池上 千寿子(いけがみ ちずこ、1946年11月21日 - )は、日本の女性史家、性科学者、文筆家、翻訳家。 北海道生まれ。1965年に東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)卒業。1969年東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒業。 育児雑誌編集長、1972年『アメリカ女性解放史』を刊行、1982年ハワイ大学環太平洋性・社会研究所研究員、『シングル・マザー』を刊行し、この言葉を広めた。 フェミニスト的な著書などを刊行したのち、1992年「HIVと人権・情報センター」東京支部代表、東京都エイズ専門家会議委員。 1994年エイズ予防啓発団体「ぷれいす東京」代表(のちNPO)、日本性教育協会理事、2000年厚生労働省エイズ対策研究事業主任研究者、慶應義塾大学非常勤講師、厚生科学審議会感染症分科会エイズ専門委員、厚生労働省エイズ発生動向調査委員会委員。 2005年エイボン女性教育賞受賞。2006年エイズ予防財団、性と健康医学財団各理事。 2009年日本エイズ学会第6回学会賞(シミック賞)受賞[1]、2016年社会貢献支援財団より社会貢献者表彰[2]。
人物
著書
『アメリカ女性解放史』亜紀書房 1972
『女は男より優秀である』ごま書房(ゴマブックス)1979
『やがて悲しいアメリカ人』はまの出版
『性ってなんだろう』大修館書店 1989
『男女交際ってなんだろう 日米学校事情』大修館書店 1991
『アダムとイブのやぶにらみ 刺激的ヒューマン・ウォッチングのすすめ』はまの出版 1996
『思いこみの性、リスキーなセックス』岩波書店、2011
『21世紀の課題=今こそ、エイズを考える』日本性教育協会 性教育ハンドブック 2011
『性について語ろう 子どもと一緒に考える』岩波ブックレット 2013
編著
『シングル・マザー 結婚を選ばなかった女たちの生と性』学陽書房 1982
『エイズ 性・愛・病気』ミルトン・ダイアモンド共著 現代書館 1988
『中学生がつづるわたしと彼の愛とセックス』 はまの出版 1991
翻訳
ウェザーマン地下組織『アメリカ革命宣言』三一書房 1975
ジョン・ブッセマン(作)、マリー・セブリン(画)『ミズ・マーベル1』小野耕世(監修)光文社 1978
ダイヤグラム・グループ『ウーマンズ・ボディー』根岸悦子
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