江戸前エルフ
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江戸前エルフ
ジャンル
コメディ[1]
漫画
作者樋口彰彦
出版社講談社
掲載誌少年マガジンエッジ
コミックDAYS
レーベルマガジンエッジKC
発表号少年マガジンエッジ:2019年7月号 - 2023年11月号
コミックDAYS:2023年12月20日 -
発表期間2019年6月17日[2] -
巻数既刊9巻(2024年2月現在)
アニメ
原作樋口彰彦
監督安齋剛文
シリーズ構成ヤスカワショウゴ
脚本ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン小田武士
音楽松田彬人
アニメーション制作C2C
製作「江戸前エルフ」製作委員会
放送局毎日放送TBSほか
放送期間2023年4月8日 - 6月24日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『江戸前エルフ』(えどまえエルフ)は、樋口彰彦による日本漫画作品。『少年マガジンエッジ』(講談社)にて2019年7月号より2023年11月号まで連載[2][3]。2023年10月17日発売の11月号で同誌の休刊に伴い[4]、同年の12月20日より講談社の漫画配信サイト『コミックDAYS』に移籍し連載中[5][6]東京月島江戸時代から400年以上続く「高耳神社」[注釈 1]を舞台に、異世界から召喚されご神体として祀られてきたエルフと、その巫女としての役割を引き継いだ女子高生による日常コメディが描かれる[2]。また、作中を通して江戸時代の東京の風習や浮世などを解説している。

メディアミックスとして、2023年4月から6月までテレビアニメが放送された[8][9][10]
登場人物

声の項はテレビアニメの担当声優
高耳神社の人々
小金井 小糸(こがねい こいと)
声 -
尾崎由香[8]本作の主人公。東京都中央区月島にあり、創社400年以上という設定の高耳(たかみみ)神社15代目になって3か月[注釈 2]巫女(みこ)[12]。16歳[12](かんなぎ)として高耳毘売命(たかみみひめのみこと)に仕える[12]。幼くして母を亡くした際に慰めてくれた美女を「白い人(正体はエルダ)」として憧れを抱き、オシャレなレディを目指しているが、中学3年間のお年玉を貯めて高級ブランドのバッグ(知人たちが口を揃えて「全然似合ってない」と言う)を買い、そのまま高校通学用のバッグにしたりブランドの紙袋をいつまでも使い回すなど若干残念な所がある。また、カタカナ言葉が苦手な他、第二次成長期なためか食の誘惑に抗えない所があり、エルダの深夜の間食のお誘いを受ける事もしばしばある。将来憧れの大人の女性になるため毎日牛乳1リットルを飲んでいるが、身長は伸びていない。中学時代は陸上部所属で詩を書いていたことがある。好物の甘味は「栗きんとん」。
エルダリエ・イルマ・ファノメネル
声 - 小清水亜美[8]通称・エルダ。621歳[13]異世界から400年以上前に召喚されたエルフで、高耳神社のご神体として祀(まつ)られる高耳毘売命[13]。現代文明と趣味を満喫するひきこもりな「ダメな奴」で、毎日ノートパソコンを弄りながら通販でオタクアイテムやお取り寄せスイーツを買うなど「ダラダラ」しているが、氏子(町内の人)たちからは「高耳様」と呼ばれ慕われている[11]。隠し事をしても相手の優しさに触れて白状する情に厚い性格。また、人間と違い不死のエルフであるが故にこれまでに沢山の出会いと別れを経験しており、時折見せる悲しみの混じった様な表情が小糸を心配させることも有る。おたく文化の幅が広く、興味を持っては尋常ではないほどに打ち込み、時には散財が酷い事も。特に江戸時代に舶来品のギヤマンを見て以来ガラス工芸に興味を持ち、現在も様々な空き瓶を収集している。記憶力が高い上に江戸時代から現在までの風習や文化の造詣が深く、毎回小糸達に解説する。プラモやゲームなどで指を鍛えているが、400年間あまり運動していないため、指以外の筋肉が衰えており、近所を走っただけでも翌日には脚が筋肉痛になるほど。夜更かしの為にレッドブル(原作では「レッドベル」、アニメ版は実名)を愛飲しているが1日1本の制約を小糸から受けている。そのため、レッドベルの代わりに同じエナジードリンクである「モンエネ」を飲むことも。元の世界では内陸地出身で、日本に召喚されるまで海を見た事がなく、また泳ぐという習慣すらなかったためカナヅチ。佃煮が好物であり、異世界から召喚されて間もない頃は苦手であった白米を克服するきっかけとなったほど。
風の精霊
エルダの召喚魔法により召喚される精霊。遠くの対象に思念(会話)を繋げる役目を仰せつかっているが、対象の所に行く必要があり、毎回対象を探しに月島中を飛び回っている苦労人(?)。エルダがスマートフォンにハマった際は相手にしてもらえずグレた事もある[注釈 3]。大気中の菌類とも仲が良く、昔は精霊が作った御神酒は絶品だと高耳神社で有名だったが、昭和初期に酒税法が制定されてから作れなくなり、のちに八千代の案で漬物を作る役目を仰せつかった[14]
小金井 小柚子(こがねい こゆず)
声 - 関根瞳[15]小糸の妹で小学生。料理が得意でエルダの食事を一手に担う。礼儀正しくしっかりした性格。食材を買うために毎日早朝に豊洲市場に赴き、その目利きは本職ですら唸らせるほど。そのため豊洲(や前身の築地市場)の業者から信頼され、地元の観光協会からも新メニューの相談を受けるほど信頼されている。常に照れている様な言動で照れ汗の描写がある。甘え下手であり、学校の宿題を偽造して小糸に甘える年相応の行動を取ることもある。
小金井 菊次郎(こがねい きくじろう)
小糸と小柚子の祖父にして高耳神社宮司。1人娘で巫女の小夜子が亡くなり、孫娘の小糸が巫女を継承するまでの10年間、エルダの世話役をしていた。町内会の会合や神事などで多忙であり、一応登場はするものの姿を見せた事がない[16][17]
小金井 小夜子(こがねい さよこ)
声 - 河瀬茉希小糸と小柚子の母。故人。テレビアニメ10話と12話Bパートのナレーションを担当。
月島の人々
桜庭 高麗(さくらば こま)
声 -
相川遥花[15]小糸の幼なじみで親友。高校のクラスメイト。快活で歯に衣着せない言動をしばしばする。学力も高く、授業は聞くだけで内容をほとんど覚えるほど。そのそつなくこなす性格なため常に暇を持て余しており、暇潰しついでに学校行事の実行委員などに立候補したりしている。
門井 きらら(かどい きらら)
声 - 木村珠莉[18]月島のもんじゃストリートもんじゃ焼き屋「もんべえ」を経営する女性。小糸達とは顔なじみで、面倒見の良いお姉さん的存在。茜曰く、高校時代はヤンキーだったとの事。
島田 八千代(しまだ やちよ)
声 - 宮寺智子氏子の老婆で、TVゲームショップ「島田電気」を経営している[注釈 4]。エルダとは自身の御誕生詣で祝ってもらった頃からの仲で、彼女の性格を理解しており、時々TVゲームの本体やソフトを神饌として奉納している。
佐々木 茜(ささき あかね)
声 - 内山夕実江戸時代から続くエルダの掛かり付け医の当代の女医。毅然とした態度の診療がエルダからは「前代(母親)の薫と違って優しくない」として敬遠され気味。きららとは中学時代からの友人。私生活では一変して眼鏡をかけ、身なりや態度もだらしない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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