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池 央耿(いけ ひろあき、1940年9月3日 - )は、日本の翻訳家。東京都大田区出身。日本文芸家協会会員。
1964年、国際基督教大学教養学部人文科学科卒。同年、産業技術映画協会の制作部に。1965年に一旦、フリーになった後、1966年?1972年に岩波映画製作所演出部に所属。
以後、フリーの翻訳家となる。その訳業は英米のノンフィクション、エッセイ、推理小説、サスペンス、冒険小説、SF、ファンタジー、児童文学など多岐にわたる。
映画の『E.T.』ノベライズ版や、ロバート・フルガム
(英語版)『人生に必要な知恵は幼稚園の砂場で学んだ』、ピーター・メイル『南仏プロヴァンスの12ヶ月』などがベストセラーになった。2013年12月に初の単著『翻訳万華鏡』(河出書房新社)を刊行した。
著書
『翻訳万華鏡』河出書房新社、2013年
翻訳
J.B.ピック『最後の谷』角川文庫 1971
トーマス・ロジャース『幸せをもとめて』角川文庫 1971
ネヴィル・シュート『さすらいの旅路』角川文庫 1971
チャールズ・ダービン『マフィアの復讐』角川文庫 1972
ジュリアス・ファスト『ビートルズ』角川文庫 1972
ハモンド・イネス(英語版)『キャンベル渓谷の激闘』ハヤカワ文庫 1972
ライオネル・デイヴィドソン『スミスのかもしか』角川書店 1972
アルビン・モスコウ『麻薬シンジケート <白い恐怖>の報告書』日本リーダーズダイジェスト社(ペガサス・ドキュメント)1972
ハモンド・イネス『怒りの山』早川書房 1972 のちハヤカワ文庫
デズモンド・コーリー『ゲシュタポ・ファイル 秘密情報部員JF』日本リーダーズダイジェスト社 1972(ペガサスノベルズ)
ドン・ペンドルトン『マフィアへの挑戦』1-20 高見浩共訳、創元推理文庫 1973-85
ハモンド・イネス『孤独なスキーヤー』ハヤカワ文庫 1973
ジェイムズ・マンロー『ナンバーのない男 国際殺人局K』早川書房 1973
サイ・リバコブ、バーバラ・リバコブ『ボブ・ディラン』角川文庫 1974
スチュアート・ジェイスン『屠殺人/血の負債』早川書房 1974
ベン・ハース『みどりの谷』角川文庫 1974
オビッド・デマリス『帝王 ビッグマフィア』立風書房 1974
イブ・メルキオー『人狼部隊』角川書店 1974
ウォーレン・キーファー『リンガラ・コード』角川書店 1974 のち角川文庫
ジェラルド・サマーズ『兵士の鷹』角川文庫 1975
ヒュウ・イームズ『完全なる敗北 北極点をめぐる栄光と汚辱』文化放送 1975
ジェームズ・グレイディ『コンドルの六日間』新潮社 1975
ウイルバー・スミス『ゴールド』立風書房 1975
ロス・ラッセル『バードは生きている チャーリー・パーカーの栄光と苦難 草思社 1975
E・S・ガードナー『すねた娘』創元推理文庫 1976
ポール・アードマン『1979年の大破局』ごま書房 1976
J.ヴァン・デ・ウェテリンク『キュラソー島から来た女』ごま書房 1976
ハモンド・イネス『幻の金鉱』早川書房 1976
アイザック・アシモフ『黒後家蜘蛛の会』全5冊 創元推理文庫 1976-1990
アラン・ウィリアムズ、ウィリアム・マーシャル『ビートルズ派手にやれ! 無名時代』草思社 1976
『ガードナー傑作集』各務三郎編 番町書房(イフ・ノベルズ)1977
デイヴィッド・ホロウェイ『ルイスとクラーク 北米大陸の横断』草思社(大探検家シリーズ)1977
デニス・アイゼンバーグ、エリ・ランダウ『カルロスを追え! テロ・インターナショナル』角川書店 1977
フランク・D.ギルロイ『正午から三時まで』徳間書店 1977
E.S.ガードナー『怯えた相続人』創元推理文庫 1977
ドナルド・E・ウエストレーク『我輩はカモである』角川書店 1977 のちハヤカワ文庫
サンディ・フォークス『恐怖のハイウェイ』パシフィカ 1978
ラリー・ニーヴン/ジェリー・パーネル『神の目の小さな塵』創元推理文庫 1978
イブ・メルキオー『スリーパー・エージェント』角川書店 1978
ジャック・ヒギンズ『獅子の怒り』パシフィカ 1978 のち創元推理文庫
