江戸前の旬
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江戸前の旬
ジャンル
料理・グルメ漫画
漫画:江戸前の旬
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌週刊漫画ゴラク
レーベルニチブンコミックス
発表期間1999年 -
巻数既刊122巻(2024年3月18日現在)
漫画:銀シャリ!! ―銀座・柳寿司三代目奮闘記
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌週刊漫画ゴラク
レーベルニチブンコミックス
巻数全1巻
漫画:寿司魂
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌別冊漫画ゴラク
レーベルニチブンコミックス
発表号? - 2015年2月号
巻数全14巻
漫画:北の寿司姫
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌食漫
レーベルニチブンコミックス
発表号? - 2010年12月号
巻数全3巻(第一部完)
漫画:江戸前の旬 ?旬と大吾?
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌漫画ゴラクスペシャル
レーベルニチブンコミックス
発表号2015年4月号 - 2016年8月号
巻数全3巻
漫画:虹のひとさら
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌漫画ゴラクスペシャル
レーベルニチブンコミックス
発表号2016年10月号 - 2017年10月号
巻数全2巻
漫画:ウオバカ!!!
原作・原案など九十九森(原作)
作画さとう輝
出版社日本文芸社
掲載誌漫画ゴラクスペシャル
レーベルニチブンコミックス
発表号2019年5月号 - 2020年8月号
巻数全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『江戸前の旬』(えどまえのしゅん)は、原作:九十九森、劇画:さとう輝による日本漫画作品。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて1999年より連載中。先行作品として同コンビによる『銀シャリ!! ―銀座・柳寿司三代目奮闘記』が同誌にて連載されていたが、単行本1巻分の連載後、『江戸前の旬』とタイトルを改めて仕切り直しの上で本格連載となった(初期は「銀シャリpart II」とタイトルロゴに付されていた)。タイトルロゴには『江戸前の旬』の上に副題として「銀座柳寿司三代目」とある[1]。2019年3月に連載1000回を迎えた。作中では、魚介類に関する知識や日本文化が紹介されることが多々ある。2019年9月時点で単独タイトルとしての累計発行部数は1250万部を[2]、スピンオフ作品などを含めたシリーズ累計発行部数は1500万部をそれぞれ突破している[2]

本項目では、『江戸前の旬』のシリーズ作品、特別編、外伝作品についても記述する。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2012年12月)(使い方

銀シャリ!! ―銀座・柳寿司三代目奮闘記
銀座・「柳寿司」の三男で高校生の柳葉旬は、父・鱒之介が病に倒れ、一時的な入院を余儀なくされたことをきっかけに寿司職人の道を志す。鱒之介が入院して休業状態となった「柳寿司」の仕事場で、旬は独学で寿司職人としての修業をスタートさせる。祖父の代からの「柳寿司」の常連客であるヒラマサの協力、天才的な発想と努力で、旬はメキメキと腕を上げて行き、最終的に鱒之介の直弟子である直哉からも寿司職人としての才能を認められたことで、鱒之介は旬の高校卒業を待って「柳寿司」三代目としての本格的な修業をさせることを決意するのだった。
江戸前の旬(本編)
時が流れ、20歳となった旬は、鱒之介の厳しい指導や、金子、八木沢ら常連を含む客たちの抱えている問題を寿司を握ることで解決してみせるなど、順調に寿司職人としての腕を上げていた。雑誌編集者の姉・真子が担当している小説家にして食通の池内正二郎、「東都デパート」の東堂会長などの大物も、たまたま訪れた「柳寿司」で、鱒之介の名人技や旬の才能や優しさに惚れ込み、新たな常連客となるなど、旬はその持って生まれた才能を一気に開花させようとしていた。そんな時、旬の前に生涯のライバルとなる高級店「嘉志寿司」の四代目、吉沢大吾が現れる。当初は自分より年齢も下で修業のキャリアも少ない旬を「三流店の小僧」と見下していた大吾だったが、数々のイベント勝負で旬に決定的な勝利を収めることが出来ず、「全国握りずしコンクール」での旬との同率2位(優勝は「勘兵衛」の磯村)に甘んじたことがきっかけとなり、さらなる高みを目指して京都の一流料亭へと修業に旅立つ。その後、ライバルにして親友の宮城・気仙沼「森寿司」の森野石松との共同作業や、鱒之介の兄弟子の息子、北海道「鮨 結城」の跡取り、結城達也への指導などでさらなる成長を遂げた旬は、池内の依頼で京都に出張して寿司を握ることになる。仕事の終了後、池内たちの誘いで京都でも一、二を争う高級料亭嵯峨美」へと招かれた旬は、追い回しとして屈辱に耐えながら京料理の真髄を必死で学び取ろうとしている大吾と再会、ひょんなことから寿司勝負を行うことになり、勝負を通して感じた大吾の成長に驚愕する。「全国握りずしコンクール」から2年後、「東都デパート」は再び寿司のイベント「東西すし祭り」を開催することになった。当初は東都デパートから出場依頼を受けた旬が東京代表として出場するはずだったが、紆余曲折の末、旬は東京代表の座を「巽寿司」の巽に譲る。松ヶ根の親方から関西寿司の指導を受けた後に巽にエールを送る旬だったが、「東西すし祭り」に出場した巽は、京都「さが美」の代表を任された大吾の前に敗北寸前にまで追い込まれてしまう。急遽助っ人として巽をサポートする旬を、当初は見下していた大吾だったが、最終的に勝ったものの旬の協力で巽の猛追を許し、「たとえこの大会で勝っても旬に勝ったと言えるのか!」と歯がみする。
登場人物

