化したいという提案には無謀だとあきれた」とも語るが、後年に実写化[3]されて本記事映画項で後述する。
作品解説
中央官庁と国会の反響