アイザック・アシモフ『聖者の行進』創元推理文庫 1979
ラッセル・ブラッドン『ウィンブルドン』新潮社 1979 のち新潮文庫、創元推理文庫
ハモンド・イネス『北海の星』ハヤカワ文庫 1979
J.コルトレーン『雲の死角』文春文庫 1979
ポール・アードマン『オイルクラッシュ』新潮文庫 1979
ハモンド・イネス『キャプテン・クック最後の航海』パシフィカ 1979 のち創元推理文庫
ウォーレン・キーファー『カエサレアのパピルス』角川書店 1979
ジャック・フットレル『思考機械の事件簿 2』創元推理文庫 1979
『ガードナー怪盗と接吻と女たち』各務三郎編 講談社文庫 1979
ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』 創元推理文庫 1980
ロバート・アプトン『死を招く配当』文春文庫 1980
イブ・メルキオー『ハイガーロッホ破壊指令』角川書店 1980
ロジャー・ゼラズニイ『魔性の子』東京創元社 1981 のち創元推理文庫
J.ヴァン・デ・ウェテリンク『オカルト趣味の娼婦』 創元推理文庫 1981
ジェイムズ・P.ホーガン『ガニメデの優しい巨人』創元推理文庫 1981
J.ヴァン・デ・ウェテリンク『アムステルダムの異邦人』創元推理文庫 1981
アンブローズ・クランシー『北アイルランドの襲撃者たち』新潮社 1981
フランク・ロス『謀略結社マトリックス』ハヤカワ文庫 1982
ポール・アードマン『1985年の大逆転』講談社 1982
ジャック・ウィンチェスター『スパイよさらば』 文春文庫 1982
ウィリアム・コツウィンクル 『E.T.』新潮文庫 1982
ジェイムズ・P.ホーガン『巨人たちの星』創元推理文庫 1983
ハモンド・イネス『ソロモンの怒濤』ハヤカワ文庫 1983
アーサー・キャヴァノー『追憶のブルックリン』角川書店 1983
ディクスン・カー『亡霊たちの真昼』 創元推理文庫 1983
ポール・アードマン『アメリカ最期の日』講談社文庫 1983
ダグラス・リーマン(英語版)『黒海奇襲作戦』 ハヤカワ文庫 1984
ブルース・ブラウン『雲の峰鮭の川』新潮社 1984
フリーマントル『ディーケンの戦い』新潮文庫 1984
クレイグ・ブロード『テクノストレス』高見浩共訳 新潮社 1984
ロジャー・ゼラズニイ『外道の市』創元推理文庫 1985
『クリスマス12のミステリー』アシモフ他編 新潮文庫 1985
ウォーレン・キーファー『誘拐者』角川書店 1985
カール・セーガン『コンタクト』高見浩共訳 新潮社 1986 のち新潮文庫
ハロルド・アダムズ『灯蛾の落ちる時』創元推理文庫 1987
J.ヴァン・デ・ウェテリンク『大道商人の死』創元推理文庫 1987
ジョン・エジャートン『ある大家族の歴史 アメリカ市民の社会史』草思社 1987
ハモンド・イネス『ベルリン空輸回廊』徳間文庫 1987
イブ・メルキオー『<B-B枢軸>極秘ルート』角川文庫 1987
アイザック・アシモフ『象牙の塔の殺人』創元推理文庫 1988
ハロルド・アダムズ『赤い報酬』創元推理文庫 1988
『クリスマス13の戦慄』 I.アシモフ他編 新潮文庫 1988
ハモンド・イネス『黒い海流』ハヤカワ文庫 1988
ボブ・ウッドワード『ヴェール CIAの極秘戦略1981-1987』文藝春秋 1988
フリーマントル『空白の記録 孤児救出作戦の真相を知った男』新潮文庫 1988
ウィルバー・スミス『地底のエルドラド』創元推理文庫 1988
アイザック・アシモフ『ユニオン・クラブ綺談』創元推理文庫 1989
フリーマントル『スパイよさらば』新潮文庫 1989
ロバート・フルガム『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』河出書房新社 1990 のち河出文庫
ジョン・クルーズ『アフガンの「百合」』光文社文庫 1990
フリーマントル『クレムリン・キス』新潮文庫 1990
クリフォード・ストール『カッコウはコンピュータに卵を産む』草思社 1991
ヴィターリ・ヴィターリエフ『ソヴィエト社会衝撃の闇』新潮社 1991
スティーヴン・キング『暗黒の塔』1、2 角川書店 1992-1996 のち角川文庫