登場人物は、全員初期は顎が強調された厳つい顔つきだったが、物語が進むにつれて、すっきりとした顔立ちになっている。
柳葉家

家族は、魚にちなんだ名前が多い。江戸っ子下町人情が残る店で、銀座四丁目[3]にある大衆店【柳寿司】を経営している。なお、東京や神奈川に「柳寿司」が実在するが、本作の「柳寿司」とは無関係。寿司は元々ファストフードだったことから、客にはしゃっちょこばらず好きなように食を楽しんでもらうことを店のモットーとしている[4]。源治と佐原直哉、工藤和彦は柳葉家の血筋ではないが、源治は鱒之介の同門であり、直哉は鱒之介の、和彦は旬の、其々の弟子で家族待遇となっているため、柳葉家に含める。札幌出身の結城達也、小樽出身の佐原直哉、津軽出身の工藤和彦と、弟子は北日本出身者ばかりである。家族待遇ではないが、「親父の教え子」という理由により、「九条料理専門学校」で鱒之介の教えを受けた者たちを、旬は弟(妹)弟子として扱っている。また、正式な弟子ではないが、中村と磯山太一は旬に、新見清人は鱒之介に寿司の教えを受けている。
柳葉 旬(やなぎば しゅん)
『江戸前の旬』本編の主人公。1979年3月15日午前0時3分誕生[5]。11本の角が生えたようなスパイクヘアの髪型が特徴。物語開始時の第1話(1999年3月発表)では20歳と明記されている。銀座北高等学校卒業。四人兄妹の末っ子だが、父・鱒之介が病に倒れたことをきっかけに、実家の寿司屋「柳寿司」の三代目を継ぐべく、鱒之介の下で寿司職人としての修業を始める。長年の修業の過程で、深川の親方こと新見清次郎、松ヶ根の親方、鱒之介の「兄弟子」結城哲らに師事、特に、清次郎と松ヶ根の親方にとっては、最後の弟子となった。また、「嘉志寿司」の吉沢大吾とは終生のライバルかつ最高の親友となる。仕事にストイックなあまり自分の恋愛に対しては不器用ですれ違いなども多く、また相手が自分に抱いた好意に気付かずに終わることもあったが、後に紆余曲折を経て藍子と結婚した。仕事以外の趣味は釣り。たとえ相手が自分より年やキャリアが下、時には寿司職人や料理人以外を相手にしていても、これまで培ってきた技術を惜しみなく伝授するなどの懐の深い面もある。修業の過程で日本中の数々の若手職人たちとも交流を重ね、彼を中心に大きな横の繋がりが出来ている。基本穏やかで優しい性格もあり、当初は様々な理由から彼を嫌ったり憎んだりしていた若手職人も、最終的に彼に心服するようになる(完全な敵役、悪役としてほぼ一度しか登場しない職人は別)。コンクールやイベント、雑誌企画などで大吾をはじめとした他の寿司職人たちと競ってきた。旬本人は「勝ったことは一度もない」と言っているが、実際は勝ったことがある。英二との最初の勝負では英二を不戦敗に追い込んでいる。また、大吾との五番勝負ではトータルでこそ引き分けだったが、うち2勝しておりなおかつ大吾より先にトータルでの敗北を回避している[6]江戸前寿司もそれ以外の寿司も同じ「すし」であると考えており、それらを区別せず郷土料理や顧みられなくなった料理も積極的に取り入れる。回転寿司に対しても見下すことはなく、お客さんが自分たちの店に来てくれるのは、回転寿司の存在で寿司が一般の人にも身近になってくれたからだと語り、「寿司ロボット」で作られた寿司についても、心を込めて作られたものであれば立派な寿司だという考えを持っている。来店した回転寿司業界の人物にアドバイスを送ることも少なくない。最良と判断すれば、客のために江戸前寿司以外のすしを提供することもあり、江戸前寿司には無い寿司ダネを握ることもある。店の営業の傍ら、東京都ふぐ調理師の資格を取得するため、「さかい」にて姉の真子の夫すなわち義兄である哲也の下で修業したのち、試験に臨み、無事合格した。既に多くの寿司職人から一目置かれる存在になっているが、商売っ気がなく非常に良質なネタを損を覚悟して客に提供することもしばしば。この世代の人間には珍しい根っからのアナログ人間で、デジタル機器には疎く、携帯電話は決して持たない。和彦を弟子に迎えてからは、優しく時に厳しい親方としての修業もこなしている[7]。また、父親としての自覚も徐々に出てきたようである。みどりの育児と客の反応から自分の目指すべき寿司道がおぼろげながら見えてきた。そして、そのことの発端となった客との邂逅を経て鱒之介の模倣ではなく自分の目指すべき寿司の道を確立した。ヒラマサからは、食べるものを心から慈しみ安堵させる力があると称され、その立ち振舞いから握りの姿形は菩薩のようだと表現された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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